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長与町役場

長与町は、大村湾を望む豊かな自然に囲まれ、子育て・教育・健康づくり、そして遊び心を大切にした魅力あるまちづくりに取り組んでいます。

「子ども主体の遊び」と「一人ひとりと丁寧に関わる保育」を大切に。長与町唯一の公立保育所で働く魅力とは?

長与町役場

2025/04/21

長与町役場で保育士として働く吉原さんのインタビュー記事です。長与町唯一の公立保育所である高田保育所で10年以上勤務されている吉原さん。大学時代の実習がきっかけで「ここで働きたい!」と思ったという高田保育所の魅力や、大切にしている保育方針、そして子育てと両立しながらの勤務について、お伺いいたしました。

 

ーこれまでの経歴、そして長与町を選んだ理由について教えてください。

 

吉原:大学で保育士と幼稚園教諭の免許を取得し、卒業後すぐに新卒で長与町の高田保育所に就職しました。勤めて11年になります。その間に2人子どもを授かり、育児休業を2回、それぞれ1年ずつ取得しました。


出身は長崎市なのですが、大学時代に実習で高田保育所に来たんです。その時の保育内容、

特に子どもたちの主体性を尊重する温かい雰囲気に魅力を感じて、「ここで働きたい!」と思い、応募しました。

 

ー高田保育所は長与町唯一の公立保育所とのことですが、保育所の規模や、大切にしている保育方針など、特徴を教えていただけますか?

 

吉原:はい。高田保育所は現在園児が90名程度、3か月から就学前までの子どもたちがいます。職員は正規、パートなど様々な雇用形態の保育士を合わせて30名ぐらいですね。


クラス編成は少し特徴的かもしれません。0歳、1歳、2歳児クラスは、それぞれ10名から15名程度の年齢別クラスなのですが、3・4・5歳児は「異年齢保育」を行っています。3歳から5歳までの子どもたちが年齢に関係なく一緒に生活するクラスが2クラスあります。1クラスあたり25名程度の子どもたちを、基本的には2人の保育士で見ています。


高田保育所が長年大切にしている保育の柱は大きく3つあります。

1つ目は、子どもたちが主体的にじっくりと「遊びこむ」時間と環境を保障すること。

2つ目は、昔から歌い継がれてきた「わらべうた」を大切にし、保育の中に取り入れること。

3つ目は、先ほどお話しした「異年齢保育」です。

異年齢保育についてですが、導入前と比べて子どもたちや保育にどのような変化がありましたか?

 

吉原:すごく変化を感じています。年齢別で区切っていた時よりも、子ども同士で教え合ったり、小さい子に優しく接したりする姿が格段に増えましたね。困っている子がいたら、年上の子が自然と手を差し伸べて助けてあげたり。逆に、年下の子は年上の子に憧れて「お兄ちゃん、お姉ちゃんすごいな。自分もやってみたいな」と意欲を持ったり。


あとは競争する場面が減って、それぞれのペースで自分のやりたいことを見つけて、じっくり遊びこめるようになった点も大きな変化です。発達段階が違う子どもたちが一緒にいることで、一人ひとりが自分らしくいられる環境になっていると思います。

 

その子に合った遊びや活動を選べるので、無理をしたり、逆に物足りなさを感じたりすることが少なくなりましたね。

 

ー今年度は0歳児クラスを担当されているとのことですが、1日の仕事の流れや、特に心がけていることについて教えてください。

 

吉原:はい。朝は、登園してきたお子さんを保護者の方からお預かりする際に、その日の体調やご家庭での様子などをしっかりお聞きします。いつもと違う様子はないかなどを確認し、情報を共有します。


日中は、天気が良ければ外に出て散歩をしたり、砂場で遊んだり、体を動かす遊びを取り入れています。0歳児なので、もちろん靴下を履かせたり、上着を着せたりといった身支度も、私たち保育士が一人ひとり丁寧に行います。


おむつ交換や水分補給も、その子のタイミングを見ながらこまめに行います。給食やおやつも、月齢や発達に合わせていますし、離乳食の形態(おかゆやペースト状など)も一人ひとり違うものを給食室で作ってもらっています。

ーどのクラスも個別に対応をしているんですか?

