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最上町役場

最上町は、山形県の北東部、東北のほぼ中央に位置する自然豊かな町です。赤倉温泉、瀬見温泉といった歴史ある温泉地を有し、俳聖・松尾芭蕉が訪れた地としても知られています。堺田駅前を流れる分水嶺など、最上町ならではの景観や文化が息づいています。 また、畜産業やアスパラガスの生産など、地域の特色を生かした産業が根づいており、豊かな森林資源を活用したバイオマスエネルギーの取組など、持続可能なまちづくりも進めています。 役場の仕事は、住民の暮らしを支えるだけでなく、地域の魅力を守り育て、次の世代へつないでいく仕事です。住民との距離が近いからこそ、自分の仕事の成果を身近に感じることができ、やりがいを実感できます。 最上町では、地域に寄り添い、住民目線で考え、仲間と協力しながら前向きに挑戦できる方を求めています。 自然、歴史、文化に恵まれたこの町で、私たちと一緒に最上町の未来をつくっていきませんか。

「分からない」と言える強さ。民間SEから、最上町役場へ。

最上町役場

2026/07/28

「分からないことを『分からない』と言える。その勇気さえあれば、どんな人が来ても大丈夫な職場だと思うんです」

 

そう穏やかに話してくれたのは、最上町役場で働く、入庁3年目の阿部さん。情報系の大学を出て関東でシステムエンジニアを2年、地元・最上町に戻ってきた転職組です。
教員を志した学生時代から役場にたどり着くまでの道のりは、決してまっすぐではありませんでした。民間からの転職を考える若手の方に、いまの仕事のやりがいと、最上町で働くことの手ざわりを聞きました。

 

最上町 教育文化課 学校教育室
阿部さん/入庁3年目
担当業務
学校施設の維持管理、スクールバス管理など
経歴
情報系の大学卒業後、民間企業を経て入庁
出身
山形県最上町(地元)
前職
システムエンジニア(約2年)


 
 

教師ではなく、教育を支える道へ

阿部さんはもともと、数学の教員を目指していました。
「こうやればこうなる、という答えが積み重なって出てくる。それがスッキリするのがいいなと思って」
理系科目が好きで、中学の数学の先生が面白かったことも大きかったそうです。数学を学ぶため国公立を目指すも届かず、進学したのは神奈川の私立大学のネットワーク情報学部。情報系を幅広く学びつつ、なかでも好きな統計や数理に力を入れました。
転機は、大学時代のボランティア。横浜の中学校で授業のサポートに入り、職員室の雰囲気に触れるなかで「自分は教師に向かないかもしれない」と感じたそうです。
学校という場所が好きだったわけではなくて、子どもとか教育が好きなんだ、と気づいたんです。だったら、それに関われる仕事は何かなと考えたときに、パッと出てきたのが教育委員会でした」
先生ではなく、自治体の中の教育に関わる仕事。阿部さんにとって、しっくりくる答えでした。
 

 

関東での就職を経て、地元へ帰るという選択

ただ、卒業後に阿部さんが選んだのは、思い描いた教育の道ではありませんでした。大学4年生の頃は、ちょうどコロナ禍の影響が大きかった時期。地元に戻って採用試験を受けることが難しく、関東で就職活動を進めることになりました。そうして進んだのは、関東の民間企業。システムエンジニアとして、大きなシステムを止めないよう裏側で支え、データを集計して開発チームへ渡す——そんな日々です。
多くの人が使う大切なシステムだけに、先輩からは、何度も念を押されたそうです。
「『変な操作をすると、システムが止まってしまうから気をつけて』と、最初の1週間は毎日のように言われて。ビビりながらやっていました」
トラブルさえなければ手が空くことも多く、勉強くらいしかすることのない日も。一方、開発の同期は目に見える形で成果を積み上げていく。その姿に「このまま続けていいのか」という思いが募り、もともと抱いていた役場への思いから、地元・最上町へ戻ることを決めました。

 

 

▎阿部さんが歩んできた道

1

神奈川の私立大学へ
数学の教員を志して国公立を目指すも届かず、ネットワーク情報学部へ。統計や数理を学ぶ。

2

民間企業でシステムエンジニア(約2年)
大きなシステムを止めないよう裏側で支える仕事を担当。データの集計などに日々向き合う。

3

地元へ、そして入庁
「子ども・教育に関わりたい」と最上町役場へ。念願だった教育委員会に配属。

4

教育文化課 学校教育室(3年目)
学校施設の維持管理、備品管理、スクールバスなどを担当。いまの仕事。

 

