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丹波篠山市役所

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「全員がどの現場にも行く」小規模だからこそ得られる圧倒的成長体験。丹波篠山市消防本部の仕事

丹波篠山市役所

2025/06/26

丹波篠山市消防本部で働く、坂上さん(入庁6年目)と松葉さん(入庁2年目)のインタビュー記事です。二人の視点から、小規模な組織だからこそ得られる幅広い経験と成長の機会、そしてメリハリのある温かな職場の雰囲気など、丹波篠山市消防本部ならではのリアルな魅力に迫ります。

 

ーまずはお二人が消防士を目指した経緯からお聞かせください。

 

坂上:高校卒業後、公務員になるための専門学校に2年間通い、卒業後に丹波篠山市の消防職員になりました。

 

小さい頃から消防士に憧れがあり、消防士になるという目的を持って専門学校に進みました。丹波篠山市を選んだのは、もともと消防士になったきっかけとして、丹波篠山市での火災現場で懸命に消火活動にあたる消防士を見たためです。

その時の憧れがずっと心に残っていて、「丹波篠山の消防士になりたい」という思いを叶えました。

松葉:私は体育大学で水泳を専攻しており、体を動かすことが好きだったので、自分の強みを活かせる仕事に就きたいと考えていました。中でも、人を直接助けて「ありがとう」と感謝の言葉をいただける環境に魅力を感じ、消防の道を選びました。

 

地元で働くのが第一志望であり、丹波篠山市を選びました。

 

ーお二人とも強い思いを持って入庁されたのですね。松葉さんは試験で印象に残っていることはありますか?

 

松葉:面接は5,6名の面接官に対して私1人だったので、かなり緊張はしました。答えづらい質問もあり答えに詰まることもあったのですが、自分の想いをしっかりとのべることができたので、緊張しましたが、良い評価をいただけたのかもしれないと、少し自信を持って帰ることができました。

 

ーそれでは、入庁して現在の組織体制について教えていただけますか?

 

坂上:消防本部は、本部機能を持つ署が一つと、三つの出張所があります。職員は2つの係に分かれて2交代制で勤務しており、私と松葉消防士は2係に所属しています。1係が26人、2係が25人です。係の中でも警防、救急、救助、通信といった役割があり、私は警防係、松葉消防士は救助係です。

 

ー1日の勤務人数はどれくらいですか?

 

坂上:日中は18人、夜間は15人体制です。日中のみ開所している出張所が一つあり、夜間は閉所となるため、人数が変わります。朝、署に出勤してから、そのメンバーの中で各出張所に3人ずつ向かいます。ただ、出張所のうち二つ(南出張所と東出張所)は、どちらか一方を開所する運用になっていて、例えば南出張所が開所している日は東出張所は閉所となります。

 

ー勤務はどのようなサイクルなのでしょうか?

 

松葉:24時間勤務して非番、というサイクルを3回繰り返し、その後に週休が2日入る、という形です。つまり、勤務、非番、勤務、非番、勤務、非番、週休、週休という8日間で1サイクルとなります。

 

坂上:補足しますと、この8日間サイクルで勤務を続けると、暦上の勤務時間よりも2か月で2日分(約24時間)多く働くことになります。その超過分を調整するため、2か月に2回、24時間勤務ではなく日中のみの勤務で夜には帰宅できる日(半日勤務)が設けられています。これにより、勤務時間が適切に調整されています。

 

ー松葉さんは昨年入庁され、新人時代はどのように仕事を覚えていきましたか?

 

松葉:約半年間の消防学校を卒業したのが10月。そこから現場での勤務が始まりましたが、並行して救急隊員になるための勉強も進めました。年が明けた1月からは再び消防学校の救急科に入校し、約2か月間、専門知識を学びました。

 

ーでは、本格的に救急隊員として現場に出始めたのは今年の春からですね。

 

松葉:はい。最初の頃は緊張で頭が真っ白になってしまい、先輩に指示を仰ぎながら必死に動くだけでした。職場に戻ってきて初めての救急出動が心肺停止の事案で、初日から胸骨圧迫を行うことになり、学んできたことの重みを、身をもって知りました。今は少しずつ慣れ、日々フィードバックをいただきながら成長を実感しているところです。

 

ー松葉さんには、専属の教育係のような先輩はいらっしゃったのですか?

 

松葉:専属という形ではありませんでしたが、一つ年上の先輩が、私が困らないようにいつも気にかけてくださり、基本的なことを色々と教えてくれました。

 

ー坂上さんは入庁6年目ですが、後輩を指導する上で心がけていることはありますか?

 

坂上:私自身がそうだったように、後輩もきっと分からないことだらけなはずです。だから頭ごなしに叱ることはなく、自分の経験からわかりやすく伝えるようにしています。以前、ロープの結び方で悩んでいる後輩に自分なりのコツを教えたら、「分かりやすかったです」と言ってもらえて。それ以来、自分の言葉で伝えることを大切にしています。

ー職場の雰囲気はいかがですか?消防というと厳しいイメージもありますが。

 

松葉:私も入る前は少し不安でしたが、丹波篠山は良い意味で体育会系すぎることはありません。もちろん規律はありますが、理不尽に厳しくされることは全くないです。小規模な消防本部なので、毎日ほとんどの職員と顔を合わせますし、その分コミュニケーションが取りやすく、先輩方にも気軽に話しかけられます。

 

坂上:小規模だからこそ、火災、救助、救急など、全ての災害に対応する知識と技術が求められ、担当係に関わらず様々な現場に出動します。大規模な消防本部では経験できないような現場にも行ける可能性があり、幅広い知識や経験を速いスピードで身につけることが可能です。

 

ー様々な業務を経験できるのは大きなやりがいになりそうですね。

 

坂上:はい、自分の成長を実感できる瞬間にやりがいを感じます。

 

また、現在は消防技術を競う「救助指導会」に向けて、ロープを渡る「ロープブリッジ渡過」という種目の訓練に励んでいます。タイムが縮まっていく瞬間に、楽しさと達成感を感じますね。

 

ー松葉さんも大会に向けて訓練中だとか。

 

松葉:はい。私は水難救助の「基本泳法」という種目で、全国大会出場を目指しています。大学まで競技として水泳をやってきた身としては、やはり勝負にこだわりたい。厳しい挑戦ですが、諦めずに頑張ります。

 

ー他にどんな時にやりがいを感じますか?

 

松葉:やはり、地元で働けることが一番のやりがいです。自分が育った街に貢献できていると実感できる瞬間は、何物にも代えがたい喜びです。

 

ーそれでは最後に、お二人の今後の目標と、未来の後輩へのメッセージをお願いします。

 

松葉:今はまだ、全ての業務で一人前とは言えません。これから様々な経験を積み、どんな現場でも的確に動ける、頼れる消防士になることが目標です。消防士になりたいと思ったきっかけは何でも良いと思います。挑戦することで得られることの方がずっと多いので、ぜひ一歩を踏み出してほしいです。

 

坂上:後輩に胸を張れる先輩であり続けたいです。そのためにも、自分自身が学び続ける必要があると思っています。まだ救助係は経験したことがないので、いずれは経験して、全ての業務をコンプリートしたいですね。そして、全ての現場で後輩たちを導けるような存在になりたいです。

 

丹波篠山市消防本部は、雰囲気が良く、楽しく仕事ができる職場です。そして、たくさんの経験を通じて大きく成長できます。興味を持っていただけたなら、ぜひ一緒に働きましょう。

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年6月取材)

 

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