井上絵美さん「資格を活かして相談・支援」
長寿介護課長寿支援班(五島市地域包括支援センター)・令和元年度採用・事務職員(社会福祉士)・五島市出身(Uターン)
仕事について
五島市役所で働こうと思ったきっかけ
福祉の大学を卒業後、長崎の特別養護老人ホームで介護福祉士として約3年間勤めました。その後、五島に戻って高齢者に携わる仕事がしたいと思い、大学卒業時に取得した社会福祉士の資格を生かして、市の直営の地域包括支援センターでケアプラン作成をする業務を行いました。
その後結婚を機に一度島外に出ますが、大好きな五島が恋しくなり、自然豊かな土地で子育てをしたいという思いから、夫や子どもを連れ、Uターンしました。自分のスキルを生かし高齢者に携わる仕事をしたいと、五島市職員を目指しました。
現在の業務内容
配属先は、長寿介護課です。長寿介護課は、介護保険班と長寿支援班と分かれており、長寿支援班の中には、市の直営の地域包括支援センターがあります。地域に住む高齢者やその家族などが、介護のことで相談をしたり、介護保険のサービスを利用するための申請などの手続きのお手伝いをする所です。
私は、社会福祉士として、窓口や電話での相談業務や成年後見制度の相談や事務、社会保障充実事業で、地域ケア会議の実施、ケアプランの作成などを担当しています。
具体的な仕事の内容
成年後見制度は、認知症や精神障がい、身体障害があり、判断能力の低下している方で、契約や財産管理等が出来ないため、裁判所に申し立てをして、後見人等を選任し、支援をしてもらう制度ですが、私の業務は、制度を利用したいが、裁判所に申し立てる方がいない、身寄りのない方が裁判所に申し立てをするための手続きを代行する業務です。また、介護の相談では、電話や窓口で相談にのり、必要な支援の紹介や必要な機関につなぐお手伝いをしています。
この仕事で大変なところ
家族から相談を受けた際、いろんな悩みやそれを取り巻く環境を聞くことがあります。
それを踏まえて、何が一番良いのかを考えて、支援を結び付けていきますが、家族と一緒にいい方法を考えていても、実際に受け入れる利用者からの受け入れが難しい場合には、なかなか良い方向に進展しない。難航する場合もあります。
この仕事を「やっててよかった」と思う瞬間
成年後見制度で、無事に後見人がついた時や、窓口や電話で相談受けた時に、解決策を一緒に考えて、上手くいった時などにやりがいを感じます。
遊び
オフタイムの過ごし方
家族でドライブに出かけて、海や山、公園などで遊んでいます。 家庭菜園が好きなので、花や野菜を育てたり、手芸を楽しんでいます。
五島市での暮らしや五島市の魅力
とにかく、一番自慢できるのは、食べ物がおいしい(肉や魚、野菜など)、海がきれいなところです。休みの日は、のんびりと時が流れるので、とても心地よく過ごせますよ。
五島市職員を目指す方へのメッセージ
市役所は、様々な課があり、取り扱う業務も様々です。市職員になった時に、勤め上げることが出来るのだろうかと不安に思いました。しかしすぐに不安は解消します。なぜなら、先輩方がたくさんいるからです。分からないことは、先輩方に聞きながら、どんどん挑戦して一つ一つ出来ることが増えると、【不安】は【自信】へと変わります。五島市を住みやすい市にするために、一緒に働きませんか?
【参考】ある1日の仕事の流れ
8時 出勤
8時30分 電話や窓口対応
10時 訪問(デイサービスの利用を検討している方の家にて、利用者、家族との事前打ち合わせ)
12時 昼休み
13時 電話対応
14時 成年後見制度申立ての準備
15時30分デイサービスに通うためのケアプラン作成
16時 窓口対応介護の相談
16時30分 地域ケア会議用資料の配布のため外回り
17時15分 退庁