 

 


 

机の上だけではない、学校を支える仕事

 

 

 

こうして阿部さんは、学生時代に思い描いた「教育に関わる仕事」にたどり着きます。配属されたのは、教育文化課の学校教育室でした。
阿部さんの担当は、学校施設や備品の維持管理、スクールバスの運行に関わる仕事など、多方面にわたります。阿部さんが受け持つ学校施設は、町内の小学校と中学校、それに使われなくなった旧小学校まで。いずれも築年数を重ねた建物だけに、「どこかが壊れた」という連絡への対応が絶えません。とはいえ、阿部さんが一人で修理を抱えるわけではありません。
学校の設備の手入れや環境整備を担う「用務員さん」と力を合わせて、対応にあたります。
「直せるところは、用務員さんと一緒に手を動かします。自分にできることは、できるだけ関わるようにしているんです」
壊れた箇所には実際に足を運び、自分の目で確かめてから、見積もりをとって修繕を進めます。
学校で使うタブレット端末も、よく壊れて相談が来るのだとか。使うのは小学生。落としたり、絵の具をかけてしまったり——「安いものではないので」と苦笑しつつ、壊れた端末を受け取り、業者とやりとりして直していきます。
印象に残っているのは、施設管理をするなかで、用務員さんたちに声をかけてもらった経験です。「阿部君、来い来い」と呼ばれて外に出て、木の枝払いや、根元からの伐採、冬の雪囲いづくりまで。行政職として採用されながら、こうした作業にも一緒に汗を流してきました。
「役場って、椅子に座ってパソコンに向かって、来られた町民の方と話す。そういうイメージが強かったんです。でも施設管理となると、もっといろんなことがあるんだな、と入ってから思いました」
民間との違いも、日々感じているそうです。前職はパソコンに向かい続ける仕事でした。けれど役場は、目の前に相手がいる。人と人とで進めていく仕事です。
「前の仕事は、数学みたいにズバッと答えが出るんです。でも人と人となると、そこに感情があって、お互いに汲み取ったり想像したりすることが必要になる。一つのことをやるにしても、難易度が全然違うなと思います」
 


困ったら、すぐ聞ける。役場中に“先生”がいる

最上町役場には、何カ月もかけた研修プログラムが用意されているわけではありません。入庁初日、配属先の席に案内されると、そこからすぐに実務が始まります。阿部さんも、最初は少しとまどったといいます。
「4月1日の午後に『(あなたの席は)ここね』と言われて。さて、何をしたらいいんだろう、と思いました。先輩たちも、聞けば教えてくれるけれど、最初は何を聞いたらいいかも分からなくて」
それをどう乗り越えたのか。答えはシンプルでした。とにかく、いろいろな人に聞く。前任者にはほぼ毎日のように「これは、あと何をしなければいけませんか」と質問し、1年間の流れをつかんでいったと言います。
この「聞いて回る」姿勢は、部署の枠を越えて発揮されます。イベント関係で困れば商工観光課の先輩に、契約関係で困れば総務企画課の先輩に。あちこちに聞きに行っては教えてもらい、自分の仕事に持ち帰る。
「先輩たちは、本当に何でも教えてくれるんです。『また来たわ』と言われながらも(笑)、ちゃんと教えてくれる。みんなそうやって、人に聞きながら育ってきているからだと思います」
困ったときにすぐ聞ける相手が、庁内のあちこちにいる。分からないことを一人で抱え込まずにすむ——それが、少人数の役場ならではの心強さです。
 

 

阿部さんの、ある1日

朝はゆっくり、夜は自分の時間も大切に。残業の少ない阿部さんの、ある平日を、時間を追ってのぞいてみましょう。
 

🕖 阿部さんの平日タイムライン / 基本、残業なし

7:00

起床。朝ごはんを食べて、余裕があれば飼い犬とボール遊び。歯を磨いて着替えて、8時過ぎには家を出たい。

出勤

役場までは車で約10分。まずメールを確認し、前日に書いておいた「次の日やること」のメモを見て、順番を決める。

午前

急ぎの事務処理を一気に片づける時間。

午後

「どこかが壊れた」の連絡を受けて、業者に来てもらい修繕を手配。現場の確認に出ることも多い。

終業後

友達とラーメンやそばを食べに行くのが楽しみ。ときには山形市まで足をのばすことも。

※残業は基本的になく、忙しくなるのは学校が始まる・終わる時期が重なる年度末・年度初めくらい。休みは基本的に好きなときに取れる環境です。


 

