官公庁・自治体で働くならパブリックコネクト

求人を探す
官公庁の方
ログイン

会員登録

最上町役場

最上町は、山形県の北東部、東北のほぼ中央に位置する自然豊かな町です。赤倉温泉、瀬見温泉といった歴史ある温泉地を有し、俳聖・松尾芭蕉が訪れた地としても知られています。堺田駅前を流れる分水嶺など、最上町ならではの景観や文化が息づいています。 また、畜産業やアスパラガスの生産など、地域の特色を生かした産業が根づいており、豊かな森林資源を活用したバイオマスエネルギーの取組など、持続可能なまちづくりも進めています。 役場の仕事は、住民の暮らしを支えるだけでなく、地域の魅力を守り育て、次の世代へつないでいく仕事です。住民との距離が近いからこそ、自分の仕事の成果を身近に感じることができ、やりがいを実感できます。 最上町では、地域に寄り添い、住民目線で考え、仲間と協力しながら前向きに挑戦できる方を求めています。 自然、歴史、文化に恵まれたこの町で、私たちと一緒に最上町の未来をつくっていきませんか。

「やりたいこと」が、なくてもいい。遠回りを経て、最上町役場のDX担当へ。

最上町役場

2026/06/30

「これがやりたい、っていうのは、正直なかったんです」

 

最上町役場でデジタル化(DX)を担当する二戸さんは、入庁のきっかけをそう振り返ります。やりたいことが明確じゃないと、公務員になってはいけないのでしょうか。20代の約2年をオーストラリアで過ごし、地元・最上町に戻ってきた一人の職員の話には、これから働く場所を探すすべての人へのヒントが詰まっていました。

 

最上町 総務企画課まちづくり推進室

二戸さん(にと)/今年40歳

担当業務

情報システム管理・自治体DX

勤続

10年以上(現部署は5年目)

出身

山形県最上町(地元)

趣味

キャンプ

 

大学を休学し、オーストラリアへ

二戸さんのキャリアは、いわゆる「まっすぐ」ではありません。理系の大学に通っていたものの、在学中に休学し、ワーキングホリデーの制度を使ってオーストラリアへ。そのまま大学は辞めました。

きっかけを聞くと、答えはとてもシンプルでした。

「単純に、行きたかったから。それしかないかな、っていう」

英語を本格的に勉強していたわけでも、留学でもありません。現地の語学学校に少し通ったあとは、田舎での農業を数か月。そのあとは都市部に移り、魚屋さんで働きました。仕事は自分で店に履歴書を配り、面接を受けて勝ち取ったもの。

「あっちは、自分で動かないと駄目みたいな感じなので。当時は必死でしたね」

結局、約2年間をオーストラリアで過ごします。そのまま現地で就職する道もありましたが、「暮らしやすいといえば暮らしやすい。でも、一生ここで暮らすかと言われると……」。文化の違い、そして当時起きた大きな洪水も重なり、予定を1か月早めて帰国を決めました。

 

20代半ばにして、地元の役場へ

地元・最上町に戻ってからも、すぐに進む道が見えていたわけではありませんでした。「もはや、何をしたいというより、まず受けてみよう、という感じだった」と言います。

公務員試験は、一度落ちています。

「1回目は本当に何にも準備せず、まず受けてみて。当然、落ちまして(笑)。このままもう1回受けても無理だなと思って、短期の講座に通って、受け直したんです」

気負わず、でも必要な準備はする。その2回目で、二戸さんは最上町役場の一員になりました。特別な志望動機を雄弁に語るタイプではない。けれど、地元で腰を据えて働ける場所として役場を選び、いまも町の中に暮らし続けています。

 

▎二戸さんが歩んできた道

1

大学休学〜中退

ワーキングホリデーでオーストラリアへ。農業、そして都市部の魚屋で約2年間を過ごす。

2

帰国・入庁

地元・最上町へ。2度目の挑戦で公務員試験に合格し、役場へ。

3

総務課(約4年)

職員の福利厚生や給与などを担当。

4

観光担当(約4〜5年)

町のイベントや交流事業に携わる。のちの“宝物”となる出会いも、この時期に。

5

まちづくり推進室(5年目)

情報システム管理と自治体DXを担当。いまの主戦場。

 

「正解のない仕事」を切り拓く、自治体DXという最前線のやりがい

現在の二戸さんのメインは、庁内の情報システムの管理とこれからの時代に不可欠な自治体DX(デジタル化)の推進です。25人ほどが在籍する総務企画課のなかで、10人体制のまちづくり推進室に所属し、日々町の未来を見据えた業務に向き合っています。

「DX」という言葉を聞くと、まるで魔法のようにすべてを解決する最先端の華やかな仕事を想像するかもしれません。しかし、二戸さんは現場のリアルをとても正直に語ってくれます。

