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小郡市役所

小郡市は、福岡県の南部、佐賀県との県境に位置しています。東西6キロメートル、南北12キロメートルにわたる区域で、総面積は45.51平方キロメートルあります。東北の台地には標高130.6メートルの花立山があり西北丘陵地帯は、なだらかな丘陵が連なりため池が点在しています。また、市の中央部を南北に貫流する宝満川を挟んで、西側に住宅地帯、東側に田園地帯が広がっています。 福岡市や久留米市に近く、高速道路や鉄道が市域を縦横に走っているという地理的条件や交通利便性の高さを背景に大きく発展してきています。 「人がつながり 市民が躍動する温かみのある都市 小郡」を将来像に掲げて、多様性を認めあう共感、共感によって同じ目的に向かい行動する共働、共働によって新しい価値や魅力を創造していく共創を一連のまちづくりの考え方として推進し、多様な主体が役割を分かち合い、支え合いながら暮らしていくことができる全ての人が包み込まれる地域共生社会の実現を目指しています。 

民間企業志望から公務員の道へ。変化の真っ只中にある小郡市で、子育てと仕事を両立する働き方とは?

小郡市役所

2025/09/08

福岡県小郡市役所で一般事務職として働く上野さんのインタビュー記事です。
民間企業での就職を目指していましたが、あるきっかけから公務員の道へ。現在は農業委員会事務局に所属し、2人のお子さんの育児と仕事を両立されています。
多様な部署での経験を通じて感じたやりがいや、変化し続ける小郡市で働く魅力、そしてリアルなワークライフバランスについて、率直に語っていただきました。
 

 


 

民間企業志望から公務員へ。市役所を選んだ意外なきっかけ

ーはじめに、上野さんが公務員を志望されたきっかけを教えてください。

 

上野:実は、私の場合は元々民間企業を希望してたんです。インフラ系の行きたい民間企業があったんですけど、残念ながら落ちてしまいまして…。もちろん生きていくために働かないといけないので色々受けてはいたんですが、あまりやる気が出なくて、どうしようかなって大学4年の夏ぐらいまでぼやっとしてたんです。

 

そしたら親から「もういい加減こっちに戻ってきて公務員にならないか」と、関西の大学にいた私のもとに、いくつかの自治体のエントリーシートが送られてきたんですよ(笑)。

 

父が公務員だったので、それなら自分も公務員になろうかな、ぐらいの気持ちでしたね。

 

ーその中で小郡市を選ばれた理由は何ですか?

上野:応募可能だったいくつかの自治体を比べた中で、小郡市が交通の利便性が高く、人口も少しずつ伸びている状態だったので、過疎とかにも悩まされず今後発展していくかなっていうところに魅力を感じ、小郡市を受験しました。

インタビュー風景の写真

多様な部署で得た経験と、仕事のやりがい

ーこれまでの業務経験について教えてください。

 

上野:本当に色々な部署を経験させてもらいました。まず、下水道課で下水道料金関係の業務を担当し、次に生活環境課ではエコ関係や再生可能エネルギー、火葬場の管理、犬の予防注射まで、幅広い業務に携わりました。

 

その次は、人権・同和教育課で市民への人権教育に関する業務、そして総務広報課と経営戦略課では広報担当として、広報紙の作成・編集やホームページ・SNSの更新などを行いました。

そして今年の4月から農業委員会事務局で、農地の売買や転用に関する業務に携わっています。

 

 

ー特に印象に残っているお仕事は何ですか?

 

上野:やっぱり広報担当時代の仕事ですね。地元のケーブルテレビ局と一緒になって、月に1回、市の広報番組『よかまち広報室』を作っていたんです。

 

マニュアルなどがないので、ケーブルテレビ局のスタッフと「今月はどんな番組にしていこうか、どんな演出をしようか」っていうのを企画段階から考えるのが、色々と勉強にもなりましたし、すごく楽しかったです。

 

一般的な公務員の仕事とは一味違う、クリエイティブな面白さがありました。

 

 

ーご自身も出演されていたのですか?

 

上野:はい、私がMCみたいな役割になって、各課の担当者や市民などをゲストに迎え、色々聞いたり尋ねたりっていうのを、ちょっとしたストーリー仕立てで作っていました。

 

一番印象に残ってるのは、コミュニティセンターがリニューアルオープンしますよっていう告知の番組です。その時は館長さんとアドリブを交えながら、すごく楽しく番組作りができましたし、自分の中でも「見た人に楽しんでもらえる番組になったんじゃないかな」と思える回でした。

よかまち広報室の写真
上野さんがMCを務めていた市の広報番組『よかまち広報室』

ー仕事の中でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

上野:一番は、やっぱり「ありがとう」って市民の方から言ってもらえた時ですね。

 

私は窓口業務を経験することが多かったので、そこでいろんな相談対応もあるんですけど、うまく解決できたり、こちらのできるところまで丁寧に対応したりした時に、相手の方から「ありがとうございました」って一言言ってもらえるだけでも、本当にやりがいを感じます。

 

数年前に小郡で大雨が降って、集落が丸ごと水に浸かるという災害があったんです。
当時、私は生活環境課にいたのですが、大雨が降った後、まだ水が溜まってる中を現地確認に行ったり、床上浸水したお宅の消毒に回ったりしました。

 

夏だったので、もう汗だくになりながら作業していたのですが、被災されて一番大変なはずのお家の方から、「わざわざ消毒してもらってありがとう」って声をかけていただいて…。

 

その時は、本当にこの仕事をしていて良かったなと思いましたね。

 

また、仕事ではないですが、実は市内の和太鼓団体に所属していて、イベントやお祭りのときに市民の皆さんに演奏を披露しています。

 

もともとは、下水道課に所属していた時の上司が団体の代表を務めており、仕事以外での地域貢献を考えていた時に誘っていただいたのが縁の始まりです。実は楽譜が読めないので、続けられるか不安だったんですが、それから10年以上、市内や隣町で和太鼓を叩いています。

 

そういった活動をしていると、仕事の縁と市民活動の縁が繋がる時があるんですよね。「あ、あの時はどうも~」みたいな感じで。そういう時にもやりがいを感じます。

 

今は子どもが生まれたばかりで休部していますが、また市民の皆さんに和太鼓の演奏を届けられる日を楽しみにしています。

和太鼓演奏の写真

 ー逆に、仕事の厳しさや大変さを感じるのはどんな時でしょうか?

