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藤沢市役所

多くの自治体で人口減少が進む中、人口が増加し続けている藤沢市。比較的コンパクトな都市構造の中で「湘南の海」「緑の豊かさ」といった自然環境、充実した買い物環境や医療・福祉など本市の総合的な暮らしやすさのほか、子育て世代を中心に子育てに適したまちという本市のイメージが近年広がっています。 また、江の島をはじめとする観光都市だけではなく、商・工業都市、農・水産業都市や4大学が立地する学園都市としての側面を併せ持つ湘南の中心都市として発展を続けています。 近年では持続可能なプロジェクトとして、100年先の未来を見据えたサスティナブルな街「FujisawaSST(サスティナブル・スマートタウン)」を整備し、官民一体でSDGs達成に向けて取り組んでいるほか、約100年ぶりとなる東海道新駅の設置やDXの推進など、様々な分野で果敢に挑戦し続けています。 そんな藤沢市で、より魅力的な街づくりをめざして一緒に「変革」「チャレンジ」してみませんか?

「生まれ育った場所で地域密着型な働き方を実現」〜神奈川県藤沢市役所の緑化への取り組み〜

藤沢市役所

2024/04/05

神奈川県藤沢市みどり保全課で働く半沢さんに、土木職の業務や、藤沢市役所で働く魅力についてお話を伺いました。

 

—これまでの経歴について簡単にご紹介ください。

 

半沢:東京農業大学の造園科学科で、プランターや庭づくりからまちづくり計画まで、幅広い分野を学べる学科に在籍していました。在学中は測量系の研究室に入っており、2023年度に土木職で藤沢市役所に採用されました。現在は、みどり保全課に勤務しています。

 

ー元々、公務員を希望していたのですか? 

 

半沢:いえ、一切公務員は考えていませんでした。というのも、公務員になるには試験が必要で、別途試験勉強をしなければいけないと思っていたからです。そのため、民間に絞って就職活動をしていまして、何社か内定も頂いていました。 

 

就職活動中に、「土木系の大学なら公務員も受けられるんじゃない?」とアドバイスをもらい、自分でも調べてみたところ、地元の藤沢市がSPI(適性検査)だけで受けられると知ったので、応募して採用となった形です。

遠藤笹窪特別緑地保全地区

ー最終的になぜ藤沢市役所勤務を選んだのでしょうか?

 

半沢:民間企業は給与など魅力に感じる部分は多かったですが、やはり転勤があるということがネックになっていました。藤沢市役所に勤めれば市外に出ることは無いので、藤沢に留まれます。それが選んだ大きなポイントですね。

 

ーでは、藤沢市役所のみどり保全課で行っている業務についてお聞かせください。

 

半沢:藤沢市が持っている市有山林の維持や管理や、藤沢市の生物多様性に関する取り組みも行っています。

 

市内には、造成ができなかった残地(急斜面地)が点在しており、そのような場所を市有山林として維持管理を行っています。そのため、林縁部は民家に囲まれていることも多く、草や枝が民地へ越境してしまうことや倒木などは常に警戒していなければいけません。


ですので、年間を通して造園業者さんとともに住宅地に隣接する林縁部の草刈や越境枝の剪定、危険木・枯木の伐採などを行っています。草木が勢いよく伸びる春先から夏場にかけては、市民の方からの要望もとても多いです。
 

また、生物多様性については主に市民に対しての普及啓発が仕事です。

 

長久保公園の「生物多様性センター」、遠藤笹窪谷公園の「サテライトセンター」といった施設が市内にあるので、そちらでの自然観察会や緑化講習会、生物多様性に関する普及啓発を行っています。

 

子どもたちに緑と生きものに触れて、親しみを持ってもらえるよう、自然観察会や森の中でカントリーヘッジや落ち葉溜めを作るなどといったイベントなども普及啓発活動の一部です。(※表紙画像がその内容です)

遠藤笹窪谷公園

ー入庁後の教育体制についてもお聞かせください。

 

半沢:研修もありましたが、何週間もまとめてなどではなく、日や時間はとびとびでした。ですので初日からすぐに配属先の執務室や現場でマンツーマン指導員に1から教わっていく体制でした。

 

マンツーマン指導員以外の課の方々にも何でも質門できる環境ですので、実際に現場に出て、その場で様々な方から学ぶことができるのはとてもいい勉強になっています。

 

直接自身の担当とは関係のないことでも、気になったことは何でも聞けることは、とてもありがたいです。

 

ー上司との関係性も良好なんですね。みどり保全課は何名体制なのでしょうか?

