私は、4年制大学を卒業後、入庁しました。学生時代に看護実習で、入院前の生活習慣を悔いている患者さんや家族と出会った事で予防の大切さを痛感したとともに、 疾病予防への興味や携わりたい思いが強くなり、行政保健師を志すことになりました。 また、愛着のある生まれ育った地域へ恩返ししたく、松江市での就職を決めました。
実際に仕事をしてみると幅広い知識が必要ですし、保健師の活動は、単年で成果が見えるものばかりではなく、長期的な視点で見る事や、社会情勢などによっても日々変化するので難しさもありますが、やりがいも感じています。
保健師の活動は「ゆりかごから墓場まで」と言われる様 に、さまざまな年齢層の方と関わる仕事です。また、様々な課題を抱えた方と接することも多いです。そのため、コミュニケーション力だけでなく、相手の方の立場や背景な どを想像し、理解した上で、自分にできることを考え、寄り添う力も求められると思います。
現在、私は島根地区を担当していますが、地域のお店を訪問したり、漁師さんに半日同行してみるなど、地域の方の生活を理解するように努めています。対象者や地域について触れる事で、課題が見え、対象者の方に合わせたより良い支援につながると思っています。
1年目から地区を担当するので、母子・成人・高齢者など幅広い知識が必要でした。2年目までは先輩保健師や人財育成トレーナーの存在もあり、定期的に相談したり、成長を確認しながら進めていくことができました。 今でも悩むことは多々ありますが、 職場の仲間と声を掛け合い、知恵を出し合っています。
また、松江市保健師人財育成プログラムに沿って定期的に自分の到達度や課題を確認したり、レベルに応じた研修へも参加できるため、専門職としてのスキルを磨き続けられることも魅力です。
仕事と私生活のバランスをとることは難しいですが、気持ちよく仕事ができるよう、休暇の際は、休息を取ったり、旅行やライブに行くなど、趣味の時間も大切にしています。
仕事をする上で大切にしていることは 「学び続ける事」、「現状に満足せずより良くする事」です。
社会の変化とともに、健康課題やニーズだけでなく、エビデンスも変化していくため、自分自身の知識のアップデートもできる人でありたいと思います。
求職者へのメッセージ
このページを見てくださっている方へ
松江市は、約70名の保健師が日々奮闘しています!
市民の方に身近な仕事で、生活に直結することも多く責任とともにやりがいもある仕事です。
ぜひ一緒に楽しく仕事をしませんか。お待ちしています♪
※所属・役職等は取材当時のものです
https://www.city.matsue.lg.jp/section/saiyo/occupations04.html