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「楽しい職場で、技術力の向上も。」ー島原市の道をつくる若き土木職の挑戦

島原市役所

2025/11/11

長崎県島原市役所で土木職として働く江嶌さん。高校卒業後すぐに島原市役所に入庁し、市民生活を支えるインフラ整備に貢献しています。


若手ながら責任ある業務に携わり、日々成長を実感している江嶌さんに、土木職の魅力と挑戦、そして部署を超えた交流も活発な島原市役所の働きやすさについてお話を伺いました。
 

 


 

公務員土木職を目指したきっかけ

ーまずは、江嶌さんのご出身と、公務員を目指されたきっかけを教えてください。

 

江嶌:私は南島原市出身で、高校卒業後すぐに島原市役所に入庁しました。高校では土木の専門的な勉強をしていました。

 

公務員を意識し始めたのは中学生の頃からで、漠然と公務員という職業に興味を抱くようになりました。

 

高校に進学する際、公務員としての就職率が良いという現実的な側面も踏まえ、さらに親が建築土木関係の仕事をしていて興味があったこともあり、土木の専門学科を選びました。

 

 

ー数ある自治体や民間企業がある中で、最終的に島原市役所を選んだ理由は何だったのでしょうか?

 

江嶌:高校で土木の勉強をしていく中で、測量など様々な業務が面白いと感じ、学んだことを活かせる職業に就きたいと考えるようになりました。

就職活動では、民間企業は受けず、公務員に絞って検討しました。

 

いくつか候補はあったのですが、地理的な近さに加え、恩師や両親からも良い選択だと後押しを受けたことも決め手となり、最終的に島原市役所を選びました。

 

現在は島原市内に住み、市役所まで通っています。

インタビュー風景

ー入庁前と入庁後で、仕事内容についてギャップを感じたことはありますか?

 

江嶌:入庁前は、土木職の仕事は現場での工事に関わる業務が中心だと想像していました。

 

しかし、実際には市民の皆様からのご要望を直接伺い、それに寄り添いながら色々な方とコミュニケーションを密に取る機会が想像以上に多いと感じました。

 

また、予算編成時から自分たちが関わり、必要な予算を検討しているんだということも入庁後に知り、業務の幅広さに驚きました。

 

 

若手職員が担う島原市役所の土木業務

ーこれまでの配属と、主な業務内容について教えてください。

 

江嶌:入庁して最初の2年間は道路課に所属し、主に道路の補修に関する市民の皆様からの要望に対応したり、工事の担当をしていました。

 

その後、3年間は都市整備課に所属し、公園の維持管理や都市下水路の維持管理を主に行ってきました。

そして今年度からは再び道路課に戻り、現在は工事と事業を任せてもらっています。

 

 

ー現在の道路課での工事と事業それぞれについて、具体的な業務内容を教えていただけますか?

 

江嶌:工事では道路の舗装工事や拡幅工事などを担当しています。設計段階から携わり、設計に必要な測量作業も自分達で行います。その後、設計を基に工事を発注し、工事が始まれば監督業務まで一通り行います。

 

年度始めに予算に合わせて担当する工事が振り分けられ、それぞれの工事の発注時期などを決めて、そこから逆算して測量や設計を進めていくという流れです。

 

決まった年間サイクルがあるわけではなく、工事ごとに計画を立てて、年度内の完了を目指して進めていきます。

 

今年度は4件の工事を担当しており、10月時点で全ての設計が完了し、発注段階まで進んでいます。

 

事業については、島原城周辺の無電柱化、歩道整備を担当しており、設計を行うための警察や関係機関との協議、地元の皆様への説明会なども実施しました。

現場作業の様子
現場作業の様子

目に見える成果がやりがい!土木職の魅力と挑戦

ー土木職のやりがいや魅力を感じるのはどんな時ですか?

 

江嶌:工事が完了し、それまで荒れていた道路が美しく整備されたり、利便性が向上したりと、成果が目に見える形で現れる瞬間に大きな達成感とやりがいを感じます。

 

特に、市民の皆様の生活がより豊かになることに貢献できたと感じる時に、この仕事を選んで良かったと実感します。

 

 

ーこれまでの業務の中で、特に印象に残っている工事やエピソードがあれば教えてください。

 

江嶌:入庁2年目の道路課勤務時に、交差点改良に伴う道路改良工事を担当したことが最も印象に残っています。

道路の線形を変更し、一つの交差点として機能させるための工事を行いました。

 

新しい道ができていく過程を目の当たりにし、完成した時の達成感は忘れられません。

入庁して初めての大きな工事だったので、特に記憶に残っています。

交差点改良に伴う道路改良工事(工事後)
江嶌さんが担当された、交差点改良に伴う道路改良工事(工事後)

ー若手職員として、この仕事の大変なことや苦労する点、難しさなどはありますか?

