0:18 消防士を目指したきっかけ
1:07 入庁試験と消防学校について
2:53 現在の仕事内容
4:49 職場の雰囲気
5:35 やりがい
「これは女性にできない」五島市で初の女性消防士の挑戦。
幼い頃の憧れを胸に、五島市で初の女性消防士となった職員。
厳しい訓練や24時間体制の勤務、そして女性消防士としての役割と葛藤の中で見つけるやりがいとは。
体力的な挑戦、仲間との絆、そして地域を守るという使命感。
消防士という仕事の魅力と未来への挑戦に迫ります。

なぜ消防士に?幼い頃の憧れと決意。
私が消防士を目指そうと思ったのは、小学校の時、家の付近で火事が起きたのがきっかけです。
目の前で消防士が活動する姿を見て、強い憧れを持つようになりました。
「最前線で人を助けたい」という気持ちが芽生え、消防士を目指すようになったんです。
消防士の24時間。地域を守る日々の業務と訓練。
消防士は24時間体制で勤務しています。
朝8時半から勤務を交代し、救急や火災の出動で119番を受ける通信業務を交代で入ったり、小学生の社会科見学の案内だったり、自衛消防訓練などにも行っています。
夕食後は自由時間になるんですけど、各自筋トレをしたり、ランニングをして過ごしています。
22時から翌朝6時45分までが仮眠時間なんですが、その中でも2時間交代で通信業務に2人体制で入ります。
最初はできないことが多くて上司に通信のイロハを教えてもらいながら、自衛消防や担当区調査といった地理の水利(地域の消火栓や防火水槽のこと)を一緒に見に行かせてもらったりと、いろいろ教えてもらいながら仕事をしています。
地域の消火栓や防火水槽が、いざ火災が起こった時に不具合がないようにするために、一つ一つ確認を行っています。
消火栓の位置はまだ完璧には覚えられていないんですが、覚えられるようにプライベートでドライブをして把握するようにしています。
ここに消火栓があるなってGoogleマップに印をつけたりしていますね。

これから挑戦と、未来へのメッセージ。
職場の雰囲気はとても良いです。
自分の隊の皆さんは空いた時間に訓練の指導に当たってくれますし、私がこれをしたいと要望した時も快く受け入れてくださいます。
自由時間では筋トレに誘ったりして、一緒に励んでいます。
上司との関係性も良く、私が困った時や不安を持っている時に励ましの言葉をくれたり、分かりやすく教えてくれます。
分からないことを聞いても笑顔で優しく教えてくれるので、分からないことがあったらすぐ聞くことができ、成長しやすいなと感じています。
やりがいを感じる瞬間は、できなかったことを達成できた時や、訓練で今まで上手くいかなかったことがすんなりできるようになっていると成長を感じる時が一番実感を得ます。
また、119番を受信する通信業務で、実際に助けを求める人からの通報を受けて、受信した内容を救急隊に的確に伝える仕事を通して、「人を助ける仕事に就けた」と強く感じます。
私は五島市の消防士の女性1人目なので、女性消防士のロールモデルになると思っています。
女性を増やせるように、日々の業務ではすぐに「これは女性にはできない」と諦めることなく、いろんな場面で女性も活躍できるように、様々なことに挑戦していきたいと思っています。
女性が働けるような職場だと、しっかり伝えていければなと思っています。
