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森町役場

静岡県森町(もりまち)は、静岡県の西部に位置し、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市、島田市に接しています。 人口は17,000人ほどの小さな町です。 「遠州の小京都」、「三木の里」、「PASのふるさと森町」などの呼ばれ方をされています。 新東名高速道路のインターチェンジが2か所あり、自動車でのアクセス性が高い町です。 公共交通機関は、天竜浜名湖鉄道とバス路線(秋葉バスサービス、町営バス)が通っています。

【採用担当者インタビュー】見たいのはマナーではなくあなたの「中身」。180人の仲間が温かく迎える“静岡の小さな町”のリアル

森町役場

2026/06/26

「採用試験の面接は、まずはお辞儀の角度や入室の作法から…」そんな試験対策をしようとしていませんか?静岡県西部で一番小さな自治体である森町役場の選考基準は、驚くほど「人間味」にあふれています。今回は総務課の採用担当・高木さんに、受験者全員で臨むユニークな「研修試験」の狙いや、面接官が見ている本当のポイントをじっくり伺いました。職員数約180人という規模だからこそ生まれる、全員の顔と名前が一致する風通しの良さ、そして若手が主役になれる環境など、森町だからこそ描けるキャリアの魅力について、採用担当者ならではの視点でお話しいただきました。

 


受験者全員で学ぶ?森町独自の「研修試験」とその狙い

ー本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、森町役場の採用試験について、森町ならではのユニークな特徴や選考方法はありますか?

 

高木:よろしくお願いいたします。そうですね、森町の大きな特徴として、試験のタイミングや職種によって行われないこともありますが、「研修試験」という独自のステップを設けている点が挙げられます。

 

これは、一般的なペーパーテストや数十分の面接とは異なり、受験者の皆さんに実際に半日かけて研修プログラムを受講していただくというものです。

ー受験者の段階で「研修」を受けるというのは珍しい取り組みですね。具体的にはどのような内容で、受験生のどういったところを見ているのでしょうか。

 

高木:はい。具体的には、用意した講義や課題に対して研修を受けていただく中で、グループワークを行ったり、最後に全体の前で発表(プレゼンテーション)をしていただいたりします。

 

私たちがそのプロセスを通じて見ているのは、単に「勉強ができるか」という点ではありません。

 

ーと言いますと、どのような部分に注目されているのですか?

 

高木:与えられたテーマに対する「理解力」や、自分の考えを周りに伝える「表現力」はもちろんですが、グループワークの中で周囲とどのように意見を交わし、協力し合えるかという「社会性」や「積極性」を確認しています。

 

そして何より、その方が本来持っている「素質」や「人柄」を総合的に判断させていただいています。筆記試験の点数や、短時間の面接向けに用意されたマニュアル通りの回答だけでは見えてこない、その人本来の輝きや、周囲の人を大切にする姿勢を知ることができる、私たちにとっても非常に重要な試験なんです。

 

役場の信頼を支える土台。「誠実さ」を大切にできる人と働きたい

ー「その人本来の姿を見る」ための工夫が凝らされているのですね。では、そうした試験を通じて、森町役場としては最終的にどのような人材と一緒に働きたいと考えていますか?

 

高木:私たちが何よりも大切にしており、求職者の皆さんに一番に求めたいのは「誠実さ」を持っていることです。

 

ー「誠実さ」というのは、非常に素敵な言葉ですが、少し抽象的でもあります。高木さんが考える、役場職員としての「誠実さ」とは具体的にどういった姿勢を指すのでしょうか?

 

高木:そうですよね。私たちが考えている誠実さは、決して難しいことではありません。

 

例えば、町民の方やお仕事で関わる同僚と接するときに、自分の主張ばかりを押し通すのではなく、まずは相手の話を最後まできちんと聞く、という他人に対する誠実さがあります。

 

それから、日々の業務を進める中で少しでも疑問に思うことがあれば、わからないままにして適当に処理してしまわない、という業務に対する誠実さなどですね。誰にでも失敗や不慣れなことはありますから、もし間違えてしまったとしても、プライドにこだわらずに次からどう改善していくかを前向きに考えられるかどうかが大切です。

 

あとは、言うまでもないかもしれませんが、仕事の期限や約束をしっかりと守ることも重要です。こうした、社会人として当たり前のように思える行動をコツコツと実直に積み重ねていくこと、それが「誠実さ」だと思います。

ー日々の小さな「当たり前」をコツコツと実直にこなすことが、誠実さにつながるのですね。

 

高木:その通りです。こうした誠実さを土台とした一つ一つの行動の積み重ねこそが、最終的に「森町役場への信頼」へとつながっていきます。

 

公務員として、そして森町役場の一員として働くためには、地域の方々との信頼関係が何よりも大きな力になります。相手を思いやる気持ち、自分の仕事に責任を持って最後まで取り組む姿勢、そして現状に満足せず自ら学び続ける意欲。こうした「誠実さ」を心に持っている方と、ぜひ一緒にこれからの森町を支えていきたいと考えています。

 

採用担当者が明かすホンネ!伝えるべきポイントとは?

