今回は、コミュニティ推進課の蒲生(がもう)さんにお話しを伺いました。
ー自己紹介をお願いします
蒲生:令和5年度に入庁し、コミュニティ推進課に配属となり2年目に突入しました。趣味は読書や雑貨屋めぐりで、最近は筋トレに新しく挑戦しています。どうぞよろしくお願いします。
ー小郡市役所を選んだ理由を教えてください
蒲生:学生時代に参加したボランティアの経験を活かし、地元である小郡で人とつながる仕事をしたいと思ったためです。
ーボランティアの経験の中で、どのようなことが市役所で活かせると思いましたか
蒲生:小郡市の学び場支援事業で、中学校の放課後学習支援ボランティアに参加していたのですが、相手との対話を通し、何かできることはないか考える力が市役所の業務にも活かせると感じました。
活動を続けていくうちに、勉強内容だけでなく受験への不安に対する相談も中学生がしてくれるようになったのは、今でも嬉しい体験として記憶に残っています。
ーコミュニティ推進課ではどのような仕事をしていますか
蒲生:市内に8箇所ある校区コミュニティセンターの管理運営や地域で運営されている自治公民館に関連する業務、校区まちづくり組織が行う地域活動の支援などの業務を行っています。
ー地域活動の支援とは具体的にどのようなものですか
蒲生:小郡市に小学校区単位で設置されている「校区協働のまちづくり協議会(通称:まち協)」が主催する催しのお手伝い(人的支援)や、補助金交付業務(財政的支援)などを行っています。
ー地域活動の支援はかなり広範囲に及ぶと思うので大変ではないですか
蒲生:地域が抱える課題はさまざまなので支援の形に絶対的な正解がなく、特に2年目の私は戸惑うことがほとんどです。それでも地域の方とのやりとりで「地元を盛り上げたい」という思いに触れると、私自身すごく刺激になりますし、今地域が求めていることは何なのか考えるモチベーションにもなっています。
ーどのような時にやりがいを感じますか
蒲生:さまざまな地域行事に出向く中で、高齢者から子どもまでの幅広い世代が笑顔で交流している姿を見ると、明るい気持ちになり、やりがいを感じます。
ー地域の方たちの交流で特に印象に残っていることはありますか
蒲生:まち協の部会で行われるスポーツ大会です。私が担当する東野校区と味坂校区では、モルック大会やふらばーるバレーボール大会を行っています。
これらは普段関わることが少ない世代同士が関わる行事の一つで、今後も発展させていきたいと感じました。特に、地域行事に参加する子どもを増やすために、開催方法や内容を工夫していきたいと思っています。
ーどうして子どもたちの参加を増やしたいと?
蒲生:子どもたち自身の地域に対する愛着を醸成し、将来のまちづくりの担い手を一人でも多く増やしたいからです。私が地元の小郡市に貢献する仕事がしたいと思ったきっかけも、小学生時代に子ども会等の行事で地域の方々にお世話になったためです。
しかし、私の担当する味坂校区は、特に少子高齢化が進んでおり、まちづくりの担い手が不足している現状にあります。こうした課題解決の一助として、同じ地域に住む市民同士の交流を深め、持続可能なまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。また、子どもと一緒にイベントに参加くださる保護者世代を起点として、大人の方にも広くまち協の活動を知ってもらう狙いもあります。
ー職場の雰囲気を教えてください
蒲生:分からないことや悩みがあったときは、上司の方々が優しく話を聞いてくださるので、誰もが安心して働ける職場だと思います。
ー上司とのやり取りについてのエピソードを教えてください
蒲生:コミュニティ推進課では災害時に避難所業務も行うのですが、初めて避難所が開設となった際には右も左も分からない状況でした。
そうした災害時という大変な中でも、現場で求められる迅速な対応がどのようなものか実践を通して丁寧に教えていただきました。また、避難所業務に限らず、誰かが困っているときはチームで助け合う職場体制が整っていると感じています。
ー小郡市職員をめざす人たちに一言
蒲生:小郡市はまだまだ伸び代があります。市をもっと良くしていくために、市民と職員が一体となって出来ることを一緒に考えてみませんか。
ーありがとうございました