東京から4時間、人口約7000人の雪国・山形県最上町。
神戸から地域おこし協力隊としてやってきた玉浦さんは、当初「3年で帰るから」と言い切っていました。
それがなぜ、14年経った今も家族4人でこの町に――。
移住のリアルな本音、都会では考えられない暮らし、そして「大好きな最上町を残したい」という想いに密着します。
美談じゃない、でも確かに惹き込まれる移住の物語です。

動画の目次
- 01:24 なぜ最上町に移住? ― 神戸出身、教師を夢見た学生時代
- 02:11 「3年で帰るはずだった」22歳の春
- 03:04 とにかく楽しんだ協力隊1年目
- 03:35 そして正規職員へ ―「公務職場って楽しそう」
- 04:26 移住して一番良かったこと ― 毎日温泉に入れる生活「せみの湯」
- 05:39 日本屈指の雪国での暮らし
- 06:08 充実した子育てライフ
- 06:36 現在の仕事内容 ― こども支援課・先生を支える仕事
- 06:56 園長から見た玉浦さん ―「スーパーマン的存在」
- 07:31 自らの発案で始めた取り組み ― オートロック機能の導入
- 08:17 最上町に来て14年、玉浦さんが今想うこと
大自然に惹かれて……なんて、なかった
正直に言うと、「大自然に抱かれて〜」みたいな移住の美談は一切なくて(笑)
学生時代は教師が夢だったんですけど、このまま先生になっても勉強しか教えられない、面白みのない先生になりそうだなって悩んでいた時期があって。
人生経験が足りないなと。
そんな時に、仕事をしながらいろんなことを経験できる制度があると知って、22歳の春に最上町にやって来たんです。
まさかここに14年も暮らすことになるとは、当時の自分はまったく思っていませんでした。
当時の上司がすごく理解ある方で、「1年目はとにかくいろんな経験をしなさい」って言ってくださって。
町民の皆さんといろんなアクティビティを楽しんで、初めてのことばかりで本当に充実した日々でした。
2年目に役場の職員さんと一緒に働くなかで、「公務職場って楽しそうだな」って気持ちが芽生えてきたんです。

仕事終わりに、子どもと毎日温泉
移住して一番良かったのは、毎日温泉に入れる生活かもしれません。
瀬見温泉の共同浴場「せみの湯」に、仕事終わりに子どもと毎日入るんです。
地元民だと月額3750円。
源泉が熱いので足湯では温泉たまごも作れて、朝晩のごはんに温泉たまごが並ぶなんて、神戸時代では考えられなかった。
子どもは家からおやつとジュースを持ち込んで足湯に……いや、毎日温泉に入ってるんだから足湯はいらないだろ、って(笑)

離れる理由が、無くなった
今はこども支援課で、幼児施設の管理や電気設備の保守、軽微な修繕まで、いわば先生を支える仕事をしています。
園長先生からは「困ったら玉浦さんにお願いしよっか」って頼りにしてもらえて、子どもたちからも"玉浦コール"を毎日してもらっています(笑)
子どもたちのため、現場の先生のために日々働くなかで、昨年は自分の発案でオートロック機能を導入したんです。
これまでは先生にわざわざドアを開けに来てもらっていたんですけど、遠隔で開錠できるようにして手間をなくしました。
神戸という都会から来て14年。公私ともに充実していますし、何より妻や子どもの顔を見るかぎり、最上町の生活が楽しそうなんですよ。
もう離れる理由が無くなったな、って。
移住してきた自分が14年間ずっと居心地よくいられたのは、これまでの最上町に惚れていたから。
おせっかいな人が多くて、それが移住者にとって本当にいい環境なんです。
だからこそ、初めて来たときのこの最上町を残したい。
大好きなこの町を、これからも残していきたいと思っています。

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