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岡垣町役場

岡垣町は豊かな自然に囲まれている一方、町内にJR鹿児島本線や国道3号が通り、通勤・通学に便利なほか、生活に必要な買い物は町内でできるなど、暮らしやすさも兼ね備えています。 また、海辺の絶景を見ながらのサイクリングを楽しめたり、北斗七星があたかも海水をくんでいるように見える「北斗の水くみ」や町の自然を象徴する響灘に面した美しい三里松原を見たりすることができます。 1年を通してビワ・ミカン・漢方巨峰などのフルーツが採れるほか、南西部に広がる山々からは地下水がもたらされ、町の水道水は約85%を自慢の地下水で賄っています。 この魅力あふれる岡垣町で、ぜひ一緒に働きませんか?

地域のインフラを、自分の手で。民間9年を経た土木技術職が見つけたやりがい

岡垣町役場

2026/07/30

「自分がやった仕事が、皆さんの生活に直結する」

 

そう穏やかに語るのは、岡垣町役場都市建設課で土木技術職として働く、入庁15年目の瀬口雅義さんです。大学卒業後、鉄道土木を主力とする施工管理会社に9年間勤め、32歳で岡垣町に転職されました。公共下水道の新設から国道の4車線化に向けた要望活動、道路や公園など公共施設の維持管理まで、幅広い業務を積み重ねてきた瀬口さん。

 

現在は課長補佐として、後進の育成にも力を注いでいます。瀬口さんには、土木技術職のやりがいと岡垣町での働き方について、じっくり語っていただきました。

 

 

 

 


 

鉄道工事の現場から、地元の役場へ。転職を決意した理由

 

ーまず、岡垣町役場に入庁されるまでの経緯を教えてください。

 

瀬口:建設に関わる家族に囲まれて育った私は、幼い頃から建設の仕事が身近にあって、自然とその方向に進みました。大学の工学部で土木を学び、2003年に鉄道土木を主力とする施工管理会社に就職しました。

 

 

ーどんな工事を担当されていたんですか?


瀬口:JR九州のレール交換や、地下鉄の新設工事、鉄道沿線に近接した土木工事など、鉄道インフラに関わる施工管理業務に携わっていました。線路に直接関わる工事は夜間にしかできないこともあるので、昼夜の切り替えが多かったですね。特殊な資格が必要でもあり、専門性の高い工事でした。

 

 

ー転職を考えたのはなぜですか?


瀬口:やはり昼夜の稼働が長く続くと、体の負担が大きい。それに、当時は子供が生まれた時期でもあり、転勤で家族と離れる寂しさもありました。家族と一緒にいられる時間をもっと大切にしたい、地域に根ざして長く働きたいと考え始めたのが転職のきっかけです。

 

 

デスク

 

 

公共下水道の新設から、国道の4車線化要望まで。技術職が担う仕事の幅

 

ー入庁後はどのような業務を担当されましたか?

 

瀬口:最初の5年間は上下水道課で、町内にまだ公共下水道が整備されていない地区への新設工事などを担当しました。住民への説明会や工事チラシ配布、工事期間中の周辺住民への対応、施工業者との工程管理まで幅広く携わりました。

 

民間企業にいた頃は施工管理の仕事をしていたので、施工業者との現場調整の部分は経験が活きたと思います。

 

 

ー印象に残っている現場はありますか?

 

瀬口:下水道工事は、実際に掘ってみないと分からないことが多くて。道路の下に予想外のコンクリートの塊が埋まっていたり、正体不明の埋設物が出てきたりすることもあるんです。そういった場合は、施工業者と協議を重ねながら、施工性や経済性を考慮して工法やルートを見直し、その都度最適な方法を選択して対応していきました。

 

設計どおりにはなかなかいかないのが現場の面白さでもあり、難しさでもありますね。

 

 

ーその後、異動された都市建設課ではどんな仕事を担当されましたか?

