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宍道湖、中海、日本海、堀川など豊かな水辺をもつ「水の都・松江」。 人口約20万人の中核都市として、便利な暮らしがある一方、自然に恵まれた美しい景観、古来からの祭りや伝統行事が脈々と受け継がれ、人と人とが支えあう温かいコミュニティが息づいています。 神話の世界を現代に伝える地形や神事、茶の湯文化が息づく暮らしや、高度な都市機能と人と人との絆が共存するコミュニティが存在し、IT産業の集積、シジミや牡丹などの一次産品、伝統工芸など、国内外から注目される素材や技術があります。

【Staff Interview(動画あり)】獣医師-松江保健所 動物愛護推進課

松江市役所

2024/09/04

 松江市役所で働く公務員獣医師のシゴト


 公務員獣医師は、獣医師の持つ公衆衛生の知識を活かし、 動物愛護管理、食品衛生、感染症対策など幅広い業務に携わっています。
動物愛護管理の分野では、動物取扱業者の登録や指導、犬猫の引取りや譲渡、野良犬の捕獲や収容した後の健康管理、動物の飼養方法の指導や助言、広報や啓発などを行っています。
 食品衛生では、食中毒の調査や、食品を取り扱う施設に対する営業の許認可業務を、また、感染症対策では、 感染症や伝染病への対応や発生情報の提供、予防啓発などの業務を行っています。
その他にも、薬局などの監視や指導、旅館や公衆浴場など に対しての衛生管理指導など様々な業務を通じて、 松江市に住む皆さまの安全な生活を支えています。


仕事は動物と人と触れ合うこと
 

 動物愛護推進課の仕事は大きく2つあります。
 1つ目は、引き取った犬猫を収容し、 人に慣らして、新しい飼い主へ譲渡することを目指す仕事です。保護している間は、獣医師として、他の職員やボランティアの方々と協力しながら、感染症の予防や、負傷や病気への対応を迅速に行っています。また、1頭1頭性格や性質の違う犬や猫に対して、その慣れ具合に合わせた触れ合いを行うことで、殺処分を可能であれば避けたいと努力しています。 

2つ目は、ペットショップやトリミングサロン、ペットホ テルなどの動物取扱業者に必要な登録や更新などに関する業務です。実際に施設への立入を行い、設備や動物の取り扱いに問題がないかの確認を行います。法律の基準への適合が求められるので、相手方の望む対応が必ずしも実現出来るとは限りません。その場合でも丁寧かつ分かりやすく説明し、代替案の提案や助言を行うように心がけています。
 また、住民の方から寄せられるペットなどの動物に関する相談や苦情にも対応しています。困り悩んだ末に電話をされる方が多いので、まずは親身になって内容を聞くことから始め、寄り添う気持ちを大切にしながら、状況に応じて現場確認や相手への指導や助言を行っています。

 

臨床獣医師から公務員獣医師の道
 

 私は公務員獣医師になる前の約10年間、臨床獣医師として 動物病院に勤務していました。 正直、 日々多忙な業務の中であまり自分の時間が取れませんでしたが、その中でも技術や知識を磨きつつ、飼い主の喜ぶ顔を見ることが大きな 生きがいだったので、苦しいと感じることはありませんで した。しかし、自身の結婚、子の誕生といったライフイベントを迎え、ワーク・ライフ・バランスについて考え始めるようになりました。今までの経験を活かしつつ、家族との時間もしっかりと取れる仕事は何かと考え、公務員獣医師になることを決めました。
 動物病院に在職中は夜間診療などがあり、家に帰れない日もありましたが、公務員獣医師として勤め始めてから、家族と過ごす時間が劇的に増えました。休暇制度なども充実していて、子どもが体調不良のときでも問題なく休みを取ることが出来ます。それと、個人というよりは課で1つのチームで仕事を進めていくので、自分1人が抜けても他の職員で対応出来るということが心の余裕にも繋がっていま す。
 臨床獣医師時代は、どんな動物でも助けたいという想いで仕事と向き合っていました。今は、公務員獣医師として、人と動物の関わり合いを何とかうまく保っていきたいという想いで仕事と向き合うようになりました。


 


動物の命に、 より深くかかわる仕事
 

公務員獣医師という職は臨床獣医師と比べて技術は身につきにくいと思います。 しかし、「命あるものへの対応」と「人間と動物のより良い関係のため」という部分では、目指すところは一緒だと思っています。動物病院での対応の 最終的な決定権は飼い主にあるのに対し、 保健所に収容さ れる犬や猫などは飼い主がいない状況のため、 その動物の未来は職員に委ねられています。 1頭1頭の将来を左右する決断となるため、課内職員全員で慎重に話し合いを重ねます。また、個人の責任ではなく全体の責任として決断する ことが出来るため、1人1人の業務や精神的負担の軽減にも繋がっていると感じています。


動物と人の共存を目指して
 

松江市はまだまだ野犬や野良猫が多く、今後いかに減らし て行くことが出来るかが課題の一つです。
 エサやりをされる方がいる一方で、動物嫌いの方もいます。双方が住みやすい社会を作るためには、野犬や野良猫 との正しい向き合い方を啓発していくことが大切だと考えています。私自身、飼育に関する指導を通じて、意識啓発に少しでも貢献できればと思っています。
 現在、保護した犬や猫に不妊や去勢の手術を行う場合、近隣の動物病院にお願いしています。しかし、保健所内で手 術を行うことができれば、もっと迅速かつ柔軟な対応ができるのにと思うことがあります。臨床獣医師としての経験を活かし、保健所内で手術ができる仕組みを作ることが今の目標です。

 

                ↓↓動画バージョンはコチラ↓↓

※所属・役職等は取材当時のものです

https://www.city.matsue.lg.jp/section/saiyo/interview04.html

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