「町民の皆さんの目に見えるような大きなメリットや成果を、まだ大きくは残せていなくて。初めて役所を受ける方がパッとイメージしやすい『これぞDX』という事例を言えればいいんですけど……それがなかなか難しいんです」

なぜか難しいのでしょうか。それは、DXという分野が、全国の自治体にとってまだ手探りの「未開拓」の領域だからです。

「前任者からの引き継ぎ書にも載っていない、文字通り本当に新しい業務です。だからこそ、最初から用意された『正解』が分からない、というか、そもそも存在しないんですよね」
これまでにも他の自治体の先行事例を熱心に調べ、住民サービスの向上を目指して住民向けのLINE活用なども検討しました。しかし、「現在の町の財政規模や実態を考えると、少しオーバースペックではないか」という慎重な声も上がり、プロジェクトはいったんストップ。前に進みたいという情熱があるからこそ、すぐに進めないもどかしさと日々向き合っています。
しかし、この「壁」こそが、実は最大のやりがいでもあるのです。既存のルールに従って業務をこなすのではなく、自らの町の身丈に合った最適なデジタル化の形を、ゼロから自分たちの頭で考え、創り上げていく。それは、町の歴史に新たなページを刻む、非常にクリエイティブで挑戦的なプロセスです。
 

 

困ったときの相棒は、AI。でも——

そんな正解のない道を進む二戸さんにとって、心強い相棒となっているのが「AI」です。最上町役場では、生成AIを全職員が業務用パソコンで活用できる環境が整っています。前例のない未知の仕事に出くわしたとき、二戸さんはまずAIに問いかけるそうです。
「分からないことや壁にぶつかったとき、私は基本的にまずAIに聞くようにしています。壁打ち相手として活用し、そこからさらに自分で調べていくうちに、知識がどんどん深まっていく実感があります。ただ、もちろんAIが出した答えがそのまま町の方針になるかというと、それは全く別の話です。最後は人間の意思決定が不可欠ですから」
そして今、彼が大きな課題であり、同時にやりがいとして取り組んでいること。それは、この画期的なAIの便利さを、どうやって庁内の他の職員に広げ、組織全体の業務効率化につなげていくか、というミッションです。
「この便利さをみんなに伝えたいという思いは強いです。でも、同時にセキュリティ面で『絶対にやってはいけないこと』もいっぱいある。行政の持つ重要なデータを守る安全性も確実に担保しながら、いかにして新しいツールを庁内に浸透させていくか。その最適な広め方を現在進行形で模索中です」
きれいな成功談だけでなく、こうした「まだ答えの出ていない悩み」や「産みの苦しみ」を率直に話せること自体が、この職場の風通しのよさと、挑戦を許容するカルチャーを物語っています。
自治体DXの仕事は、決して平坦な道ではありません。しかし、誰も答えを知らないからこそ、自分の挑戦と試行錯誤がそのまま町の新たなスタンダードになり、未来の住民の暮らしやすさに直結していく。そんな「ゼロから1を創り出す」確かな手応えが、ここには間違いなく存在しています。
 

 

二戸さんの、ある1日

「焦りたくないので、せめて自分でコントロールできるところは、ゆとりを取るように心がけている」。そう話す二戸さんの1日は、驚くほど早い時間から始まります。

 

🕔 二戸さんの平日タイムライン / 残業は月3時間ほど
☀️
5:00
起床。昔から朝型。まずはストレッチを30分。腰を痛めた親を見て「予防のために」と3年前から続ける習慣。

5:30
コーヒーをいれる。これにも30分ほどかけて、ゆっくり。朝の静かな時間を大切にしている。
🚗
7:40
家を出る。役場までは車で5〜10分。「めっちゃ近いです」。8時前には到着し、始業までゆとりをもって準備。
💻
8:30
始業。まずはメールと連絡を確認。あとはその日のスケジュールに沿って。Web会議も多く、外部とのやりとりは週1回以上。
🤝
午後
DX推進アドバイザー(遠方)との定例ミーティングや、新しい予算要求のための資料づくり、サービスの見極めなど。「基本は自分のペースで進められます」。
🏠
17:15
終業。残業は月に数時間ほどで、負担を感じる働き方ではない。朝が早いぶん、夜も早めに休む。

※繁忙期は、予算が動く時期(秋ごろ)と、人事異動をシステムに反映する年度末。それ以外は比較的、自分でリズムをつくりやすい仕事です。

 

月数時間

残業時間の目安

5〜10分

自宅から役場まで

8:30〜17:15

所定の勤務時間

暦どおり

休日(年末年始も)

 

