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五島市役所

長崎県五島市は、九州の最西端に位置し、10の有人島で構成される国境の島「五島市」は、古くは遣唐使船最後の寄港地として栄えていました。 現在は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」や日本遺産「国境の島壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」、そして令和4年1月28日に認定を受けた「五島列島(下五島エリア)ジオパーク」などの歴史や文化、雄大な自然を活かしたまちづくりに取り組んでいます。 また、四方を海に囲まれた地域の優位性を活かし、浮体式洋上風力発電の商用化や潮流発電の実証実験を行うなど「海洋再生可 能 エ ネ ル ギ ー の 島 づ く り 」を 推 進 し2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言しています。 近年は、テレビや雑誌など多くのメディアに取り上げられており、また、若い世代を中心に年間200名を超える方が移住するなど、全国的に注目を集めています。この機会を一過性のものとせず、本市が誇る豊かな魅力をこれまで以上に全国に発信し、コロナ禍で落ち込んだ地域経済を活性化させ、賑わいを取り戻したいと考えています。 五島市は離島の小さな自治体ですが、市役所には非常勤職員を含めると約900人が働いています。正規職員は毎年20人ほどが新たに採用されており、近年は島外での社会人経験のある五島市出身者(Uターン)や五島市出身者以外(Iターン)の採用が増加しています。 新規採用職員が五島市役所を受験した理由は、「地元に貢献したかった」「人の役に立つ仕事がしてみたい」「公務員になりたかった」「自然豊かな場所で働きたかった」など様々です。五島市役所では、新卒者はもちろん、島外での社会人としての経験(資格や能力)を活かすことが出来る人材も求めています。 人材育成基本方針において、「市職員のあるべき姿」が定められていますが、もちろん最初からすべての項目ができる職員はいません。五島市職員は、この目指すべき職員像に近づくよう日々の業務を行い、自己研鑽に努めなければなりません。 五島市に限らず全国の自治体は、人口減少対策という大きな課題を抱えています。持続可能な社会・経済活動を維持するための課題に立ち向かい、本気で取り組むことができる熱意と能力を持つ職員が求められています。また、勤務時間外(遊び)においても、五島市の魅力を発見・発信することも重要な役割となります。 入庁後10年間程度はジョブローテーションを行い3年前後で職場を異動することとなります。人事異動においては、「この業務を担当したい」「政策的な業務を経験したい」「国や県へ研修に行き勉強したい」など、小規模な自治体であるため、一人一人の職員の希望に配慮した細やかな対応が可能となります。 

先輩職員からのメッセージ「五島市の魅力を伝える」

五島市役所

2024/08/05

  青野久哉さん「五島市の魅力を伝える」

観光物産課観光物産班・平成27年度採用・事務職員・五島市出身 

  仕事について

五島市役所で働こうと思ったきっかけ

私は五島市で生まれ、豊かな自然に囲まれた穏やかな暮らしの中で育ってきました。高校卒業を目前にし、進路に悩んでいた頃、不思議と島外に出たいという気持ちは全くなく、この豊かで穏やかな暮らしから離れたくない、五島のことをもっと知りたい、もっとたくさんの人たちに知ってほしいという気持ちが強く芽生えていました。こういったことから、行政であれば、地域の方々と密接に触れ合うことでより深い魅力を知ることができるうえ、島外の方たちへの情報発信に携わることもできるのではないかと思い、五島市職員を目指すこととしました。

現在の業務内容

私が所属している観光物産課では、観光による交流人口の拡大を目指し、観光客を誘致するための広報宣伝活動や、さらなる観光客を受け入れるための環境整備活動など、観光に関わる幅広い業務を行っています。また、観光に関する業務だけでなく、五島の恵みを活かした物産品のブランド化や販売促進に関する取組みなど、都市圏への流通拡大を図る業務も行っています。

具体的な仕事の内容

私は観光物産課の業務の中でも、特に体験型観光に関わる仕事をしています。体験型観光とは、その名のとおり「体験する観光」です。その代表例として挙げられるのが農林漁業体験で、五島市では農林漁業などを営む民泊家庭に泊まって、田舎のありのままの暮らしを体験する「民泊体験」を推進しています。近年、旅行者のニーズは、従来の「見る観光」から「体験する観光」に変わってきており、特に修学旅行の形態に顕著に表れています。五島市では、体験型修学旅行を積極的に誘致しており、令和元年度には30校以上の学校が来島しました。このような体験型観光をさらに推進するため、新規民泊家庭の勧誘活動や受入体制の強化に関する業務を行っています。

この仕事で大変なところ

この仕事で大変なところは、修学旅行生の命を預かるということです。生徒の中には、重いアレルギーや障害を持っている子もいます。事前に症状は確認し、細心の注意を払って受け入れていますが、それでもトラブルは起こります。ですので、受入中は基本的に24時間体制で連絡を受けられるように準備しています。このように生徒の命を預かっているという緊張感を持って受入をしなければならないことは、大変だと思うこともあります。