 

江嶌:土木職は技術的な知識や判断が求められる業務が多く、高校を卒業したばかりの新人としては、経験や知識が不足していると感じる場面は少なくありませんでした。

 

例えば、道路の擁壁(ようへき)を設計するにしても、コンクリートの強度や現地の地盤高に合わせた擁壁高の設計はどうするべきかなど、専門的な判断を要する箇所が多々あります。

 

高校での勉強だけでは対応できない専門性の高い部分もあり、最初は大変だと感じました。

 

 

ーそうした技術的な壁に直面した際は、どのように乗り越えてきましたか?

 

江嶌:そうした壁に直面した際には、積極的に上司や先輩に相談し、現場に同行していただきながら具体的なアドバイスを仰ぎ、一つ一つ着実に課題を乗り越えてきました。

 

上司や先輩方は、私が判断に迷った時に的確な助言をくださるだけでなく、一緒に現場に足を運び、解決策を共に考えてくださいます。

 

そのおかげで、今でも日々成長を実感しながら業務に取り組めています。

 

 

働きやすさを支える職場環境と交流

ーワークライフバランスについてお伺いします。残業時間やお休みの取りやすさはいかがでしょうか?

 

江嶌:残業については、工事の発注前など繁忙期には発生することもありますが、基本的に定時退社が可能ですし、遅くとも1時間以内には業務を終えて帰宅できています。

プライベートの時間をしっかりと確保できるので、働きやすいと感じています。

 

有給休暇についても、上司や同僚と業務状況を共有しながら、自分の希望するタイミングで取得できています。夏季休暇も5日間あり、昨年度も連続して取得させていただきました。

協力し合って休暇を取得する文化が根付いているので、気兼ねなく休むことができます。

職場の方との談笑の様子

ー職場の雰囲気や、上司、先輩、同僚との関係性、部署を超えた交流などについて教えてください。

 

江嶌:建設部全体が非常に明るく、和気あいあいとした雰囲気で、部署内の風通しの良さも想像以上でした。

 

本市の技術職は、私と同学年の職員が1人、そして後輩が2人いますが、20代の若手は限られています。しかし、先輩方が温かくサポートしてくださるため、若手も安心して業務に取り組める環境です。

 

プライベートでも同期や同僚と食事に行ったり、休日には一緒に出かけたりと、部署を越えた活発な交流があります。

 

私は市役所の野球部にも所属しており、仕事以外でも同僚との絆を深めています。野球部は試合がある日だけの活動ですが、年に7〜8回は試合があり、体を動かす良い機会になっています。

島原市役所土木職が描く未来

ー江嶌さんが思う、島原市役所で働いて良かった点や、島原市役所ならではの魅力は何でしょうか?

 

江嶌:職場の雰囲気の良さはもちろんのこと、上司や同僚が皆優しく、互いに支え合う温かい人間関係が築かれていることが、島原市役所の大きな魅力だと感じています。

 

コミュニケーションが活発で、働きやすい環境であるため、とても充実した毎日を送ることができています。地域に根差した仕事を通じて、自分自身の成長を実感できる点も魅力ですね。

 

 

ー最後に、島原市役所の土木職を目指す方に向けて、メッセージをお願いします。

 

江嶌:島原市役所の土木職は、経験豊富な先輩方から直接技術を学び、成長できる機会が豊富にあります。繰り返しになりますが、皆さん優しく、部署内外のコミュニケーションも活発で、働きやすい環境です。

 

地域に根差し、人々の生活を支える土木職の仕事に興味をお持ちの方は、ぜひ島原市役所で一緒に働きましょう!

職員の写真

ー本日はありがとうございました。

 

高校を卒業してすぐに、地元への貢献を胸に土木職の道に進まれた江嶌さんの真摯な姿勢が印象的でした。入庁後に知った「市民の皆様に寄り添うこと」の大切さや、「目に見える形で成果が残る」という言葉には、地域に根差した仕事ならではの深い喜びが詰まっていました。

 

技術的な壁に直面しても、先輩が現場にまで一緒に来て、解決策を共に考えてくれるというエピソードからは、島原市役所が持つ温かいチームワークを感じます。

 

若手が安心して成長できる、風通しの良い職場なのだと心が温かくなりました。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

職員インタビュー

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