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碧南市役所

碧南市は、県庁所在地の名古屋市から40キロメートル圏内に位置しています。 北は油ケ淵、東は矢作川、西・南は衣浦港と、周囲を水に囲まれ、温暖な気候と風土に恵まれ、 窯業、鋳物、醸造などの伝統産業と近代的な輸送用機器関連産業などがバランスよく存在し、 さらには、商業、農業、漁業とも調和のとれた産業構造となっています。 新しい時代に向け「新たな力とともに創る 笑顔と元気のみなとまち へきなん」をキャッチフレーズに、 元気で活力あるまちづくりに取り組んでいます。

入庁1年目の「つらかった」日々を乗り越えて見えた、碧南市役所で働く魅力

碧南市役所

2025/09/01

愛知県碧南市役所で働く税所さんのインタビュー記事です。

大学3年の秋に公務員の道を意識し始め、民間企業との併願を経て碧南市役所に入庁。入庁当初は、想像以上の業務内容とプレッシャーに「つらい」と感じる日々だったようですが、これまでの経験のなかで、仕事との向き合い方や、やりがいに変化があったようです。

新卒で市役所を目指す方々に、等身大のメッセージをお届けします。

 


自己分析の結果、公務員志望に

ーまずは自己紹介と、これまでの経歴について教えてください。

 

税所:愛知県刈谷市の出身で、大学は愛知県内の大学でフランス語、特に文学を中心に学んでいました。サークルには入っていなかったのですが、その分アルバイトに力を入れていた大学生活でした。

 

令和6年度に碧南市役所に入庁し、現在は総務部の秘書課人事係に所属しています。主な仕事内容としては、職員の健康診断や人間ドックの取りまとめをしています。その他に、市で取り扱っているグループ保険掛金の給与天引きといった業務も行っています。

職員さんの写真

ー就職活動では、元々公務員になろうと思っていたのですか?

 

税所:就職活動自体は、大学3年生の4月頃から始めていたのですが、公務員を本格的に意識し始めたのは、3年生の10月頃と少し遅めでしたね。当時は民間企業と併願する形で就職活動を進めていました。

 

金融機関や自動車メーカーなど、業種を絞らずに色々な企業を受けていたのですが、面接などで話を聞くうちに、どこか「違うな」という違和感があったんです。

 

やりたいことを明確にしたいと思い、改めて自己分析を進める中で、自分は「安定志向」なんだなと気づいたのが公務員を目指した大きなきっかけです。

 

ー「違うな」という違和感はどのような点だったのですか?

 

税所:面接官の雰囲気にもよると思うのですが、民間企業は、良い意味ですごく向上心のある、ガツガツした人材を求めている印象を受けました。ノルマもあり、常に上を目指していくような環境で自分がやっていけるかと考えた時に、正直、自信が持てなかったんです。

 

都会すぎず、穏やかな環境で働きたい

ー公務員試験に向けては、どのような対策をされたのですか?

 

税所:碧南市はSPIで受験することができたので、民間企業の就職活動で対策していたことの再確認をしていました。面接対策についても大学のキャリア支援課で練習をしていたのですが、地元のハローワークに市役所の採用に詳しい方がいらっしゃったので、その方にお願いして、市役所目線でのエントリーシートの添削や面接練習をしていただきました。

 

ー数ある自治体の中から、なぜ碧南市役所を選んだのでしょうか?

 

税所:正直なところ、地元の刈谷市は非常に倍率が高かったという理由もあるのですが、「地元」という理由だけに縛られず、広い視野で職場を探したいと思っていたんです。

 

また、漠然とではありますが、都会すぎない場所で働きたいという気持ちも強かったです。碧南市は、適度に人がいて、自然もとても豊かなので、穏やかに働きたいという自分の理想に合っていると感じました。

公園の写真

碧南市は、小さい頃に何度か遊びに来たことはあるくらいだったのですが、就職活動を機に改めて碧南市のことを調べてみるなかで、より魅力的に感じるようになりました。

 

1つの場所に集中して受験したいと思っていたので、他自治体との併願はせず、碧南市だけを受験しました。

公園の写真

「つらかった」入庁当初。今振り返って思うこと

ー合格が決まってから入庁するまで、何か不安なことはありましたか?