この仕事を「やっててよかった」と思う瞬間

この仕事をやっていてよかったと思うことは、本当にたくさんの人たちと触れ合えることです。修学旅行生は全国各地から年間4,000人以上来島していますし、民泊家庭は島内に160軒以上あります。修学旅行生を迎えるまでの準備は大変だと思うこともありますし、準備をする中で民泊家庭の方から厳しい意見をいただくこともあります。しかし、受入の際に、修学旅行生と受入家庭の方が笑顔で楽しくふれあう姿を見ると、とてもうれしく、報われた気持ちになります。その光景は、この仕事をやっていて本当に良かったと思う習慣です。

  遊び

オフタイムの過ごし方

休みの日は、もともと美味しいものを食べたり、お酒を飲んだりするのが好きなので、五島の知識を深めることもかねて、新しくできたお店や、島内の観光地などを巡っています。また、月に1回程度は、島外にも出て、五島とは違う空気を味わいながら、見聞を広めています。

五島市での暮らしや五島市の魅力

五島に住んでいる方々は優しくて思いやりあふれる方ばかりですし、大自然で育まれた食物はどれも絶品です。自然豊かで穏やかに暮らせる島というのは、島外に誇れるものだと思います。

  五島市職員を目指す方へのメッセージ

五島市は、豊かな自然に囲まれた本当に良い島で、移住者も増えてきておりますが、それでも、人口は年々減少しています。この五島市を守っていくために、ぜひ五島市の職員として、市民の方々と力を合わせて頑張りましょう!お待ちしています!

 【参考】ある1日の仕事の流れ

8時 出勤

8時30分 電話や窓口対応

10時 訪問(デイサービスの利用を検討している方の家にて、利用者、家族との事前打ち合わせ)

12時 昼休み

13時 電話対応

14時 成年後見制度申立ての準備

15時30分デイサービスに通うためのケアプラン作成

16時 窓口対応介護の相談

16時30分 地域ケア会議用資料の配布のため外回り

17時15分 退庁

青野さんの画像
青野さん
休日の様子の画像
休日の様子
修学旅行生の見送りの画像
修学旅行生の見送り
先輩職員からのメッセージ

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五島市役所

長崎県五島市は、九州の最西端に位置し、10の有人島で構成される国境の島「五島市」は、古くは遣唐使船最後の寄港地として栄えていました。 現在は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」や日本遺産「国境の島壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」、そして令和4年1月28日に認定を受けた「五島列島(下五島エリア)ジオパーク」などの歴史や文化、雄大な自然を活かしたまちづくりに取り組んでいます。 また、四方を海に囲まれた地域の優位性を活かし、浮体式洋上風力発電の商用化や潮流発電の実証実験を行うなど「海洋再生可 能 エ ネ ル ギ ー の 島 づ く り 」を 推 進 し2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言しています。 近年は、テレビや雑誌など多くのメディアに取り上げられており、また、若い世代を中心に年間200名を超える方が移住するなど、全国的に注目を集めています。この機会を一過性のものとせず、本市が誇る豊かな魅力をこれまで以上に全国に発信し、コロナ禍で落ち込んだ地域経済を活性化させ、賑わいを取り戻したいと考えています。 五島市は離島の小さな自治体ですが、市役所には非常勤職員を含めると約900人が働いています。正規職員は毎年20人ほどが新たに採用されており、近年は島外での社会人経験のある五島市出身者(Uターン)や五島市出身者以外(Iターン)の採用が増加しています。 新規採用職員が五島市役所を受験した理由は、「地元に貢献したかった」「人の役に立つ仕事がしてみたい」「公務員になりたかった」「自然豊かな場所で働きたかった」など様々です。五島市役所では、新卒者はもちろん、島外での社会人としての経験(資格や能力)を活かすことが出来る人材も求めています。 人材育成基本方針において、「市職員のあるべき姿」が定められていますが、もちろん最初からすべての項目ができる職員はいません。五島市職員は、この目指すべき職員像に近づくよう日々の業務を行い、自己研鑽に努めなければなりません。 五島市に限らず全国の自治体は、人口減少対策という大きな課題を抱えています。持続可能な社会・経済活動を維持するための課題に立ち向かい、本気で取り組むことができる熱意と能力を持つ職員が求められています。また、勤務時間外(遊び)においても、五島市の魅力を発見・発信することも重要な役割となります。 入庁後10年間程度はジョブローテーションを行い3年前後で職場を異動することとなります。人事異動においては、「この業務を担当したい」「政策的な業務を経験したい」「国や県へ研修に行き勉強したい」など、小規模な自治体であるため、一人一人の職員の希望に配慮した細やかな対応が可能となります。 

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