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松江市役所

宍道湖、中海、日本海、堀川など豊かな水辺をもつ「水の都・松江」。 人口約20万人の中核都市として、便利な暮らしがある一方、自然に恵まれた美しい景観、古来からの祭りや伝統行事が脈々と受け継がれ、人と人とが支えあう温かいコミュニティが息づいています。 神話の世界を現代に伝える地形や神事、茶の湯文化が息づく暮らしや、高度な都市機能と人と人との絆が共存するコミュニティが存在し、IT産業の集積、シジミや牡丹などの一次産品、伝統工芸など、国内外から注目される素材や技術があります。

松江市ではたらく3年目職員が語る、市役所のリアルとやりがい

松江市役所

2025/12/03

島根県松江市役所で働く、令和5年度入庁同期のお二人のインタビュー記事です。それぞれ一般事務員、建築技術員として市民の暮らしを支えるお二人に、仕事のやりがいから試験対策、プライベートまで伺いました。

 

それぞれの視点から語られるリアルな声をお届けします。公務員のイメージが変わるかもしれない、若手職員の等身大の姿に迫ります。

 

 


松江市を志望した理由と試験対策

 

ーまずは自己紹介と現在の仕事内容を教えていただけますか?

 

Aさん:松江市で生まれ育ち、松江市内の高校を卒業後、山口県の大学に進学しました。大学卒業後にUターンし、令和5年度に一般事務員として入庁しました。

 

現在は生活福祉課で、生活保護を受給されている方々が再びご自身の力で生活を立て直せるよう、自立に向けた支援を行うケースワーカーとして日々業務に取り組んでいます。

 

Bさん:私はお隣の雲南市の出身で、工業高校の建築都市工学科で学びました。高校を卒業した令和5年度に、建築技術員として松江市役所に入庁しました。

 

現在は公共建築課で、市が所有する学校や公民館といった建物の工事発注や、現場の工事管理などを担当しています。市民の皆さんが安全・快適に施設を利用できるよう、専門的な知識を活かして働いています。

 

左:Bさん(公共建築課) 右:Aさん(生活福祉課)

 

ー松江市役所を志望した理由と、最終的な「決め手」は何でしたか?

 

Aさん:大学進学で一度地元を離れたことで、改めて松江の良さと課題が見えてきたのが大きなきっかけです。当時は大学生だったので、少し若者向けの派手な遊び場が少ないかな、と感じていたのが正直なところです(笑)。でも、今は落ち着いた楽しみ方ができる魅力的な場所だと感じています。

 

就職活動を始めた当初は、正直、自分が何をやりたいのか明確ではありませんでした。でも、外から松江を見る中で、すれ違うだけで挨拶を交わすような人の温かさや、暮らしやすさといった魅力を再認識したんです。最終的な決め手は、やはり地元の発展に貢献したいという想いが一番のやりがいに繋がるんじゃないかと感じたことです。

 

Bさん:高校の先生に公務員という働き方を勧めてもらったのが最初です。どの自治体で働きたいかを考えた時、長く生活してきて馴染みのある松江市で働きたいと思いました。建築という専門分野で考えた時に、松江市は島根県内において公共建築物の数が多く、規模も大きいと感じました。

 

より多様な建築物に携われる環境で働くことに大きなやりがいがあるだろうと感じたのが決め手です。民間企業よりも、もっと市民の方々に近い立場で公共建築に関わりたいという気持ちが強かったですね。

 

ー入庁までに、どのような試験対策をしましたか?勉強方法や苦労した点などがあれば教えてください。

 

Aさん:大学の公務員講座を受講し、とにかく問題集を繰り返し解いていました。同じ問題集を何周もして完璧になるまでやり込みましたね。

 

面接対策は、講座に加えてハローワークの模擬面接も活用しました。緊張感に慣れておくことが出来て良かったです。

 

Bさん:私は工業高校で、就職に力を入れている学校だったこともあり、先生方が手厚くサポートしてくださいました。放課後に面接練習をしたり、SPI対策の時間を設けてくれたり。専門試験は各自での対策だったので、放課後は図書館に残ってひたすら問題集を解く毎日でした。

 

苦労しましたが、「勉強するしかない環境」に身を置き、集中して取り組んだことで「これだけやったんだ」という自信になりました。図書館の先生が「頑張っていたから大丈夫だよ」と声をかけてくれたのも、すごく心の支えになりましたね!

市役所での仕事について

ーお二人の仕事のやりがいや、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

 

Aさん: 私が担当している生活保護の業務は、一人ひとりと深く向き合う仕事です。想像もできないような、壮絶な人生を歩んでこられた方もいらっしゃいます。その中で、自分が関わった方から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた時や、その方の人生の再スタートを後押しできたと実感できる瞬間に、何よりのやりがいを感じます。

 

特に印象に残っているのは、支援を続けてきた方が最終的に就職を決め、生活保護を必要としなくなる「自立」の瞬間に立ち会えたことです。簡単な道のりではない分、ご本人の努力が実を結んだ時は本当に感動します。

 

Bさん: 私は、自分の仕事が目に見える形で人の役に立っていると実感できる時にやりがいを感じます。担当した工事が無事に終わり、施設を利用する方々から「きれいになったね、ありがとう!」と言ってもらえるのが一番嬉しいです!

 

学校の古くなったプールを改修して、子どもたちが安全に使えるようになった姿を見た時は、本当に「やって良かった!」と思いました。

 

最近では、ある公民館の設計に携わらせていただいたことが特に印象に残っています。地域の方々と直接お話をして、ご意見を伺いながら計画を進めていく過程はとても楽しくて。まだ完成していませんが、「こんな素敵なものができるんだ」と想像するだけでワクワクします!