ー試験を受験するにあたり、どのような点をPRすれば、面接官の方などに想いが伝わるのでしょうか?意識すべきポイントがあれば教えてください。

 

高木:ご自身のこれまでの歩みや過去の経験について書く(伝える)ときは、ぜひ「具体的なエピソード」を添えていただきたいです。

 

単に「私はリーダーシップがあります」とか「辛抱強い性格です」と抽象的な言葉でまとめるのではなく、どんな状況で、どのような壁にぶつかり、自分なりにどう考えて行動したかというエピソードがあると、私たちとしても入庁したらこんな風に活躍してくれそうだなと、その方の人物像がとても鮮明に想像しやすくなります。

 

ーエピソードの規模の大きさではなく、その人なりの具体的なプロセスが大事なのですね。志望動機を考える上でのワンポイントアドバイスなどもありますか?

 

高木:日本全国、あるいは静岡県内だけでも、本当に多くの自治体がありますよね。その中で、なぜ他の自治体ではなく、「森町」を受験しようと思ったのか、この点こそが、私たちが選考の中で一番深く知りたいポイントです。

 

森町のどこに魅力を感じ、ここで何を成し遂げたいのか、ぜひご自身の言葉で語ってください。

ー面接試験の実際の雰囲気などについても伺いたいです。やはり作法なども含めて厳しくチェックされるのでしょうか?

 

高木:森町の面接官は、町長、副町長、教育長、そして人事を取りまとめる総務課の課長が務めます。もし専門職の募集であれば、その専門分野のベテラン職員が加わることもあります。

 

受験される方の中には、「扉の開け方やノックの回数、椅子の座り方のマナーを完璧にしなければ」とガチガチに緊張される方もいらっしゃるかと思いますが、実はそうした形式的な作法は採点にほとんど影響しません(笑)

 

ーそうなのですか?それは受験生の皆さんも少しホッとすると思います。

 

高木:大事なのは作法ではなく、面接の「中身」であり「言葉」です。緊張して作法を間違えても、言葉に詰まっても全く問題ありません。

 

ご自身が考えていることを、正直に一生懸命答えるくらいの気持ちで十分ですので、リラックスして臨んでほしいですね。

 

ー逆に「これはもったいないな」と感じた失敗例などはありますか?

 

高木:そうですね…。たまに見かけるのですが、自己PRや志望動機の欄に、他の自治体さん向けの文章がそのまま消し忘れのようになって残っていたり、別の自治体への熱意が書かれていたりすることがあります(笑)

 

他の自治体と併願すること自体は全く問題ないのですが、提出する前にはちゃんと読み直してみてくださいね。

 

静岡県西部で一番小さな自治体だからこそ築ける人間関係と幅広い業務範囲

ーここからは職場の雰囲気について教えてください。高木さんが日々働いている中で感じる、「森町役場で働く魅力」とは何でしょうか?

 

高木:森町役場の大きな強みは、その「規模感」にあると思っています。

 

現在、私たちの役場の正規職員数は全体で180人程度です。この人数、実は数年間ここで働いていると、だいたいの職員の顔と名前が自然と一致するような規模なんです。

 

また、庁舎もあちこちに分散しているわけではないので、部署が違っても日常的に顔を合わせやすく、お互いの距離がすぐに近くなるアットホームな関係性が築きやすいのが大きな魅力ですね。

ー組織として非常に風通しが良さそうですね。孤立せずに安心して働けそうな印象です。

 

高木:本当にそう思います。風通しが良いというのは、長く働く上で何よりの安心材料になります。

 

さらに森町は、静岡県西部エリアにおいては「一番小さな自治体」です。小さな自治体だからこそ、職員一人ひとりが任される、あるいは関わることができる業務の範囲が非常に広いという特徴があります。

 

ー幅広い経験をすることができるということでしょうか?

 

高木:そうなんです。異動を通じて様々な部署を経験していく中で、「いつかは自分もこの業務に関わって、町を盛り上げたい!」と思っている仕事に携わることができる可能性が規模の大きな自治体と比較すると高いんです。

 

職員一人ひとりが主役となって、町の変化をダイレクトに実感しながら幅広いスキルを身につけていける。これは小さな森町役場だからこそ味わえる、仕事の大きな面白さであり、やりがいだと思います。

 

「最初はみんな新人だった」―未来の仲間へ贈るメッセージ

ーそれでは最後に、森町役場を目指している皆さんへ、メッセージをお願いします!

 

高木:森町の採用に関する最新情報については、すべて「パブリックコネクト」に掲載していますので、是非こまめにチェックしていただければと思います。

 

新しい環境に飛び込もうとするとき、就職活動や転職活動を進めるときには、期待が膨らむ一方で、「本当に自分にできるだろうか」「職場の先輩たちとうまくやっていけるだろうか」という不安や迷いを抱くのは当然のことです。でも、どうか安心してください。

 

今、役場で活躍している先輩職員たちも、そして採用担当をしている私自身も、最初はみんな右も左もわからない「新人」でした。

 

ー最初はわからなくて当然ということですね。

 

高木:そのとおりです。最初から完璧に仕事ができる人なんていません。大切なのは、地域のために、人のために役に立ちたいという原点の手触りを持っておくこと、そして、目の前の仕事一つひとつに対して、誠実に向き合いながら少しずつ学び続けていくことです。

 

その姿勢さえあれば、周りの先輩たちが必ずあなたを温かくサポートし、一人前の職員へと育ててくれます。

森町のために一緒に汗を流したい、そんな熱い想いと誠実さを持った皆さんとお会いできる日を、私たちは心から楽しみに待っています!

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年6月取材)

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