市役所の「建築技術員」の仕事って?
(B)松江市が所管している公共建築物の工事発注業務や、工事監理業務を担当する営繕課に配属されています。 例えば、工事発注業務では、工事施工業者が決定するまで に図面確認や工事金額の検討をします。工事監理業務であれば、工事施工業者が決定して工事現場が動き始めると、実際の工事現場に足を運び、図面通りに工事が進んでいるかを随時確認しています。
(A)最初の配属先は営繕課でしたが、人事異動で建築指導課に勤務しています。 建築指導課では、民間事業者の方 が施工される建築物が、法に基づいて設計されているかどうか確認・審査する業務を担当しています。建築物によって確認・審査の要件や条件が異なるため、日々勉強しながら業務にあたっています。
地図に残る仕事、
成長が感じられる仕事
(A)公務員建築技術員の仕事の魅力は、街の地図に残る 建築物や構造物の設計・施工に携われることです。市民の皆さんが使われる建築物であるため、時に仕事上の高い壁にぶちあたることはありますが、乗り越えて完成した際には、大きな達成感があります。
(B) 事業者の方々は工事現場のプロです。 図面や現場を見るだけでは分からないこと、覚えられないことが多い建 築分野の知識を、よりたくさん吸収できるように、現場に 出かけたときには事業者の方々に積極的に話しかけるよう 心がけています。また、現場の実態を知ることで、より適切な工事発注ができるようにしていきたいと思っています。
この仕事の魅力だと感じるのは、大きな事業の計画から実施、完了に至るまで担当者として一貫して携わることができることです。 仕事を進める中で得た多くの知識や学びを業務に活かせていることを実感することで、自分の成長を感じます。
プライベートのほうが
ハードスケジュールかも?
(A) もともとライブ鑑賞や、各地を旅行することが趣味で、コロナ禍以前は、頻繁に出かけていました。最近は、松江市内や県内の「身近な地域の魅力」 を見つけて出かけることが多くなっています。松江のまちの歴史を知りたい、知って欲しいという想いを持っている市役所の仲間と 「れきまちファンクラブ」というサークル活動にも参加しています。歴史的な建物やまち並みを巡り、「#文化の窓 から」というフリーペーパーやSNSで魅力を発信しています。 様々なところへ訪れるたびに、まだまだ知らないところばかりだと痛感しています。
(B)とにかく、体を動かすことが好きです。趣味は、野 球、ゴルフ、フットサルなどで、休日は、朝から晩まで運動三昧のハードスケジュールなこともあります。ドライブや温泉などでゆっくり過ごす日もあるので、緩急をつけた休日の過ごし方が得意です。ちなみに、一番テンションが 上がるのは夏です。
休暇をフル活用
(A)職員のライフスタイルに合わせた、様々な休暇制度 があります。 最近では、女性の建築技術員も増え、職場に は、育児と仕事を両立するために短時間の勤務制度を利用 している職員もいます。上司の理解もあり、職場で協力しあい業務を行っているので、休暇は取得しやすい雰囲気です。また、現在の職場では土日の出勤がほとんどないので、休日には建築技術員同士で旅行に行き親睦を深めるなど、良い雰囲気の中で楽しく働けています。
(B)上司や先輩からの声掛けもあり、積極的に休暇を取 得しやすい環境です。おかげで、プライベートの時間は、満足できるほど確保できています。充実した休みを過ごすことができ、仕事のやる気もでます。また、計画的に休みがとれるので、長期にわたる資格取得勉強などもしながら、一方で趣味を極めることもでき、日々余裕をもちながら過ごせています。
楽しく働くためには、心に余裕をもつことが一番大切だと思っています。プライベートの充実が、心の余裕を生んでいます。
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※所属・役職等は取材当時のものです
https://www.city.matsue.lg.jp/section/saiyo/interview03.html