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平戸市役所

 平戸市は、九州の西、長崎県の北西端に位置し、平戸島、生月島、大島、度島、高島の有人島及び九州本土北西部の沿岸部に位置する田平と周辺の多数の島々で構成されています。  古くから海外貿易が盛んに行われ、中国や朝鮮と深いつながりをもち、奈良、平安時代には遣唐使船の寄港地として、多くの若者が夢とロマンを胸に往来していました。また、1550年にはポルトガル船が入港して貿易がはじまり、これを契機に栄えて「西の都」と呼ばれ、オランダやイギリスなどヨーロッパンの国々の船が行きかう国際貿易港となりました。  現在、平戸市では私たちの郷土に誇りをもち、「夢あふれる 未来のまち 平戸」を未来像として掲げ、市民の誰もがずっと住みたいと思えるまぢづくりに挑んでいます。平戸市ではこのようなまちづくりに一緒に取り組んでくれる職員を募集しています。

市民に寄り添う最前線!平戸市役所・税務課職員が語る「やりがい」と「厳しさ」

平戸市役所

2025/06/18

長崎県平戸市役所の税務課で働く舩原さんのインタビュー記事です。
高校卒業後、生まれ育った平戸市役所に入庁した舩原さん。配属されたのは、市民に最も近い部署の一つである税務課でした。市民対応の厳しさに戸惑いながらも、責任ある仕事に日々向き合っています。
そんな舩原さんが語る、仕事のやりがいや成長を支えてくれる温かい職場環境、そして平戸市の魅力とは。これから公務員を目指す方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

 

 

ーまずは簡単な経歴と、公務員を目指したきっかけを教えてください。

舩原:生まれも育ちも平戸市(生月町)の舩原です。地元の猶興館高校を卒業して、すぐ市役所に入庁し、現在4年目になります。入庁してから現在も税務課に所属しています。

公務員を目指した一番のきっかけは、やはり「地域のため、地元の人のために働きたい」という思いが強かったことです。また、親が平戸市職員だったこともあり、その姿を見ていた影響もあったのかもしれません。

 

ー数ある自治体の中から、なぜ平戸市を選ばれたのですか?

舩原:一番自分にゆかりがある場所で、地域の人に寄り添える仕事がしたいと考えた時に、市民に最も近い存在である自治体職員、中でも生まれ故郷である平戸市役所が一番しっくりきました。

実は、国家公務員も受験したのですが、最終的にご縁があったのが平戸市でした。正直、当時は自分が合格できるとはあまり考えておらず、「もう1年勉強しようかな」と思っていたくらいなので、採用された時は本当に嬉しかったですね。

  

ー現在の仕事内容について具体的に教えてください。

舩原:固定資産税の業務を担当しており、その中でも特に土地の評価と課税に関する業務が中心です。私たちの仕事は、大きく分けて庁舎内で行う「事務の日」と、外に出て調査する「現場の日」があります。

事務の日には、現地調査に必要な資料の準備をします。法務局で土地の売買に関する登記情報を取得したり、課税の根拠となるデータを確認したりと、正確性が求められる作業が多いですね。また、窓口や電話での対応も重要な仕事です。

現場の日は、事前に準備した資料を基に、市内を何箇所も回って土地の現況を確認します。例えば、もともと畑だった場所が駐車場に変わっていれば、評価を見直して課税額を変更する必要があります。また、新しく住宅が建った際には、家屋の評価を担当する職員に同行して、調査の手伝いをすることもあります。

外出の頻度は時期によって異なり、課税決定に向けて忙しくなる10月から12月頃は、毎週のように現場に出ていますね。

 

ー窓口や電話では、どのような対応が多いのでしょうか?

舩原:証明書の発行はもちろんですが、一番多いのは「自分が課税されている評価額はどのように決まったのか」というような、課税内容に関するお問い合わせです。時には、「なんでこの金額なんだ!」と強い口調で尋ねられる方もいらっしゃいますので、市民の方が納得されるまで、丁寧に説明することが求められます。

他にも、固定資産税を納めていた方が亡くなられた際の手続きなど、様々なケースに対応しています。

 

 

ー税務課の仕事は専門性が高そうですが、大変だと感じるのはどんな時ですか?

舩原:入庁して一番ギャップを感じたのが、市民対応の厳しさでした。市民のために働くことに希望を持って入庁しましたが、現実は感謝されることよりもお叱りを受けることの方が多くて…。特に最初の頃は、自分自身、勉強不足だったこともあり「なぜ納得されないのだろう?」と戸惑うことばかりでした。

税務課は、市民の方と直接向き合う部署だからこそ、厳しいご意見をいただくことも多いです。特に電話対応は、お互いの顔が見えない分、より緊張感がありますね。

 

ーその大変さを乗り越え、やりがいや魅力を感じるのはどんな瞬間でしょうか?

