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森町役場

静岡県森町(もりまち)は、静岡県の西部に位置し、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市、島田市に接しています。 人口は17,000人ほどの小さな町です。 「遠州の小京都」、「三木の里」、「PASのふるさと森町」などの呼ばれ方をされています。 新東名高速道路のインターチェンジが2か所あり、自動車でのアクセス性が高い町です。 公共交通機関は、天竜浜名湖鉄道とバス路線(秋葉バスサービス、町営バス)が通っています。

魅力いっぱいの静岡県森町に住んでみませんか?〜森町で働く楽しさと移住支援制度〜

森町役場

2024/01/12

 2023年4月に森町役場に入庁された榎本雄介さんと、役場での勤務が今年で3年目になる佐藤聖奈さんに、若手職員の目から見た森町で働く魅力をお伺いしました。

 

また、魅力あふれる森町に移住する際に活用できる支援制度について、定住推進課の榊原希美さんに教えていただきました。

 

―まずは入庁して年次も浅いおふたりからお話をお聞きいたします。これまでのご経歴や、森町役場を志望された理由など教えてください。
 

佐藤さん:公務員になる前は、Uターンで県内の自動車部品メーカーに就職して、自動車の部品の仕入れや価格交渉などを3年ほどやっていました。

 

もっと自分に向いている仕事があるんじゃないかと思い始めていた中で、こつこつ細かい部分に目を向けることができるという自分の性格が公務員に向いているのではと周りに言われたことがきっかけで、公務員について調べ始めました。

 

公務員ならではの定期的な部署異動で多種多様な業務に関われる点も、その中で何か自分に向いている仕事が見つけられるのではと思い、応募しました。

 

行政の中でも森町役場を志望したのは、人口が少なく、より地元の方たちと関わりを持ちながら仕事ができるかなと思ったからです。

佐藤聖奈さん

榎本さん:私も大学は東京でしたが、就職活動では、地元の静岡県に戻りたいと考えていました。学生の頃、森町の神社でやっていたお祭りに参加したことがあったんですが、とても幻想的で、他の地域と比べても歴史を感じさせる神社やお祭りだったのでとてもいいなと感じて。

 

これは今後も絶対に残していかなければならないと思って、森町のために働ける場所がいいなと思い、役場への就職を考えました。

 

―今はどんなお仕事をされていますか?
 

佐藤さん:企画財政課で主にふるさと納税に関する仕事に携わっています。森町に眠っている地場産品を探して、新規事業者さんに、森町のふるさと納税のお礼の品として出品していただけないかというお願いをしています。

 

その他には、寄附申し込みのホームページに掲載するPR文の内容を考えたり、寄附者からいただくご意見への対応などをしています。

 

榎本さん:福祉課で障害福祉サービスの決定に携わっています。障害を持った方々それぞれの障害の度合いに応じた福祉サービスを決定することで、皆さんが森町で安心して暮らせるように仕事をしています。

 榎本雄介さん

―どんなところでお仕事のやりがいを感じますか?
 

佐藤さん:民間企業にいたときの主な業務であった価格交渉は、仕入先の利益減につながることがあるので、説明が難しく常に苦手意識がありました。しかし、今は返礼品事業者への交渉・説明にやりがいを感じています。

 

良い商品をふるさと納税の返礼品として出品することで、事業者の知名度向上や販路の拡大が期待でき、事業者にもメリットがあるという提案ができるためです。話しやすさやスムーズさも違います。

 

もちろん、前職での交渉の経験が、今の仕事に活きているとも感じています。

 

榎本さん:障害をもったお子さんとそのお母さんと面談をすることがあるんですが、面談でお伺いした内容をもとにお子さんにあった福祉サービスを決定したことに対して、「ありがとう」とお礼を言っていただけることがあって、そういう場面でとてもやりがいを感じますね。

―職場の雰囲気についてお伺いします。先輩職員との関係性や、これからどんな後輩と働きたいかなどを教えてください。
 

佐藤さん:先輩からはとても手厚くサポートいただいています。質問しやすい環境ですし、困っている時には教えていただく時間をつくってもらえるなど、手を差し伸べてくださいます。休暇を取る際も、業務フォローをお願いしやすい雰囲気です。

 

住民の方や業者の方と接する機会が多く、第一印象がとても大切だと感じているので、笑顔が素敵な方とご一緒できればと思っています。

 