基本なし
部署の残業(年度末・年度初めのみ多少)

車で約10分
自宅から役場まで

好きなときに
休暇の取り方(順番に取り合う雰囲気)

入庁3年目
民間からの転職で入庁


 

 

 

人とのつながりが、地元で働く楽しさに

休みの日は、友達とラーメンやそばを食べに行くことが多いという阿部さん。仕事終わりに2時間ほどかけて、山形市までラーメンを食べに行って帰ってくることもあるのだとか。よほどのラーメン好きかと思いきや、本人はこう笑います。
「ラーメンが好き、というより、友達とご飯を食べに行くのが好きなんです」
山形はラーメンの消費量が日本一とも言われる土地。中学校のときに柔道を一緒にやっていた1つ上の先輩が、地元でラーメン屋を営んでいるそうで、そうしたつながりも日々の楽しみになっています。残業が少なく、仕事終わりの時間にゆとりがあることも、こうした付き合いを大切にできる理由の一つなのかもしれません。
最上町に入庁して良かったと感じるのも、人とのつながりだといいます。年の近い先輩たちが気にかけてくれて、なかには同じ地区の先輩や、小学校のときに一緒に登校していた先輩も。大人になってから同じ職場で働き、仕事終わりに一緒に食事に行く——そんな時間が楽しいのだそうです。
民間企業での違和感が転職を後押ししたのは確かですが、そもそも地元に戻りたいという思いは、それよりずっと前からあったといいます。その根っこには、中学時代に打ち込んだ柔道の記憶がありました。町の人たちや、かつて柔道をやっていた地域の方々が、練習相手になってくれたり、応援してくれたり。多くの人に支えられたあの日々の恩に、いつか報いたい——そんな思いがあったのだそうです。
「地元には、最初から戻ってきたいと思っていました」
学生の頃からずっと胸にあった思い。民間企業での2年間を経て、その願いはようやくかたちになりました。
 

 

 

🏔 阿部さんが働く、最上町ってどんな町?

山形県の北東部、東北のほぼ中央に位置する自然豊かな町。赤倉温泉や瀬見温泉といった歴史ある温泉地を有し、俳聖・松尾芭蕉が訪れた地としても知られています。 
温泉のある暮らし:町内に温泉があり、仕事帰りや休日にほっとひと息つける環境。
通いやすさ:新庄市まで車で30〜40分。車があれば買い物やお出かけにも困りません。
自然と産業:畜産業やアスパラガスの生産など地域の特色を生かした産業が根づき、森林資源を活用したバイオマスの取組も。2021年には「ゼロカーボンシティ」を宣言。
ラーメン王国・山形:山形は「ラーメンの消費量が日本一」とも言われる土地。おいしい一杯を探す楽しみがあります。


 

 

民間からの転職を考える、あなたへ

最後に、これから最上町役場を受けてみようか迷っている人へ、メッセージをお願いしました。阿部さんが挙げたのは、特別なスキルでも、華やかな志望動機でもありませんでした。
「分からないことを『分からない』と言える方が、来てくれたらいいなと思います。自分がそうだからというのもあるんですけど、分からないと言える方が、周りも助けてくれやすいんですよね。僕は本当に、人に助けを求めながら仕事をしているので」
民間からの転職で、新しい一歩を踏み出そうとしているあなたへ。「分からない」と言える強さを歓迎してくれる場所が、ここ最上町役場にあります。
 

職員インタビュー

この記事の官公庁・自治体

最上町役場

最上町は、山形県の北東部、東北のほぼ中央に位置する自然豊かな町です。赤倉温泉、瀬見温泉といった歴史ある温泉地を有し、俳聖・松尾芭蕉が訪れた地としても知られています。堺田駅前を流れる分水嶺など、最上町ならではの景観や文化が息づいています。 また、畜産業やアスパラガスの生産など、地域の特色を生かした産業が根づいており、豊かな森林資源を活用したバイオマスエネルギーの取組など、持続可能なまちづくりも進めています。 役場の仕事は、住民の暮らしを支えるだけでなく、地域の魅力を守り育て、次の世代へつないでいく仕事です。住民との距離が近いからこそ、自分の仕事の成果を身近に感じることができ、やりがいを実感できます。 最上町では、地域に寄り添い、住民目線で考え、仲間と協力しながら前向きに挑戦できる方を求めています。 自然、歴史、文化に恵まれたこの町で、私たちと一緒に最上町の未来をつくっていきませんか。

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