舩原:大変な分、やりがいを感じる瞬間もたくさんあります。例えば、最初は厳しい口調だった市民の方が、こちらが丁寧に説明を尽くすことで、徐々に理解してくださり、最終的に「ありがとう」と落ち着いて帰られた時は、本当に嬉しいですね。

また、固定資産税の仕事は、一度課税を決定するとその課税がずっと残る、非常に責任の重い仕事です。だからこそ、1年間の課税業務を無事にやり遂げた時の達成感は非常に大きいです。この大きな責任と、それを乗り越えた時の達成感が、この仕事の大きな魅力だと感じています。

 

ー職場の雰囲気や人間関係はいかがですか?

舩原:税務課は若い職員が多く、とても話しやすい雰囲気です。何か困ったことがあればすぐに相談できますし、上司も親身になって的確なアドバイスをくれます。

特に私たちの仕事は、ミスが許されないため、チェック体制が非常に重要です。自分一人で作業を完結するのではなく、必ず他の職員にも確認してもらう「ダブルチェック」を徹底しています。

自分がチェックしてもらうだけでなく、自分も後輩や同僚のチェックをする。そうやってお互いに支え合いながら、チームとして仕事を進めていく文化が根付いているので、安心して業務に取り組めます。

 

 

ー目標となる先輩はいらっしゃいますか?

舩原:はい、入庁してすぐに隣の席で指導してくれた先輩が、今でも私の目標です。その先輩は、とにかく判断が的確で早いんです。市民の方からの問い合わせに対しても、迅速かつ的確に回答する姿を見て、「自分もこうなりたい」と強く思いました。

税務課の仕事は、市民の方との信頼関係が何よりも大切です。そのためには、知識はもちろん、相手に寄り添い、スピーディーに対応する姿勢が欠かせません。その先輩の仕事ぶりを間近で見て学んだことで、多くのことを吸収できたと感じています。

 

ー未経験から専門知識を身につける上で、研修制度は役立ちましたか?

舩原:はい、非常に手厚い研修制度に支えられました。入庁直後には、新規採用職員全員が集まる市役所内での研修や、長崎県市町職員研修センターが主催する新規採用職員研修に参加しました。そこでは、社会人としてのビジネスマナーや電話対応の基本から、法律の基礎まで幅広く学びました。

配属後も、税務課としての専門研修を受講できる環境が整えられています。長崎県市町職員研修センターが主催するオンラインでの税務職員初任者研修や、法令に関するeラーニング研修など、段階的に知識を深めていくことができました。特に印象に残っているのは、2年目に千葉県にある「市町村アカデミー」という研修施設に9日間滞在し、全国から集まった自治体職員と一緒に固定資産税について深く学んだことです。未経験からでも、着実に専門性を高めていける環境が整っていると感じます。 

 

ー舩原さんが感じる平戸市の魅力を教えてください。

舩原:やはり、豊かな自然環境と人の温かさですね。職場も優しい方が多く、安心して働くことができます。

プライベートでも、地元の消防団や、お盆の時期に行われる市無形民俗文化財「舘浦須古踊り」という伝統芸能にも参加する中で、地域の方と関わる機会も多いです。今年の4月には、須古踊りの発祥である佐賀県白石町で66年ぶりの披露を行いました。

お気に入りの場所は、生月島にある「サンセットウェイ」です。ライダーにも人気が高く、車のCMにも使われる場所で、東シナ海の絶景なる水平線と険しい断崖の間に道路があり、ほぼ自然景観のみで構成されているため、日常からかけ離れた風景です。そこから見る夕日は本当に美しいですよ。市役所から車で30分ほどで行けるので、リフレッシュしたい時におすすめです。

ー最後に、平戸市役所を目指す受験生へメッセージをお願いします。

舩原:私自身、高校を卒業して何もわからないまま入庁し、不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、手厚い研修や、周りの先輩・上司のサポートのおかげで、少しずつ成長し、今では責任ある仕事を任せてもらえるようになりました。

なので、現時点で専門知識がなくても、不安に思う必要は全くありません。大切なのは「平戸市のために働きたい」「市民の力になりたい」という想いと、やる気です。平戸市は、豊かな自然と温かい人々に囲まれた、素晴らしい場所です。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年6月取材)

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 平戸市は、九州の西、長崎県の北西端に位置し、平戸島、生月島、大島、度島、高島の有人島及び九州本土北西部の沿岸部に位置する田平と周辺の多数の島々で構成されています。  古くから海外貿易が盛んに行われ、中国や朝鮮と深いつながりをもち、奈良、平安時代には遣唐使船の寄港地として、多くの若者が夢とロマンを胸に往来していました。また、1550年にはポルトガル船が入港して貿易がはじまり、これを契機に栄えて「西の都」と呼ばれ、オランダやイギリスなどヨーロッパンの国々の船が行きかう国際貿易港となりました。  現在、平戸市では私たちの郷土に誇りをもち、「夢あふれる 未来のまち 平戸」を未来像として掲げ、市民の誰もがずっと住みたいと思えるまぢづくりに挑んでいます。平戸市ではこのようなまちづくりに一緒に取り組んでくれる職員を募集しています。

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