 

瀬口:岡垣町を通る国道3号岡垣バイパスを2車線から4車線にするための要望活動を主に担当しました。近隣自治体と期成会を立ち上げて、事務局として要望書を取りまとめ、関連する市町の首長と一緒に国土交通省に出向いて、事業の必要性について要望する、という仕事です。

 

それ以外にも、宅地開発や工場開発の許可手続きでは、関係する道路・下水道・ゴミ処理など複数の部署を取りまとめ、関係者との調整を行ってきました。

 

 

ーかなり幅広い業務ですね。

 

瀬口:入庁前のイメージは、道路や上下水道の工事を担当する仕事かなと思っていたんですけど、実際にはまちづくり、公共交通、町営住宅、住民からのインフラ要望への対応まで、本当に幅が広いです。最初は覚える法律や制度も多くて戸惑いました。

 

でも、やればやるだけそれぞれの業務に面白みがありますし、今は楽しみながら仕事ができています。

工事現場の写真

 

住民から感謝される瞬間、そしてインフラを守る仕事の現実

 

ーこれまでの仕事を振り返って、やりがいを感じた場面はどんな時ですか?

 

瀬口:上下水道課配属時に、下水道を新設した地区の住民の方から、『ありがとう』と言葉をいただいた時は本当にうれしかったですね。浄化槽は定期的な点検や清掃が必要ですが、公共下水道が整備されると暮らしの利便性が上がる。自分が携わった工事で誰かの生活の質が良くなる、それがこの仕事の一番の魅力だと思っています。

 

 

ー逆に、大変だったことはありますか?

 

瀬口:施設整備係にいた頃は、道路の損傷や側溝の不具合など、地元からの要望をたくさん受けていました。ただ、予算も限られているので、すべてに対応できるわけではありません。優先度を考えながら判断して、断る場合は丁寧に理由をお伝えするんですが、納得いただけずお叱りを受けることも少なくなかったです。

 

難しさを感じる一方で、行政職員として重要な役割だと感じています。

 

 

ー現在は管理職として、部下のマネジメントも担っていらっしゃいますね。

 

瀬口:課長補佐なので、後輩職員の仕事も幅広く把握しておかないといけない立場になりました。みんな黙々と真面目に仕事をしてくれていますが、ふとした瞬間に冗談を言い合えるような和やかな雰囲気もある。とてもいい組織だと思っています。ただ、自分が怖い上司と思われていないかは、正直ちょっと心配ですけど(笑)。

 

打合せ

 

自宅から15分の職場で、家族との時間を取り戻す。岡垣町で働くということ

 

ー入庁前後でワークライフバランスはどう変わりましたか?

 

瀬口:民間企業にいた頃は夜間工事もあって、家族と出かける時間もなかなか取れませんでした。今は自宅から15分くらいで通勤できますし、昼間の勤務なので夜は子どもや家族と過ごす時間が取れるようになりました。休みの日はフィットネスジムに行ったり、家族で出かけたりすることが増えましたね。

 

 

ー職場の休暇取得や残業の状況はいかがですか?

 

瀬口:時期によって残業が発生することはありますが、課の職員と協力しながら業務に偏りが出ないように調整しています。有給休暇も取りやすい雰囲気がありますし、育児による時短勤務などのサポート体制も整っているので、働きやすい環境だと感じています。管理職の立場としても、休めていない人には早めに声をかけるようにしています。

 

 

ーおすすめできるのは、どんな自然や暮らしの環境ですか?

 

瀬口:岡垣町は海・山・田園など自然が豊かで、仕事で町内を回っていても、「いい町だな」と感じる景色に出会うことがあります。都市部へのアクセスのよさもあり、自然の豊かさと利便性を両立した暮らしやすい町だと感じています。

 

 

ー最後に、岡垣町を受験しようと考えている方へメッセージをお願いします。

 

瀬口:私も民間出身ですが、近年は民間経験を持つ方の転職が増えていると感じています。土木の知識や経験を活かして地域のために働きたい、住民の暮らしを支えたいという思いを持っている方と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。岡垣町をいい町にしていきたいという気持ちのある方に、ぜひ来ていただけたらうれしいです。

 

 

部下とのコミュニケーション

 

 

ー本日は貴重なお話をありがとうございました。

 

 

民間での施工管理経験を持ちながら、32歳で岡垣町に転職した瀬口さん。「やればやるだけ面白みがある」という言葉は、最初の戸惑いを経て今の仕事にたどり着いた人だからこそ説得力があります。住民から感謝される瞬間のことを話す時、画面越しに、その表情が少し柔らかくなった気がしました。

 

自宅から15分の職場で、家族との時間を取り戻しながら地元のインフラを守り続けることが、瀬口さんの選んだ働き方です。

 

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年6月取材)

職員インタビュー

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