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小郡市役所

小郡市は、福岡県の南部、佐賀県との県境に位置しています。東西6キロメートル、南北12キロメートルにわたる区域で、総面積は45.51平方キロメートルあります。東北の台地には標高130.6メートルの花立山があり西北丘陵地帯は、なだらかな丘陵が連なりため池が点在しています。また、市の中央部を南北に貫流する宝満川を挟んで、西側に住宅地帯、東側に田園地帯が広がっています。 福岡市や久留米市に近く、高速道路や鉄道が市域を縦横に走っているという地理的条件や交通利便性の高さを背景に大きく発展してきています。 「人がつながり 市民が躍動する温かみのある都市 小郡」を将来像に掲げて、多様性を認めあう共感、共感によって同じ目的に向かい行動する共働、共働によって新しい価値や魅力を創造していく共創」を一連のまちづくりの考え方として推進し、多様な主体が役割を分かち合い、支え合いながら暮らしていくことができる全ての人が包み込まれる地域共生社会の実現を目指しています。 

在住外国人が住みやすいまちづくりに奮闘~3度目の転職で辿り着いた小郡市職員という選択~

小郡市役所

2024/05/01

福岡県小郡市の総務課(旧総務広報課)で働く前森(まえもり)さんに仕事内容や小郡市を選んだ理由についてお伺いしました。

 

—はじめに、自己紹介をお願い致します。

 

前森:私は佐賀県出身で大学卒業後、住宅機器メーカーの営業をしていました。その後、法律事務所のパラリーガルとして働き、外資系レンタルオフィスの受付事務を経験しました。

 

3年間ほど、出産と育児に専念していましたが、令和3年度1月に福岡県小郡市に入庁し、総務広報課に所属しています。ちょうど丸2年が経ちました。

 

—転職活動について教えてください。

 

前森:漠然と、公務員であれば、仕事と子育てを両立させやすいのではないかという印象があったためです。とはいえ、民間とも併願しておりました。

 

民間企業や福岡の他の自治体の面接の中で、私自身の仕事の能力にフォーカスして話を聞いてくれたのが小郡市でした。例えば民間企業や自治体では、「子どもが体調崩したときは、仕事はどうするのか。子もが小さいのになぜ働くのか。」などといった質問に比重が置かれ、キャリアやスキルに関する質問はほとんどありませんでした。

 

その中で、小郡市は“自分”を見てくれて、自分のライフスタイルに合った働き方ができる場所だと思いました。

 

また、以前に、小郡市のコミュニティ推進課が行っている「小郡魅力化計画」という街づくり講座を受けたことがありました。そこで出会った係長がとても気さくな方で、いい意味で公務員らしくない雰囲気だったことが、堅苦しい環境が苦手な私にとっての後押しとなりました。

 

そういった理由で、地縁はなかったのですが、小郡市に入庁することを決めました。

—選考について、公務員試験に向けてどのくらい勉強しましたか。

 

前森:試験勉強は、週2~3回子どもを一時保育に預け、半年前くらいから始めました。参考書を一冊程度勉強しましたが、筆記試験は難しくなかったと思います。面接については、ありきたりな質問はあまりなく、社会情勢やキャリアなどについて、一つ一つの話を掘り下げて対話していくスタイルでした。また、個人面接だけではなく、集団面接もありました。

 

—仕事内容について教えてください。

 

前森:国際交流・多文化共生と男女共同参画に関する業務を行っています。小郡市には日本語学校が2校あり、外国籍の方が多い街です。現在、小郡市に暮らす外国人市民は約1,450人と人口の約2%を超えています。県内市町村の中でも、外国人市民は多い方だと思います。

 

市内には日本語学校の留学生や、技能実習生、就労している人の家族が多く、知り合いをつてに小郡市に集まっているという背景もあるようです。

 

多文化共生の主な業務は、市に事務局を置いている「おごおり国際交流協会」という団体の事務や、在住外国人の生活支援や相談対応、日本語教室のサポートなどです。もう1つの男女共同参画分野では、広報・啓発や相談対応が主な業務です。

 

日本語が分からない方には英語でも対応しますが、日本語も英語も分からない方には翻訳アプリを使いながら対応しています。相談対応は月に1から2件ほどです。小郡市はネパールとベトナム出身の方が多いのですが、ネパールの方には英語で対応し、ベトナムの方には翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取ることが多いです。

 

子どもの時から色んな国を旅行してきた私にとっては、日本を選んで来てくれた外国人の方々が楽しく快適に生活できるような体制を整えたいと思っているので非常にやりがいのある仕事です。

 

—部署の体制やOJTについて教えてください。

 

前森:係長を兼務する課長と会計年度任用職員1名と私です。実務については課長と会計年度任用職員の方に、会計システムや庶務、庁内のことなどは隣の係の係長が教えてくださり、課全体でサポートしていただきました。