一番心に残っているのは、姉妹都市でのおもてなし

「これまでで一番心に残っている瞬間は?」と尋ねると、二戸さんが挙げたのは、いまのDXの仕事ではなく、観光担当だったころのある一夜でした。

最上町は、岩手県・大船渡市と長く交流を続けています(毎年秋の「大産業まつり」にも大船渡市が出店するほど)。二戸さんは観光担当として、大船渡市の産業まつりに最上町の物販ブースのスタッフとして参加。その夜、祭りの実行委員会が開いてくれた“懇親会”で、忘れられない経験をします。

「今まで受けたことのないおもてなしをしていただいて。2時間飲み放題で『はい終わり、お疲れさま』が普通だと思っていたら、もう、本当に……飲み過ぎて翌日大変だったんですけど(笑)、それをチャラにできるくらい楽しかった」

姉妹都市という関係だけではなく、心の底から人をもてなす姿勢に、二戸さんは深く感銘を受けたといいます。

 

たった一晩、飲み交わしただけ。
でも、その交流はいまも続いている。

 

当時いっしょに過ごした大船渡市の職員は、今でも最上町の大産業まつりに来ると二戸さんを覚えていてくれる。部署が変わり、何年も経った今もです。

「仕事とは関係ないかもしれませんが、人と本当に心の底から繋がれるんだ、と初めて学べた。この仕事をして良かったな、と思える出来事ですね」

人と人との距離が近い。小さな町の役場だからこそ生まれる、こうした“一生もの”のつながりがあります。

 

休みの日は、キャンプへ

二戸さんの趣味はキャンプ。山奥でのワイルドな野営というより、管理人さんがいる、きれいに整ったキャンプ場へ出かけるのが好きなのだとか。ふだんは近場が中心ですが、年末年始には遠出も。仕事でデジタル漬けな分、キャンプではデジタル機器はいっさい触りません。

「基本的にカレンダー通りに休めます。年末は絶対に仕事がないはずなので、そこは長期で遠征するって決めてるんです」

千葉や伊豆まで足をのばすことも。仕事のリズムを自分でつくれて、休みもしっかり取れる。だからこそ、こうして趣味の時間を大切にできる——二戸さんの暮らしには、そんな余白があります。

 

🏔 二戸さんが暮らす、最上町ってどんな町?

山形県の北東部、秋田・宮城に接する自然ゆたかな町。面積の8割以上が山林で、四季の田園風景が広がります。

  • 温泉のある暮らし:町内3か所に温泉。なかでも赤倉温泉は東北随一の湯量を誇る、開湯1100年余りの“あったまりの湯”。冬は赤倉温泉スキー場も。

  • 通いやすさ:新庄市まで車で30〜40分。二戸さんのように、自宅から役場まで車で数分という職員も珍しくありません。

  • 環境への挑戦:2021年に「ゼロカーボンシティ」を宣言。木質バイオマスや高品質アスパラの栽培など、自然と共生する産業づくりが進む。

  • 住まいの支援:若い世帯の定住を後押しする「若者定住環境モデルタウン」として、モデル住宅や定住促進住宅も整備されています。

 

これから、働く場所を探すあなたへ

華々しい志望動機がなくてもいい。まっすぐなキャリアじゃなくてもいい。一度つまずいても、やり直せる。二戸さんの歩みは、それを静かに証明しています。

前例のない仕事に頭を悩ませながら、AIを使い倒し、それでも最後は自分の足で答えを探す。朝のコーヒーに30分かけ、休みの日はキャンプへ向かう。仕事で出会った人とのつながりを、何年も大切にする。

そんな“等身大の働き方と暮らし”が、最上町にはあります。「自分も、ここでなら自分らしく働けるかもしれない」——少しでもそう感じたら、ぜひ一度、最上町という選択肢をのぞいてみてください。


 

職員インタビュー

この記事の官公庁・自治体

最上町役場

最上町は、山形県の北東部、東北のほぼ中央に位置する自然豊かな町です。赤倉温泉、瀬見温泉といった歴史ある温泉地を有し、俳聖・松尾芭蕉が訪れた地としても知られています。堺田駅前を流れる分水嶺など、最上町ならではの景観や文化が息づいています。 また、畜産業やアスパラガスの生産など、地域の特色を生かした産業が根づいており、豊かな森林資源を活用したバイオマスエネルギーの取組など、持続可能なまちづくりも進めています。 役場の仕事は、住民の暮らしを支えるだけでなく、地域の魅力を守り育て、次の世代へつないでいく仕事です。住民との距離が近いからこそ、自分の仕事の成果を身近に感じることができ、やりがいを実感できます。 最上町では、地域に寄り添い、住民目線で考え、仲間と協力しながら前向きに挑戦できる方を求めています。 自然、歴史、文化に恵まれたこの町で、私たちと一緒に最上町の未来をつくっていきませんか。

官公庁・自治体をフォローして、 「新着求人の通知」 を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

ヘルプ

お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.