 

税所:社会人としてのマナーが身についていないことへの不安は少しありましたが、それ以外は特に大きな不安はありませんでした。どちらかというと、これから始まる新しい生活への期待の方が大きかったかもしれないですね。

 

ー実際に入庁する前は、市役所の仕事にどんなイメージを持っていましたか?

 

税所:やっぱり「堅い」イメージですね。皆さんすごくきっちりしているんだろうなと思っていました。

学生時代に市役所へ行く機会は、パスポートやマイナンバーカードの申請くらいで、年に1、2回程度だったので、仕事内容についても窓口業務くらいしか知りませんでした。

 

ー実際に入庁してみて、イメージとのギャップはありましたか?

 

税所:全然イメージとは違いましたね(笑)

 

私が今担当しているのは、市民の方と直接関わる窓口業務ではなく、庁内の職員を対象とした内部の仕事なので、想像していた業務とは大きな違いがあります。

 

仕事の幅も本当に広くて「こんなことまでやるんだ」と驚くことばかりでした。昨年は職員の社会保険等も担当していたのですが、「社会保険って何?」というレベルからのスタートだったので、とにかく覚えることだらけでしたね。

 

職場の雰囲気についても、実際には「堅い」なんてことはなく、周囲の先輩方も皆さん気さくで良い人ばかりでした。

業務風景

ー実際に働いてみると、イメージとは異なるものなのですね。ちなみに、働き始めて苦労したことなどはありますか?

 

税所:一番はExcelですね。学生時代にほとんど使ったことがなかったのですが、市役所ではExcelを使う機会が驚くほど多くて本当に苦労しました。業務をなかなか効率よく進めることができず、時間外勤務が増えてしまったこともあります。

 

また、現在は職員を相手にする業務なのですが、どこの課の誰なのか、顔と名前を覚えるのが大変でした。内線がかかってきても誰だか分からなくて、毎回調べたり周囲の人に聞いたりを繰り返していました。

 

ー入庁当初を振り返ってみて、率直にいかがでしたか?

 

税所:正直に言うと、入庁当初は「大変だな」「つらいな」というマイナスな気持ちの方が大きかったですね。業務の効率が悪くて、次から次へと仕事が溜まっていく一方でしたし、期限に間に合わなかったこともありました。

 

その都度先輩方に助けていただき、自分のせいで申し訳ないなという気持ちで一杯でした。

 

また、私が処理する業務は、職員の給料に直接関わってくる部分でもあったので、「1円もミスできない」というプレッシャーを常に感じていました。

 

「できた!」がやりがいに。1年半で感じた確かな成長

ーそんなつらかった日々を、どのように乗り越えたのですか?

 

税所:まだまだ1年ちょっとの経験ですが、当時のことも「そこまで難しく考えることなかったな」と思えることが増えてきたんです。

 

周りにはいつでも相談できる先輩方がたくさんいますし。仮に何か問題があっても、周囲と共有して解決していくことができます。もちろん、ミスをして落ち込むこともたくさんありましたが、それ以上にたくさんの学びと成長があったと今では感じています。

 

ー税所さんが仕事のやりがいを感じるのは、どのような時ですか?

 

税所:入庁当初はできなかったことが、一人でできるようになったと実感できた時が一番やりがいを感じますね。振り返ってみると、本当にできることが増えたんだなと気付くことができます。

 

メールの送り方すら分からなかった私が、今では一人で業務を進められるようになっているんです。最初は先輩に聞きっぱなしだった業務も、今では「どうしたらもっと効率が良くなるかな?」と、自分なりに一歩先まで考えられる余裕も出てきました。

 

ー成長をやりがいに感じるのはとても素敵なことですね。税所さんの中で、特に成長を感じた瞬間などはありますか?