 

上野:市民の方からのご相談やご要望のすべてにお応えできるわけではない、という点に難しさを感じます。

 

もちろん、相談に来られた方のお力になりたいという気持ちは常に持っているのですが、市役所として「できること」と「できないこと」の範囲がどうしてもあります。ご期待に沿えない場合に、どうすれば市民の方にご理解、ご納得いただけるか、頭を悩ませますね。

 

市民の方一人ひとりの状況に寄り添いながら、最善の対応を模索し続けることが、どこの部署に行っても共通するこの仕事の難しさだと感じています。

 

 

変化の真っ只中で働く。小郡市ならではの魅力

ー上野さんが感じる、小郡市役所で働く一番の魅力は何ですか?

 

上野:そうですね、小郡市は今、どんどん変わっている、まさに変革の時期にある自治体だという点です。昨年度はコストコもオープンして、それがきっかけで周辺の地域が今、ガラッと変わり始めています。

 

公共施設も、老朽化したものを使い続けていましたが、今度新しい体育館ができますし、市役所の建て替えの話も出始めています。

 

このように、まちの景色が今まさに大きく変わろうとしている。その変化の真っ只中に身を置いて、当事者として働けるというのは、すごく刺激的で、他ではなかなか味わえない魅力だと思います。

 

 

「育休は当たり前」子育て世代に優しい職場環境

ー職場の雰囲気はいかがですか?

 

上野:今の農業委員会事務局は局長、私、部下の3人体制で、非常にアットホームな雰囲気です(笑)。業務中でも一段落ついた時とかに、「先週そういえばこういうことがあったんですよ」みたいな感じで、ちょっと世間話をしてリフレッシュすることもできます。

 

もちろん、集中するところは集中するというメリハリはあります。それは農業委員会に限らず、私が今までいた部署はどこもそうでしたね。上司とも部下とも、良好な関係を築けていると思います。

 

部下との関係で言うと、今の若い職員は、自分の業務を将来どのようにしたいかという目標がはっきりしている職員が多いと感じており、部下たちが「やりたい」と思うことはできるだけ実現できるように後押しすることを心がけています。

職場の人と談笑している様子の写真

 ーワークライフバランスについてお伺いします。残業や休暇の取りやすさはいかがでしょうか?

 

上野:私が入った頃は「休みを取らせてください」なんてなかなか言えない時代だったんですけど、この16年間で職場も大きく変わりました。

 

今は逆に「最近、休暇取れてないけど取らんでいいと?」みたいに上司から声をかけてもらえるくらい、非常に休みを取りやすい職場になっています。

 

残業については、今は2人目の子が生まれたばかりで、上の子の保育園の迎えもありますが、職場の理解もあり定時で帰れることが多いです。

 

もちろん部署や時期にもより、例えば広報時代の広報紙の締切前のように、忙しくて残業が続く時期もあります。

 

 

ー育児休業も取得されたそうですね。

 

上野:はい、今年の6月から1ヶ月ほど取得しました。実は、育休を取る話は前の部署にいる時にしていたんですが、4月に異動になりました。

 

農業委員会事務局からすると、新しく配属された人がいきなり6月から1ヶ月間育休で休むというのは、正直驚かれたと思うんです。でも、上司も部下も「全然、必要な分とってもらって大丈夫だよ」と快く送り出してくれて、本当に助かりました。

育児の様子の写真

これから小郡市役所を目指す方へ

ー最後に、これから小郡市役所を目指す方へメッセージをお願いします。

 

上野:繰り返しになりますが、小郡市は今まさに大きな変化の時を迎えています。新しい商業施設ができ、公共施設も生まれ変わろうとしている。そんなダイナミックな変化を肌で感じながら仕事ができるのは、大きなやりがいにつながるはずです。

 

私は、異動するたびにそれまでと全く異なる業務の部署に配属されていますが、一から勉強をしなければならない反面、その度に新しい発見があるため、異動する時は自分を成長させるチャンスだと感じています。

 

変化を楽しみながら、市民のために働きたいという方には、小郡市は最高の環境だと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

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小郡市は、福岡県の南部、佐賀県との県境に位置しています。東西6キロメートル、南北12キロメートルにわたる区域で、総面積は45.51平方キロメートルあります。東北の台地には標高130.6メートルの花立山があり西北丘陵地帯は、なだらかな丘陵が連なりため池が点在しています。また、市の中央部を南北に貫流する宝満川を挟んで、西側に住宅地帯、東側に田園地帯が広がっています。 福岡市や久留米市に近く、高速道路や鉄道が市域を縦横に走っているという地理的条件や交通利便性の高さを背景に大きく発展してきています。 「人がつながり 市民が躍動する温かみのある都市 小郡」を将来像に掲げて、多様性を認めあう共感、共感によって同じ目的に向かい行動する共働、共働によって新しい価値や魅力を創造していく共創を一連のまちづくりの考え方として推進し、多様な主体が役割を分かち合い、支え合いながら暮らしていくことができる全ての人が包み込まれる地域共生社会の実現を目指しています。 

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