あとは、森町をよりよくしていくために、もっとこうした方がよいとか、ここがおかしいなというところに気づける観察眼が鋭い方だと、私も成長できると思うので、そういう方とぜひ一緒にお仕事したいです。

 

榎本さん:今は4人ほどの先輩方に業務を教えていただいていますが、皆さんとても優しいです。先輩方もご自分の業務で忙しい中、毎日のように時間を作って相談に乗ってくださって、わからないことを聞きやすい環境を作ってくださっています。

 

自分自身はまだ入庁したばかりですが、自分が仕事をしていく中で一緒に切磋琢磨して成長していけるような方とお仕事したいと思っています。
 

―森町のどんなところが好きですか?
 

佐藤さん:住民の方が皆さん温かくて優しいところです。新人の拙い説明でも優しく話を聞き、温かく接してくださるので、そこが森町のとても素敵なところだと感じています。

 

榎本さん:森町は景色や星空がとてもきれいです。住んでみて、とても静かな環境なのもいいなと思います。もともと写真を撮るのが好きなんですが、神社などでは素敵な写真も撮影できました。 

森町の小國神社

―お二人からお伺いしてきたようにたくさんの魅力がある森町ですが、移住支援についてもお伺いします。移住希望の方からのご相談などはあるのでしょうか?
 

榊原さん:移住希望の方からは、森町で古民家のようなところを探しておられるなどのご相談を頂くことがあります。最近は、ちょっとした畑などが付いているとうれしいというご相談も多く受けています。

 

森町の暮らしについて気になることがあれば、窓口やオンラインなどでご相談いただくこともできます。

 

今後は、360度カメラも活用して町の色々なところを撮影し、移住希望の方が実際に森町の環境や施設の雰囲気を体感できるようなサービスも提供していきたいと思っています。

 

―森町の移住支援の制度について教えてください。
 

榊原さん:移住してきた方の住居に関する制度でいえば、森町には「空き家・空き地バンク」という制度があり、バンクに登録された空き家を買ったり借りたりした場合に、住むために必要な改修にかかった費用として30万円を上限として補助をしています。

 

また、「住もうよ森町新婚さん応援金」という制度を3年前に立ち上げました。

 

婚姻届を出してから1年以内に森町に住んでくださった、どちらかの年齢が39歳以下のご夫婦に、家賃や家具家電、車などを購入する時にかかった費用を、上限30万円まで補助するという制度です。

 

条件を満たせば、国の結婚新生活支援補助金と併用できる場合もあります。

榊原希美さん

また、今年4月からは新しく「移住者新生活応援金」という制度を立ち上げました。事前に移住のご相談を頂いた方が対象などいくつか条件はありますが、森町に移住してきた段階で補助をしています。

 

単身の方であれば5万円、2人以上の世帯だと10万円、お子さまがいらっしゃるご家庭であればお子さま1人につき5万円の補助が出ます。
 

その他、起業にかかった費用を上限30万円まで補助する制度や、テレワーク移住をしてくださった方に、テレワークを始めるためにかかった費用を上限20万円まで補助する制度もあります。

 

移住を検討中の方には、森町に来てくださった際の交通費や宿泊費などを、1世帯あたり3万円を上限に年間3回まで補助する制度などもあります。

 

―それらの制度の知名度や活用状況はいかがでしょうか?
 

榊原さん:「住もうよ森町新婚さん応援金」の場合は、住民の方がUターンされるに当たってどこに住もうかなと考えたとき、その応援金があるかないかで森町に住むと決めたとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

各制度の情報は町の広報などでも周知しています。

 

実際に移住されてきた方のお話を伺うと、住居の改修費などいろいろなところに思った以上にお金がかかるということだったので、移住者の方に定着していただくためには、移住当初のスタートアップの段階というのがとても大切なんだと感じています。

 

そういったところを支援していくためにも、今回時間をかけて新しい制度も立ち上げましたので、ぜひ皆さんに移住支援制度を活用していただきたいです。

 

就職に当たって森町に転居される方などは、ご自身が移住者であるという意識はあまりないかと思うんですが、そういった方にもご利用いただける移住支援制度もありますのでぜひご相談していただけたらと思います。

 

―本日はありがとうございました。

 

職員インタビュー
移住支援制度

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