 

ー実際に働いてみて、入庁前に抱いていたイメージとのギャップはありましたか?

 

Aさん:ありました!入庁前は「すごくお堅くて、きっちりしている」という、いわゆる典型的な公務員のイメージを持っていました。でも、実際は全くそんなことなくて。想像していたよりもはるかに風通しの良い職場で驚きました。

 

Bさん:私も全く同じです!勝手なイメージですけど、七三分けに眼鏡、みたいなカチッとしたイメージでした(笑)。でも入ってみると、皆さん本当によく喋るし、面白いし、明るい雰囲気の方ばかり。イメージが180度変わりました。

 

ー配属先の生活福祉課(Aさん)、公共建築課(Bさん)は、それぞれどのような雰囲気の職場ですか?

 

Aさん:私が所属する生活福祉課は、特に20代の職員が多く、活気があります。コミュニケーションもすごくフランクで、困ったことがあれば、部署の垣根を越えてすぐに先輩に相談できる温かい雰囲気です。

 

Bさん:公共建築課も、私が困っていると先輩の方から「大丈夫?」って声をかけてくださったり、質問しやすい空気を作ってくれたり、本当に温かい職場です。皆さん明るくて、和やかな雰囲気の中で仕事ができています。

 

ー入庁3年目を迎え、1年目、2年目と比べて、仕事に対する考え方や向き合い方に変化はありましたか?

 

Aさん:良い意味で「力の抜き方」が分かってきたように思います。1年目の頃は、とにかく全てに全力投球でしたが、今は仕事の全体像が見えるようになり、力の配分ができるようになってきました。

上司への相談も、要点を的確にまとめて伝えられるようになったのは成長かなと思います。

 

Bさん:私は気持ちの面ですごく楽になりました。1年目は些細なミスでも落ち込んで辛い時期もありましたが、今は「自分のペースでやっていこう」と思えるようになったんです。

完璧じゃなくてもいいんだと自分を許せるようになったことで、安定して仕事に取り組めています。

 

ーお二人の経験を踏まえて、もし入庁したてで仕事に悩んでいる後輩がいたら、どんな言葉をかけてあげたいですか?

 

Aさん: 「何か困ったことがあったら、一人で抱え込まずに周りの人に聞くのが一番だよ」と伝えたいですね。私の職場は同じ仕事をしている先輩がたくさんいるので、色々な人に話を聞くだけで解決のヒントが見つかることも多いです。実際に後輩にも「どんどん質問していいんだよ」と話しています。

 

Bさん: 私自身、1年目の時に先輩が「大丈夫?」と声をかけて相談に乗ってくれたことに、すごく救われました。だから、まずは同じように声をかけてあげたいです。そして、「1年目で完璧にできなくて当たり前。3年目の私だって、まだまだ分からないことだらけだから、焦らないで大丈夫だよ」と伝えて、少しでも安心してもらえたら嬉しいです。

 

松江での暮らしとプライベート

 

ー学生時代に取り組んでいたこと、学んできたことは、今の仕事にどう活かされていますか?

 

Aさん:私は小学校から大学までずっとサッカーを続けてきました。厳しい練習や、時には理不尽なことにも耐えてきた経験があるので、精神的に鍛えられましたね。仕事で大変なことがあっても、「あの時に比べたら」と乗り越える力になっています。

 

Bさん:私は工業高校で学んだ建築の専門知識が、そのまま今の仕事に直結しています。あと、中学校の時にソフトボール部だったのですが、体育会系の厳しい環境で培った精神的な強さも、日々の業務に活きていると感じます。

 

ー松江市のおすすめスポットなどがあれば教えてください!

 

Aさん:一番は宍道湖(しんじこ)の風景です。休日に湖畔をジョギングすることがあるんですが、特に夕暮れ時、夕日を眺めながら走るのは最高に気持ちがいいんです!県立美術館のあたりから見る夕日は本当にきれいで、この美しい自然がすぐそばにあるのが松江の大きな魅力だと思います。

 

Bさん:私も宍道湖が好きです!夕日が沈んだ後の、空の色が少しずつ変わっていく時間帯に、友達と湖畔に座っておしゃべりするのが好きなんです。その時は、普段話せないようなことも話しちゃうような雰囲気になります。

 

あとは、やっぱり国宝の松江城も素敵ですね。歴史と自然が美しく共存しているのが、松江のいいところです。

これからについて

 

ー今後の目標や、挑戦してみたいことはありますか?

 

Aさん:特定の「これがやりたい」というよりは、色々な部署の仕事を経験してみたいという気持ちが強いです。様々な経験をすることで、市役所の仕事がどう市民サービスに繋がっているのかを深く理解して、その中で自分に合った分野を見つけていければと思っています。

Bさん:もっと建築の知識を増やして、どんな場面でも自信を持って答えられるようになりたいです。上司に相談する時も「自分はこう思います」と、自分の意見をしっかり持って提案できるようになるのが目標です。プライベートでは、趣味を増やして色々なことに挑戦し、人生を楽しみたいです!

 

ー最後に、松江市役所への入庁を考えている学生や転職希望者へ、メッセージをお願いします。

 

Bさん:松江市役所は、人が本当に温かい職場です。就職は人生の大きな決断だからこそ、後悔しないように、その時にできる精一杯の準備をしてほしいなと思います。

私も試験の時は自信がありませんでしたが、諦めずに頑張って本当に良かったです。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

 

Aさん:何より「人」が良い職場だというのが一番の魅力です。私自身、すぐに職場に馴染むことができましたし、安心して飛び込んできてください!

 

市役所の仕事は、市民の暮らしに直接貢献できる、本当にやりがいのある仕事です。少しでも興味を持ってくれたなら、ぜひ挑戦してみてください。応援しています!

 

ーありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年9月取材)

 

 

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