 

また、国際交流・多文化共生などの市としての取組みについては課長に教えてもらっていました。固定の教育担当者がいるわけではありませんでしたが、職員のみなさんが丁寧に教えてくださいました。民間とは違う部分に戸惑うこともありましたが、辛いと感じたことは一度もありません。

 

—民間と市役所でどのようなところに違いを感じましたか。

 

前森:民間の頃は営業職だったこともあり、外で仕事をすることができましたので、一番違いを感じたのは、職場に来ないと仕事ができないという点です。ただ、個人情報等の問題がありますので、仕事を外でできない理由があることは理解をしています。

 

民間では、案件の進捗のスピードが早く、上司の承認が下りればどんどん進みます。一方で市役所の場合には、課内で議論してから議会にあげて、補助金の申請や会計の処理など、案件を進めるためのステップが多いと感じました。

 

また、人については、非常に穏やかで優しい方が多いという印象です。民間ではもっとガツガツしていて、合わないと思うことも多かったです。

 

—民間とのギャップをどのように解消しましたか。

 

前森:仕事の進め方が違うということについては、民間企業間で転職したときも当然感じましたし、民間と公務員とを比較しても意味がないと考えています。仕事の進め方の違いに直面しても、新しいやり方に慣れていくことはあまり苦ではありませんでした。3度の転職で身につけたスキルかもしれません。

—職場の雰囲気について教えてください。

 

前森:居心地がよく、とても穏やかです。課長が優れた方なので課内の雰囲気も良いです。課長は、話を否定せずに聞いてくださるので、「こうしたらもっと良くなるかも」と思うことも伝えやすいですし、メリットやデメリットも考慮のうえで背中を押してくださいます。

 

—残業やお休みについて教えてください。

 

前森:残業はほとんどありませんが、イベントが土日にある時は休日出勤をしています。忙し過ぎてひっ迫している、というような状況にはありません。

 

—仕事の面白さ、やりがいについて教えてください。

 

前森:民間では自社の利益にならないことは基本的にしないですが、市役所では、公益を考えて人のために動くことができます。利益のことを考えずに、人の役に立つことができるのは私にとって非常に魅力を感じている点です。

 

令和6年度に、子どものために日本語教室の開設することになりました。すでに大人向けには日本語教室が開催されていますが、子どもは大人と生活の場面が違い、話についてこれていない状況がありました。新しい企画を考えて実現できるという部分にも魅力を感じています。

 

入庁するまではルーティン業務だけではなく、企画立案や改善提案のような仕事にも取り組むことができるとは正直思っていなかったのですが、今ではそれがやりがいになっています。

 

—小郡市の魅力は何ですか。

 

前森:将軍藤や如意輪寺の風鈴まつりなど見どころが多く、春夏秋冬で多くのお祭りやイベントを開催しているところです。小郡市は鴨肉が特産品で、市内の飲食店が参加して鴨料理のグランプリを決める「鴨まちコンテスト」があります。私も昨年、国際交流協会の出店者としてお店を出しました。子ども達もたくさん来ますよ。

 

—職員同士の交流はありますか。

 

前森:労働組合の懇親会で仲良くなったり、業務の一環で知り合った職員と繋がりができたり、皆さん本当に良くしていただいています。私は中途採用で地元出身者でもありませんが、職場に馴染めないと感じたことはありません。

 

また、同期が20人ほどいて、同期会も開催しています。同期には民間出身もいれば第二新卒もいて、経験した業種も様々です。だからこそ様々な視点から意見をもらうことができ、お互いに高め合える関係です。私は同期のなかでは年上のほうになるのですが、20代前半の方もいて幅広い年齢層です。

—本日はありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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小郡市は、福岡県の南部、佐賀県との県境に位置しています。東西6キロメートル、南北12キロメートルにわたる区域で、総面積は45.51平方キロメートルあります。東北の台地には標高130.6メートルの花立山があり西北丘陵地帯は、なだらかな丘陵が連なりため池が点在しています。また、市の中央部を南北に貫流する宝満川を挟んで、西側に住宅地帯、東側に田園地帯が広がっています。 福岡市や久留米市に近く、高速道路や鉄道が市域を縦横に走っているという地理的条件や交通利便性の高さを背景に大きく発展してきています。 「人がつながり 市民が躍動する温かみのある都市 小郡」を将来像に掲げて、多様性を認めあう共感、共感によって同じ目的に向かい行動する共働、共働によって新しい価値や魅力を創造していく共創」を一連のまちづくりの考え方として推進し、多様な主体が役割を分かち合い、支え合いながら暮らしていくことができる全ての人が包み込まれる地域共生社会の実現を目指しています。 

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