 

税所:特定の業務というわけではないのですが、手続きなどで職員さんが窓口に来られた際に、誰の助けも借りずに一人で対応しきった時は、「あ、できるようになってる」と嬉しくなりますね。

こういった経験が増えていくことで、着実に自信につながっていると思います。

業務風景

ー今後のキャリアについて、やってみたい仕事はありますか?

 

税所:まだ市民を相手にするような窓口業務を経験したことがないので、今後一度はやってみたいですね。

また、税関係の仕事にも興味があります。税金の知識は今後の自分の生活にも直結するので、しっかりと勉強をしてみたいです。

 

異動については不安な気持ちも大きいですが、一方で新しいことを知る楽しみもあると思っています。

 

私らしい働き方を実現できる場所

ー実際に働いてみて、ワークライフバランスはいかがですか?

 

税所:一言で言うと、すごく充実しています!仕事に慣れてくると、自分でスケジュールを管理して「この日に休もう」と計画できるようになるので、休みはとても取りやすいです。

 

若手は休みづらい、という雰囲気は全くなくて、遠慮なく「お休みいただきます」と言えるような環境です(笑)

 

土日と合わせて連休を取って旅行に行ったり、時間休を取って病院に行ったりと、プライベートと両立した働き方ができているので、イメージしていた以上の理想の社会人ライフを送れていると思います。

 

ー職場の雰囲気はどうですか?

 

税所:部署にもよると思いますが、すごく話しやすい方が多いです。それぞれ担当している業務はありますが、決して一人で抱え込むことはなく、「一人じゃないんだな」と常に感じることができます。

 

困っていたら本当に色々な方が助けてくれるので、なんとかここまでやってこられました。碧南市役所は職員数も多すぎないので、違う部署の方とも「この前の〇〇の件で…」と顔見知りになる機会が多く、コミュニティが次々と広がっていくのも楽しいです。

 

ー税所さんから見た「碧南市」の魅力はどういったところだと思いますか?

 

税所:お祭りなどのイベントに、市民も職員もすごく力を入れているところですね。昨年度、夏の一大イベントにボランティアとして参加したのですが、職員もすごくやる気に満ち溢れていて、その規模の大きさや盛り上がりに驚きました。

行事の様子
行事の様子

成人式についても、少しでも新成人の思い出に残るようにと、職員が本当に凝った企画をしているんです。

市全体でイベントを盛り上げようという活気があるのは、碧南市の素敵なところだと思います。

 

ー最後に、求職者の方々にメッセージをお願いします。

 

税所:就職活動中は、どこで働こうか迷うことがたくさんあるかと思いますが、一番大切にしてほしいのは、「自分がここで働いている姿をイメージする」ということです。

 

働いてからのギャップを完全になくすことは難しいかもしれませんが、インターンシップに参加したり、イベントで職員に直接話を聞いてみたりすることで、そのギャップを小さくすることはできるはずです。

 

是非、自分から積極的にアクションを起こしてみてください!

職員さんの写真

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年8月取材)

職員インタビュー

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碧南市は、県庁所在地の名古屋市から40キロメートル圏内に位置しています。 北は油ケ淵、東は矢作川、西・南は衣浦港と、周囲を水に囲まれ、温暖な気候と風土に恵まれ、 窯業、鋳物、醸造などの伝統産業と近代的な輸送用機器関連産業などがバランスよく存在し、 さらには、商業、農業、漁業とも調和のとれた産業構造となっています。 新しい時代に向け「新たな力とともに創る 笑顔と元気のみなとまち へきなん」をキャッチフレーズに、 元気で活力あるまちづくりに取り組んでいます。

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