進路選択や転職活動において、自分が最も輝ける場所を探すのは簡単なことではありません。茨城県那珂市役所では、そんな求職者一人ひとりの「核」となる素顔や、着飾らない正直な想いと向き合う人物重視の採用を行っています。新卒世代だけでなく、幅広い年齢層に門戸を開いている那珂市。世の中のデジタル化や業務の電子化が進む今だからこそ、那珂市が大切にしているのは、市民に寄り添う「傾聴力」と「コミュニケーション能力」です。
今回は採用担当の野上さんに、面接官を務める幹部職員がどこを見ているのか、過去の意外な失敗例、そして市の活性化に直結するワクワクするような未来の計画について伺いました。那珂市での暮らしや仕事に少しでも興味がある方には是非読んでいただきたい内容です。
- 職員も住民もみんなが家族。アットホームな那珂市で働く魅力
- 電子化が進む今だからこそ重要視する「傾聴力」と「コミュニケーション能力」
- 完璧な作文はいらない。採用担当の心に響く「影響」と「正直な言葉」
- 面接で見られている所作と、試験に向けた心構えとは?
- 「道の駅整備」で街をバージョンアップ!未来の仲間たちへのメッセージ
職員も住民もみんなが家族。アットホームな那珂市で働く魅力
ーまず初めに、那珂市がどのような街なのか、そして市役所の雰囲気について教えてください。
野上:那珂市は、職員同士はもちろんですが、住民の皆さんとの距離も本当に近くて、非常にアットホームな雰囲気が流れている街です。
一見すると、全国に誇るような目立った派手な魅力は少ないように思われるかもしれませんが、その分、のびのびとした「田舎暮らし」を全力で楽しんでいる仲間たちがたくさん集まっています。
ー「人と人との距離が近い」というのは、仕事をする上でも魅力になりそうですね。
野上:本当にそのとおりです。業務の中で何か困ったことが起きた時には、職員同士が役職や所属の垣根を越えて自然と助け合える文化があります。
それだけでなく、プライベートでも多くの人と繋がりができる環境なので、仕事を通じて人生を豊かにしてくれるたくさんの出会いに恵まれることが、ここで働く大きな魅力だと感じています。

電子化が進む今だからこそ重要視する「傾聴力」と「コミュニケーション能力」
ー続いて採用試験について伺います。那珂市の採用にはどのような特徴がありますか?
野上:当市の採用試験は、新卒の方はもちろん、45歳までという非常に幅広い年齢層の方に受験していただけるのが大きな特徴です。これまで様々な経験を積まれてきた方々にも、広く門戸を開いています。
ー多様な方々が挑戦できるのですね。その中で、特に「こんな人と一緒に働きたい」というような、求める人材像はありますか?
野上:今の世の中はDX(デジタルトランスフォーメーション)化が急速に進んでおり、それは行政も例外ではありません。那珂市役所でも、職員間におけるやり取りが徐々に電子化されてきました。
しかし、私たちの本質は「市民の方々への対応」を行う仕事です。デジタル技術に向かう時間が増えた現代だからこそ、相手の想いをしっかりと受け止める「傾聴力」と、円滑に意思疎通を図る「コミュニケーション能力」については、選考において極めて重要視しています。
完璧な作文はいらない。採用担当の心に響く「影響」と「正直な言葉」
ーエントリーシートや面接においては、受験生のどのような部分を見たいと考えていますか?
野上:ぜひ、皆さんの「正直な気持ちや思い」を述べていただきたいと思っています。もちろん、受験者の皆さんは事前にたくさんの想定問答を用意して、しっかりと対策をされてきますし、提出書類も綺麗に書いてくださいます。
ただ、綺麗にまとまりすぎていて、その人の「本当の特徴」や「核となる部分」が見えてこないと、非常にもったいないと感じます。他の受験者と差別化するためにも、誰かの借り物ではない、ご自身の言葉でPRしてほしいですね。
ー志望動機を考える上で、何かアドバイスなどはありますか?
野上:よく「市の〇〇計画を見て、この施策に惹かれて応募しました」と言ってくださる方がいます。市の計画を熱心に読み込んでくれていることは、採用側としても本当にありがたいなと感じます。
ただ、それにプラスして「その計画が、自分のライフステージの変化や生活へどう影響するのか」という、自分への影響がある部分について正直に述べられていると、私は「とても素直な方だな」と非常に好印象を覚えます。
公の計画をただなぞるだけでなく、それがご自身の、または地域住民の生活とどのように結びついていくのかをよく考え、正直に語ってみてください。
面接で見られている所作と、試験に向けた心構えとは?
ー面接試験について、可能な範囲で受験生が気をつけるべき点を教えてください。
野上:面接試験では、当市の幹部職員が面接官を務めます。そのため、質問に対する受け答えの最中はもちろんのこと、面接室に入る前後の移動時や、待機している時の所作、挨拶などの振る舞いについても、しっかりと見られていると意識して臨んでいただければと思います。
常に緊張してください、というものではありませんが、ちょっとした気の緩みのせいで、第一印象がマイナスになってしまうのはとてももったいないと思っています。

ー適度な緊張感が必要ということですね。ちなみに、これまでの試験の中で「これはもったいなかった」というような例はありますか?
野上:そうですね、書類に貼る写真についてなのですが、マスクを着用したまま撮影された写真を提出された方がいらっしゃいました。証明写真は本人確認も兼ねていますので、正面、脱帽、マスクを外すなど、最低限それらを満たした写真としていただきたいと思います。
また、面接の最中、緊張しすぎて頭が真っ白になってしまったのか、自己紹介や受け答えの中で「他の人の名前」を言ってしまったような例もあります。これは極端な例かもしれませんが、緊張するのは誰でも仕方のないことです。
面接官としても緊張していることは理解しているので、まずは落ち着いて、深呼吸して臨んでいただければと思います。
「道の駅整備」で街をバージョンアップ!未来の仲間たちへのメッセージ
ー最後に、那珂市役所を目指す求職者の皆さんへメッセージをお願いします。
野上:最近はAI技術が発達して、エントリーシートの文章なども簡単に作れる世の中になりました。しかし、採用側の心に響くのは、やはり皆さんが一生懸命に頭を悩ませて考えた「人間味のある言葉」です。
すべてをAI任せにするのではなく、「ご自身の想い」や「自分で考えた表現」を加えるだけで、私たちに届く熱量は格段に変わります。AIを便利なツールとしてうまく活用しながらも、自分らしさをしっかりとアピールしてください。
また、現在那珂市では、地域の新たな拠点となる「道の駅」の整備に向けて全力で動いています!これからの那珂市の活力アップ、そして街のバージョンアップに、皆さんも当事者として携わってみませんか?
市ホームページや各種SNSでも随時採用情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年6月取材)



