うきは市でインターンシップに参加した高校2年生の福島さん、古賀さん、梶原さんのインタビュー記事です。
公務員の仕事に漠然としたイメージを抱いていた3人。3日間のリアルな職場体験は、彼らにとってどんな発見と成長をもたらしたのでしょうか。
職員の想いや、温かい職場の雰囲気に触れ、将来への考え方が大きく変わったという彼らの素直な声をお届けします。
- 【はじめに】それぞれの想いを胸に、市役所の扉を叩いた
- 【イメージの変化】「堅い」から「温かい」へ。リアルな職場で感じたこと
- 【働く人の魅力】「やりがいのある楽しい仕事」。職員から受け取った熱い想い
- 【確かな成長】インターンシップで見つけた、未来への新たな一歩
- 【未来の後輩へ】「絶対に行く価値がある」。次の一歩を踏み出すあなたへ
【はじめに】それぞれの想いを胸に、市役所の扉を叩いた
ーまずは、インターンシップに参加したきっかけを教えてください。
福島: 学校で公務員の説明を聞いて、安定していそうだなというイメージがありました。当時は特になりたいものが決まっていなかったので、「公務員もいいな」と思い、将来の仕事選びに役立てたいと考えて参加しました。
古賀: もともと公務員になりたくて、地元がうきは市なので、市役所の仕事に興味がありました。最初は警察官になりたいと思っていたんですが、公務員には色々な仕事があると知り、市役所の仕事も見てみたいと思って参加を決めました。
梶原: 私は逆で、なりたいものが特になかったんです。先生との二者面談で「体力を使う仕事以外がいいです」と話したら、先生が「うきは市役所のインターンシップに行ってみたら?」と勧めてくださったのがきっかけです。

【イメージの変化】「堅い」から「温かい」へ。リアルな職場で感じたこと
ー参加する前、市役所の仕事にどんなイメージを持っていましたか?実際に参加してみて、そのイメージは変わりましたか?
福島: 行く前は、仕事にずっと追われていて余裕がないような、少し大変なイメージでした。でも、実際に来てみたら、職員のみなさんがとても優しくフラットな雰囲気だったので、印象が大きく変わりました。
古賀: 僕は、市役所の仕事はずっと椅子に座ってパソコン作業をするものだと思っていました。でも、実際には「フルーツ王国うきは」の開国式などのイベントに参加させてもらったり、色々な体験ができて、今すごく楽しいと感じています!
梶原: 少し怖い人が多いのかな…と思って、最初はすごく緊張していました。でも、全然そんなことはなくて、みんな笑顔で接してくれるので、すぐに緊張が和らいだのを覚えています。
ー特に印象に残っている業務や学びは何ですか?
福島: 2日目にあった「子ども職場参観」が印象に残っています。子どもたちを誘導したり、職員さんの仕事を手伝ったりする中で、市役所の仕事の大変さや面白さを肌で感じることができました。
古賀: 僕も同じで、子ども職場参観の手伝いをしたことです。それと、「フルーツ王国うきは」の開国式に同行させてもらった際、テレビ局などが取材に来ていて、市のイベントがこんな風に発信されていくんだなと知れたのが印象的でした。
梶原: 広報誌の作成です。私は文章ではなく、タイトルやデザイン、色合いなどを担当させてもらいました。普段何気なく見ている広報誌の1ページに、こんなにもたくさんの工夫や想いが詰まっているんだなと驚きました。

【働く人の魅力】「やりがいのある楽しい仕事」。職員から受け取った熱い想い
ー職員の方々との交流で、刺激を受けたことや心に残った言葉はありますか?
福島: 市役所に入った時から、目が合った職員さんみんなが挨拶をしてくれました。人見知りな僕でも、初対面とは思えないくらい自然に話しかけてくれて、とても話しやすかったです。
古賀: 「うきは市役所は、やりがいのある楽しい仕事だよ」という言葉がすごく心に残っています。
梶原: とにかくみなさん、話しかけやすいオーラがありました!いつも笑顔で、しっかりと目を見て話してくれるので、「うきは市役所で働いてみたいな」と自然に思えるような、素敵な人たちばかりでした。

【確かな成長】インターンシップで見つけた、未来への新たな一歩
ー今回の経験を通じて、将来の考えに変化はありましたか?
福島: もともとは大学の経済学部に行ってから公務員を目指そうと思っていたんですが、インターンシップで職員の方々と話す中で、高校から市役所で働くという選択肢もあると知りました。早く地域のために働きたいという気持ちが強くなったので、高卒でうきは市の採用試験を受けようかなと考えています。
古賀: うきは市役所が新しい事業や施策に力を入れていることなど、いいところをたくさん知ることができたし、もともと公務員になりたかったので…高卒で試験を受けたいという思いが強くなりました!
梶原: 以前は将来のことがぼんやりしていたんですが、今回の経験で「うきは市役所、いいな」って強く思いました。まだ迷いはありますが、うきは市役所が将来の有力な選択肢になりました。やっぱり、笑顔で優しく接してくれた職員の方々の存在が大きいです。
【未来の後輩へ】「絶対に行く価値がある」。次の一歩を踏み出すあなたへ
ー最後に、これからインターンシップへの参加を考えている人にメッセージをお願いします。
福島: まだ進路やなりたいものが決まっていなくても、少しでも興味があるなら、ぜひ参加してみてほしいです。行ってみたら、新しい発見や「これだ!」と思えるものにきっと出会えるはず。絶対に行く価値はあると思います!
古賀: うきは市役所では本当に色々な仕事をしているので、たくさんの気づきや学びが得られます。とにかく、行きましょう!(笑)
梶原: 市役所というと少し堅いイメージがあるかもしれませんが、みんな優しいし、困った時は絶対に助けてくれます。だから、そんなに気負いすぎないで、気軽に参加してほしいなって思います。

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)