 

吉原:はい。食事もお昼寝も、基本的に一斉には行いません。0歳児から2歳児の乳児クラスでは特に、その子の生活リズムを大切にしています。例えば朝7時に登園した子は、お腹が空くのも眠くなるのも早いので、一番最初に食事をして、一番最初に眠りにつきます。

 

その間、他の子はまだお腹が空いていなければ遊んで過ごしています。そして、次に7時半に来た子がご飯を食べて眠る、というように、その子に合わせて順番に対応していくイメージです。私たち保育士も、子どもたちの様子を見ながら交代で休憩を取ったり、食事をしたりしています。

 

このように一人ひとりのリズムに合わせて丁寧に関わることを大切にしているので、保育室の中には、食事をしている子、遊んでいる子、眠っている子がいる、という状況が日常的に見られます。

 

ーお仕事のやりがいについても教えてください。

 

吉原:一番のやりがいは、日々の子供たちの成長を間近で見られることです。昨日までできなかったことが今日できるようになり、その一つひとつが楽しいですね。

 

あとは、子供たちの予想外の行動に毎日笑わせてもらっています(笑)。大人が「こうやって遊ぶだろうな」と思って用意したおもちゃでも、子どもたちは全く違う発想で遊び始めることがあるんです。「あ、そういう遊び方もあるんだ!」「そんなこと思いつくんだ!」と驚かされることばかりで、それがすごく面白いですね。


それから私自身が親になってみて、保護者の方への支援の大切さを改めて感じるようになりました。子どもを産む前は、正直、保護者の方にどんな言葉をかけたらいいのか、どんな風に関わったらいいのか迷うこともありました。

 

でも自分が親になってみると、子育ての大変さ、特に「いやいや期」などの対応の難しさが身に染みて分かります。もちろん、保育士として教科書的な知識はありますが、それだけではうまくいかないこともたくさんありますよね。

 

「そうやって対応するのが良いのは分かってるけど、できない時もありますよね」「毎日大変ですよね」と、保護者の方の気持ちに寄り添って共感できるようになったことで、保護者の方も育児の悩みや不安を話しやすくなり、少しでも気持ちが軽くなって前向きに育児に取り組めるようになった時、そこに大きなやりがいを感じます。

 

ー職場の雰囲気や先生同士の協力体制はいかがですか?

 

吉原:すごく働きやすいです!雰囲気は和気あいあいとしていて、とにかく皆さん優しいです。

子育て中の保育士も多いので、お互いの状況を理解し、協力し合ってフォローし合える体制が自然とできています。休憩も保育室とは別の職員専用の部屋でしっかり取れるので、昼食を取りながらリラックスしたり、情報交換したりしています。


所長も私たちの「これをやってみたい!」という気持ちを尊重してくれて、「やってみなよ!」といつも温かく後押ししてくれますし、よく話を聞いてくれるので、とても相談しやすいです。

 

ー吉原さんご自身も育児休業を2回取得されたとのことですが、子育てと仕事の両立について、職場のサポート体制はいかがですか?

 

吉原:時短勤務の制度もありますが、復帰時も私は利用せずフルタイムで働いています。先ほどもお話ししたように、子育て中の職員が多いこともあって、子育てへの理解がとても深く、協力的な職場です。お互いにフォローし合える関係があるので、安心して働くことができています。

 

ー高田保育所では、これからどんな方と一緒に働きたいと思われますか?

 

吉原:そうですね、「こういうことをやってみたい!」という自分なりの想いや、保育に対する熱意がある方に来ていただけたら嬉しいです。もちろん、初めてで上手くできるか不安なこともあると思いますが、やってみたいという気持ちがあれば、所長をはじめ、私たち先輩職員が全力でサポートをいたします。


子どもたちの主体性を大切にし、一人ひとりに丁寧に関わる保育を一緒に実践していける方、そして何より子どもが大好きで、子どもたちの笑顔のために頑張れる方と一緒に働けたら嬉しいですね。

 

ー本日はありがとうございました。

職員インタビュー

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