『八戸圏域水道企業団』という名前を聞いて、皆さんはどんな組織を思い浮かべますか?
「消防団」、「応援団」など「○○団」って様々な名称に使われていますよね。「水道屋さん?」「民間の会社?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
実はここ、八戸圏域29万人に水を供給する、非常に重要な「公務員」の組織なんです。なじみのある「水道局」のような仕事をしています。
「市役所とは何が違うの?」「身分や待遇はどうなるの?」
そんな求職者の皆さんが抱きがちな疑問を解消すべく、意外と知られていない組織の役割や、ここで働く魅力について分かりやすく解説します!
- ①『八戸圏域水道企業団』とは、どのような組織でしょうか?
- ②なぜ、「広域」で運営しているのですか?
- ③どんな施設を維持管理しているのですか?
- ④八戸圏域水道企業団で働く人は、【公務員】なのでしょうか?
- ⑤どのような人が働いているのですか?
- ⑥おわりに
- ⑦写真ギャラリー
①『八戸圏域水道企業団』とは、どのような組織でしょうか?
かつての八戸圏域では、急激な経済成長にともなう深刻な水不足や、市町村ごとの水道料金・管理レベルの格差が大きな課題となっていました。
それらの諸問題に対し技術的・財政的に対処するため、八戸市を中核とした現在の7市町(八戸市、三戸町、五戸町、階上町、南部町、六戸町、おいらせ町)の水道事業を統合し、1986年(昭和61年)に設立しました。
現在職員数は約150名で、圏域住民約29万人に対して、水道水を供給しています。
②なぜ、「広域」で運営しているのですか?
設立当時は水需要の急増への対応等が主目的でした。
現在は、人口減少に伴う水需要の減少や施設の老朽化といった新たな課題に直面しています。
こうした中、広域運営によるスケールメリット(経営の効率化)と、水道に特化した高い専門性を最大限に活用することで、将来にわたり八戸圏域の安全・安心な水の供給に努めています。
③どんな施設を維持管理しているのですか?
私たちが維持管理している施設は多岐にわたります。 川などの水源から水をくみ上げるポンプ場、くみあげた水をきれいな飲み水にする浄水場、きれいにした水をためる配水塔や配水池、それらの施設から家庭まで水を届ける水道管など。
ちなみに、私たちが管理している水道管の長さは、2025年(令和6年)度末時点で約2,100km。これは、八戸駅から鹿児島中央駅までの距離に匹敵します。この広大なネットワークを、技術職・事務職が連携して守り抜いています。
④八戸圏域水道企業団で働く人は、【公務員】なのでしょうか?
はい、市役所や町役場の職員同様、地方公務員という身分になります。八戸圏域水道企業団は、構成1市6町の水道事業を共同でおこなう特別地方公共団体(一部事務組合)です。
また、給与体系についても、原則として八戸市の職員と同様の基準が適用されるため、安定した環境で長くキャリアを築くことが可能です。
⑤どのような人が働いているのですか?
現在、約150名の職員(男性:約130名、女性:約20名)が在籍しています。工事やメンテナンスを担う「技術職」が約90名、窓口業務や各種事務処理を担う「事務職」が約60名となっています。
平均年齢は41.7歳で、20代の若手からベテランまで幅広い世代が活躍しています。
専門性が高い職場ですが、その分、職員同士の連携も深く、明るく風通しの良い雰囲気が自慢です。
⑥おわりに
「蛇口をひねれば、水が出る」。 この当たり前を守る仕事は、派手さはないかもしれませんが、地域に無くてはならない誇り高い仕事です。
「公務員として地域に貢献したい」「専門性を磨いて成長したい」 そんな想いをお持ちの皆さんと、この「水の道」を守っていける日を楽しみにしています!
⑦写真ギャラリー
施設





業務風景




取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年3月取材)



