官公庁・自治体で働くならパブリックコネクト

求人を探す
官公庁の方
ログイン

会員登録

島原市役所

有明海にひらく湧水あふれる火山と歴史の田園都市

【子育ても、ソフトテニスも、仕事も】島原市役所で実現する、地域貢献と自分らしい働き方

島原市役所

2025/11/20

高校時代の厳しい寮生活で、島原の人々の温かさに触れた経験が、諫早市出身の長嶋さんの人生の大きな転機となりました。


東京での大学生活を経て、長嶋さんは迷わず島原市役所へのUターン入庁を決意しました。
入庁後も幅広いキャリアを積み、現在はシティプロモーション課地方創生推進班で移住定住業務に従事されています。


子育てと仕事、そして趣味のソフトテニスを両立しながら地域のために活躍されている長嶋さんの、島原市役所での働きがい、ワークライフバランスの充実ぶりを伺いました。取材は少し苦手だったという長嶋さんですが、率直な思いとともに魅力的なお話を聞くことができました。
 

 


 

高校時代の「きつさ」が教えてくれた、島原の温かさ

ーまずは島原市役所に入庁されるまでの経緯を教えていただけますでしょうか?

 

長嶋:私は諫早市という島原市から少し離れた町の出身です。高校進学の際にソフトテニスと勉強を両立したいという思いから、島原高校を選びました。

 

高校3年間は寮生活をしながら文武両道に励み、卒業後は東京の大学に進学しました。

 

大学卒業後、親の希望もあり九州へUターンする際、高校時代を過ごした島原市に魅力を感じ、市役所への入庁を決意しました。

 

 

ー島原高校での生活が、長嶋さんの人生に大きな影響を与えたのですね。具体的に、どのような点が決め手となったのでしょうか?

 

長嶋:高校3年間は、本当に「きつかった」の一言に尽きます。毎日が勉強とソフトテニス漬けの生活で、夜中の1時半まで勉強し、朝6時半に起きるような毎日でした。

 

練習も休みなく続き、肉体的にも精神的にもハードな日々でしたが、そんな中で出会った島原の仲間や親御さん方が本当に親切に接してくださり、支えとなっていたんです。

 

島原に縁もゆかりもない「よそ者」である私を温かく受け入れてくれた島原の人々との出会いが、市役所を目指す大きなきっかけとなりました。

 

 

ー大学で教員免許も取得されたとのことですが、公務員、特に市役所の仕事に興味を持ったきっかけはありますか?

 

長嶋:実は市役所に入庁するまで、市役所に行ったことすらなかったんです(笑)。市役所が具体的にどのような仕事をしているか全く知らない状況でした。

 

ただ、教員免許を持っていたため教育の現場にも関心がありましたが、人前で話すことはあまり得意ではなかったんです。

 

そんな中で、市役所の仕事は税務、福祉、教育など、本当に幅広い分野に関われることを知り、高校の先輩が島原市役所にいたこともあり、情報交換をしていくうちに「自分に合っているかもしれない」と感じました。

 

最終的には、島原市役所一本に絞って受験し、ご縁をいただきました。

インタビュー風景

災害派遣から国への出向、そして地域活性化へ

ー入庁されてから現在に至るまでの業務経験について、概要を教えていただけますか?

 

長嶋:入庁して最初の2年は「ふるさと創生本部」という部署に配属され、観光組織の一元化やプログラミング教室、シェアリングエコノミーの普及など、地域・観光の活性化に資する業務に従事しました。

 

その間に熊本地震が発生した際には、熊本県宇土市へ3ヶ月間、災害派遣として業務に携わりました。

 

その後、税務課市民税班で3年間、国土交通省観光庁への出向を2年間経験し、現在はシティプロモーション課地方創生推進班に所属しています。

 

 

ー国への出向というのは、なかなか経験できることではないと思いますが、ご自身で希望されたのでしょうか?

 

長嶋:いいえ、まさか自分が国に出向するなんて思ってもみませんでした(笑)。

 

出向の打診があった時は、ちょうど結婚を考えていた時期でもあり、正直すごく悩みましたが、最終的には「行ってみよう」と決意しました。

 

 

ー国への出向を通して得られたことで、長嶋さんのキャリアにプラスになったことはありますか?

 

長嶋:出向を経験して良かったことは、何よりも「人脈が広がったこと」です。私が所属していた部署には、全国各地の様々な自治体や企業から出向者が集まっていました。

 

それぞれの地域の話や、民間企業の取り組みなど、外部の幅広い知見に触れることができ、自分自身の視野が大きく広がったと感じています。

 

また、出向者とは本当に深い関係を築くことができ、私の結婚式では友人代表の挨拶をお願いするほど親密になりました。

 

今でも連絡を取り合い、島原市にも遊びに来てくれる大切な仲間です。

 

 

ー現在所属されているシティプロモーション課地方創生推進班では、どのような業務を担当されているのでしょうか?