 

半沢:みどり保全課は14人体制です。内訳は、事務職が6名、技術職が7名、自然生態専門員が1名です。40代以上の職員が多いです。

ーみどり保全課で働くうえでのやりがいについてはいかがでしょう? 

 

半沢:年間を通して行っている緑地の管理では、予算的に林縁部に手を付けることで精いっぱいです。


そのため、緑地の内部は手を付けられていない場合が多く、竹が繁茂しすぎてしまっていたり、大径木化した樹木が近くの木を枯らしてしまったり、倒木があったりと地面に光が届かない暗い森になってしまっていることが多いです。


そのような緑地に対して、森林環境譲与税を使って行う「樹林地復元業務」を同時に進めています。
 

樹林地復元とは、前述したような暗くなってしまった森の中の枯木や倒木を伐採・撤去したり、大径木化した樹木を伐採し、林床部に光が当たるようにすることで、森林の植生階層構造の再生を促し、より生物多様性の高い緑地の構築、保全を目指す業務です。


自然相手なので思うように成果が出ないこともありますが、試行錯誤してよりよい緑地にしていくことにはとてもやりがいを感じます。

遠藤笹窪特別緑地保全地区

ー数年がかりで対応できるというのは公務員ならではの面白さですよね。

 

半沢:あとは、自然生態専門員という専門知識をもつスペシャリストの職員がおり、その職員と現場に出てると樹林や草木から動物、地形などについて学ぶことができ、そのような知識は仕事に繋がってきますので、やりがいを感じています。

 

ーでは、藤沢市役所に入庁してメリットと感じることはありますか?

 

半沢:市役所なので、暦通りのお休みであることはわかっていましたが、私の課は「お休みはしっかりとってね」という風潮で、実際に夏休みが7日間も取れたのは嬉しかったです。

 

課によって相当バラツキはありますが、また残業はほぼないのも大きなメリットになるかと思います。

 

あとは、思っていた以上に服装が自由な点もあります。スーツでなくても良いと言われており、ビジネスカジュアルなファッションで通っています。

 

男性もシャツにチノパンなど、比較的カジュアルな服装の方が多いです。役所のイメージにありがちな、堅苦しいルールなどがないのもメリットになるかと思います。

遠藤笹窪谷公園のテングチョウ

ー最後に藤沢市の魅力についてお聞かせください。

 

半沢:藤沢って、本当にちょうどいい町なんです。東京にも静岡方面にも、1時間程度で出られますし、駅前にも百貨店や大型家電量販店などもあるので、必要なものは藤沢でだいたい揃います。

 

たまに、横浜や川崎に遊びに行きますがそれでも20分足らずで行けますし、土地自体も東京と比べて安いので、住みやすいと感じています。

 

また、藤沢市は気候も温暖で冬に雪がたくさん降るということもありませんし、台風もほとんど来ない地域です。都心部と比べて土地に余裕があり、空が開けて見えます。市内には田んぼや畑、森林が広がるのどかな地域もあり、子供のころから、「いいとこどりの町だな」と思って住み続けています。

 

ー本日はありがとうございました。 

職員インタビュー

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多くの自治体で人口減少が進む中、人口が増加し続けている藤沢市。比較的コンパクトな都市構造の中で「湘南の海」「緑の豊かさ」といった自然環境、充実した買い物環境や医療・福祉など本市の総合的な暮らしやすさのほか、子育て世代を中心に子育てに適したまちという本市のイメージが近年広がっています。 また、江の島をはじめとする観光都市だけではなく、商・工業都市、農・水産業都市や4大学が立地する学園都市としての側面を併せ持つ湘南の中心都市として発展を続けています。 近年では持続可能なプロジェクトとして、100年先の未来を見据えたサスティナブルな街「FujisawaSST(サスティナブル・スマートタウン)」を整備し、官民一体でSDGs達成に向けて取り組んでいるほか、約100年ぶりとなる東海道新駅の設置やDXの推進など、様々な分野で果敢に挑戦し続けています。 そんな藤沢市で、より魅力的な街づくりをめざして一緒に「変革」「チャレンジ」してみませんか?

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