私は生まれも育ちも大阪ですが、小さい頃から松江の街並みや文化などに憧れがあり、松江のまちづくりに携わりたいという思いが強かったことが志望した動機です。松江愛はかなりのものだと自負しています。
大学では地方のまちづくりをテーマに、中山間地域へのフィールドワークや地域住民への聞き取りなどを多く行っていました。市役所入庁後は、税の徴収や生活保護制度のケースワーカーなどの業務を経験してきました。 最初のうちは「なぜ自分が?」「学んできたことと違うのでは?」という思いがありましたし、もちろん悩むことや落ち込むこともありました。それでも業務に打ち込み、周囲のサポートや協力を得たことで、自分がこの仕事をする意味や、やりがいについて見出すことができるようになりました。
市役所には多岐にわたる部署や業務があり、異動はまるで転職のようです。様々な業務に携わり、多角的に松江というまちを支えることができるのは、市役所の魅力だと考え ています。
移住や地域おこし協力隊の支援業務を担当しています。県外で開催される移住フェアへ参加し、移住相談を受けたり、地域おこし協力隊員の活動への同行やイベントに出たりと、外に出ることも多いです。
市民の方々と関わることが多くあるため、 これまで得た人生経験や人となりもプラスに作用すると思っています。個人ではなく市職員として仕事に臨むとはいえ、共感する力や助言する内容、話し方、地域に関する知識、 趣味など、人それぞれの能力を発揮できる場面がたくさんあります。直接的に「人の役に立てた」という機会を得やすいのも、市役所の特徴ではないでしょうか。
黙々と働いている職員が多いのかと思っていましたが、 実際には様々な職員がいて面白いと感じています。
これまで所属した部署はいずれも、 雰囲気が明るく、風通しが良かったです。 皆で協力・フォローし合う関係性が築かれていますし、私もその一員となるよう心掛けています。上下関係が厳しそうなイメージもありましたが、そんなことはなく、少なくとも私はのびのび過ごさせてもらっています。
また、単調な仕事が多いイメージを持っていましたが、実際は、制度や事業に日々動きがあるため、決してそんなことはありませんでした。飽きっぽい私にはぴったりかもしれません。
休暇をしっかり取るように心がけています。 読書をしたり、美術館に行ったり、離島に行ったり・・・ とやりたいことがたくさんあるので、 自分を甘やかす時間も大切にしています。
中でも市町村を巡るのが好きで、これまで全国の6割程度の市町村に行きました。色んな自治体の取り組みやまちの様子を見る中で、仕事に還元できたことや、気付きを得ら れたことも多くあります。オンオフの切り替えはもちろん大事ですが、日頃からアンテナを張ることで公私ともに成長できる部分もあるのかもしれません。
また、県外出身者としての目線・マインドを持ちつつ、松江にいかに溶け込むか、ということの両立を目指しています。地元でないからこそ気付くことのできる松江の魅力や、移住者にとっての問題解決など、色んな場面で影響を与えることのできる人物になれるよう日々努めているところです。
求職者へのメッセージ
松江市役所は良い職場だと思います。前向きに仕事に向き合えますし、仕事を通じて色んな人や物事を知ることができました。職場や年 齢の垣根を越えた、仲の良い職員 (友人と書くと恥ずかしいので)もたくさんできました。もちろん、市職員である以上は市民の生活や生 命を守る責務が生じます。そう書くと私自身でも身構えてしまうほどですが、決して一人で抱え込む必要はありません。上司、先輩、同期や後輩など、頼れる存在がついています。
一緒に働く日がくることを、心よりお待ちしております!
※所属・役職等は取材当時のものです
https://www.city.matsue.lg.jp/section/saiyo/interview06.html