在任中の島おこし協働隊対州馬保存・活用支援担当が実際に行っている業務を紹介することで、現場の様子などをお伝えします。
▼ 業務内容の概要
対州馬に関する業務は、「保存」と「活用」の二つに分かれています。
・保存:馬の飼養管理や繁殖の組み合わせについて相談など
・活用:学校訪問、子供向け乗馬教室の実施、島内外イベントの実施など
馬の飼養管理に加え、教育普及活動、データの蓄積・整理など多岐にわたります。
スケジュールの一例
曜日 | 内容 |
月・木・水午後 | 事務作業(馬のデータ整理、授業資料の作成等) |
火・水午前 | 現場作業(体重・体型測定、乗馬練習、調教補助、馬の世話) |
金 | イベント状況により振替休または事務作業 |
土 | イベント実施(乗馬体験、ふれあい活動等) |
日 | 休日 |
※7時間×週5日の週35時間の勤務となります。
▼ 主な業務の具体例
▷ 馬の飼養・健康管理
日々の放牧、飼料の給与、馬房の清掃等、基本的な飼養業務を行います。
乗馬や調教、馬の運動も現場スタッフのみなさんに教えてもらいながら行っています。
※桜の季節は絶景です!
▷ 体重・体型データの収集と整理
対州馬の長期的な健康管理および研究に資するため、定期的な計測を行っています。
収集したデータはExcel等で整理・管理し、飼養方法の検討にも活用できることを目指しています。
※毎月一度体重測定を行っています
▷ 教育普及活動の補助
月1回実施している「対州馬少年倶楽部」では、小中学生を対象に乗馬体験や馬に関する学習の機会を提供を目的として実施しています。
馬の扱いを学ぶだけでなく、馬を通して自己肯定感を育んでもらったり、異年齢交流の場となったりすることを目的としています。人馬の安全を第一に、楽しく馬と関わることを目標に活動を行っています!
※年に一度地域の方に向けて発表会を行っています!
▷ 学校授業・イベント対応
対州馬を学校へ連れていく出張授業や、島外イベントへの参加などもあります。
現場では、来場者から「昔は家で馬を飼っていた」といった声が寄せられることもあり、地域文化と馬との深い関わりを感じることができます。
元気いっぱいの対馬の子供たちが、学校に馬が来る!とわくわくして楽しみながら関わっている姿を見ることができます。
※ベテランコンビの松と千里と学校訪問。草刈り係です。
▼ やりがいと難しさ
事務作業と現場作業の両方が求められ、業務のバランスを取る難しさもある一方で、馬や子どもたち、地域の人々との関わりを通じて、日々の中に学びと達成感があります。
例えば、馬がこれまでできなかった動作を習得した瞬間や、乗馬練習が上達したとき、イベントの運営をこなせるようになったときには、自身の成長を実感することができます。
▼ 応募を検討されている方へ
応募締切は、令和7年6月30日 17:00までです。
少しでもご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。