 

長嶋:主に、島原市の「移住定住の推進」と「人口減少対策」、そして国からの「交付金」に関する業務を担当しています。

 

具体的には、移住を検討されている方々を対象とした相談会を都心部や市内で定期的に開催したり、実際に移住された方が地域に馴染めるよう「移住者交流会」を実施したりしています。

 

また、「お試し住宅」という制度があり、最長2週間無料で島原市に滞在し、実際に住むように体験できる宿泊場所を提供しています。

 

その中で、不動産の見学や観光など、要望に応じてオーダーメイドのツアーを組み、移住希望者の方々と一緒に案内することもあります。

移住相談対応の様子
移住相談対応の様子

「ありがとう」の言葉が原動力!地域貢献と子育て支援の最前線

ー長嶋さんが仕事の「やりがい」を感じるのはどのような時でしょうか?

 

長嶋:移住相談会などで出会った方が、実際に島原市に移住してきてくださり、その後「あの時は本当にありがとう」と感謝の言葉を伝えてくださった時が、一番やりがいを感じます。その一言が、私の仕事の大きな原動力になっています。

 

特に印象に残っているのは、東京で開催した移住相談会に来てくださった方が、1年後にお子さんと一緒に島原市に移住してこられたことです。

 

移住者交流会にも積極的に参加してくださり、「あの時は本当に助かりました」と言ってくださったことは、今でも鮮明に心に刻まれています。

 

 

ー地方創生の業務は、幅広く難しい側面もあるかと思います。長嶋さんが仕事の「厳しさ」を感じるのはどのような時ですか?

 

長嶋:地方創生推進班の業務は本当に多岐にわたります。

様々な案件が日々降ってくる中で、どう対応していくべきか、どうすれば物事が円滑に進むのか、その道筋を立てていくことが大変だと感じています。

 

上司や同僚と密にコミュニケーションを取りながら、最適な方法を常に考え、実行していく必要がある点が、この仕事の難しさであり、やりがいでもあります。

仕事風景

プライベートも妥協しない!育児と趣味を両立するワークライフバランス

ー子育て中の職員の方も、プライベートを充実させながら働きやすい環境かどうか、お聞かせいただけますか?

 

長嶋:昨年、私に子供が生まれ、上司から「育休を取ってみたらどうか」と声をかけていただき、8月に1週間の育休を取得させてもらいました。

 

私自身、育休を取るつもりはなかったのですが、上司からの温かい一言が後押しとなり、取得することができたので、育児にも理解がある環境だと感じています。

育児の様子

ー日常の残業や、有給休暇の取得状況はいかがでしょうか?

 

長嶋:現在の部署では、基本的に18時には帰宅しています。国に出向していた時は終電近くまで働くことも多かったので、それに比べると残業はかなり少なくなりました。

 

有給休暇についても、部署内で休みが重ならないように調整しながら、計画的に取得できる環境です。

10年前の入庁時と比べても、今は「年休や代休も積極的に使ってください」という雰囲気があり、非常に休みが取りやすくなったと感じています。

 

 

ー長嶋さんは今も現役でソフトテニスを続けられているとのことですが、仕事と趣味を両立する上で工夫されている点はありますか?

 

長嶋:仕事が終わるのが18時なので、家に帰って食事や家事を済ませてから、20時頃から練習に行く生活を送っています。

 

土日もイベントがなければ練習や試合に参加しています。仕事後に20時から練習というのは、体力的にかなりきついですが、続けていると体が慣れてきます。

 

この体を動かす時間が、私にとっては何よりのリフレッシュになっています。

ソフトテニスの活動の様子
仕事とのバランスを取りながら、ソフトテニスを楽しんでいます!

ー職場の雰囲気や風通しはいかがでしょうか?

 

長嶋:島原市役所は、職員同士の距離が近く、非常にフランクな雰囲気です。

 

困ったことがあればすぐに相談できる相手が周囲にたくさんいますし、自分一人で問題を抱え込むことはまずありません。ストレスも少なく、非常に働きやすい環境だと感じています。

 

職員の数もそれほど多くないので、顔見知りの職員が多いです。職員同士の交流も活発で、先日も子供を連れて同僚の家に遊びに行くなど、和気あいあいとした人間関係が築けていると思います。

 

 

未来の仲間へ:温かい島原市役所で地域を動かすやりがいを

ー最後に、島原市役所への入庁を考えている求職者の皆さんへ、メッセージをお願いします!

 

長嶋:私自身、島原市出身ではない「よそ者」ですが、島原市はそんな私を温かく受け入れてくれる懐の深い町だと実感しています。人も優しく、食べ物も美味しい、魅力に溢れた場所です。

 

島原市役所には、よそ者も受け入れてくれる温かい風土があります。ぜひ私たちと一緒に、島原市の職員として、市民のために働き、この地域の魅力をさらに高めていきましょう!

職員の写真

ー本日はありがとうございました。

 

長嶋さんが語る「きつかった」高校時代のエピソードと、そこで出会った島原の人々の温かさのお話は、胸に迫るものがありました。その経験が、地元を離れた彼を再び島原へと導いたのだと感じます。

 

国への出向や災害派遣といった貴重な経験を積まれながらも、「ありがとう」の一言を何よりのやりがいと語る姿は、公務員としての地域への貢献意識の強さを表しています。

 

育児や趣味も妥協せず、フランクで温かい同僚との絆を大切にする長嶋さんの言葉は、島原市役所が「人を育み大切にする場所」であることを証明してくれました。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年10月取材)

職員インタビュー

この記事の官公庁・自治体

島原市役所

有明海にひらく湧水あふれる火山と歴史の田園都市

官公庁・自治体をフォローして、 「新着求人の通知」 を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

ヘルプ

お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.