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南あわじ市役所

南あわじ市は、全国に名高いたまねぎや乳製品、ハモ、淡路島3年とらふぐなどの農畜水産物の宝庫です。また、淡路人形浄瑠璃などの伝統芸能や淡路瓦、鳴門海峡のうずしお、慶野松原など、素晴らしい地域資源を有しています。

バイクで一目惚れ。東京育ちで縁のない「南あわじ市」で働く、仕事と暮らしの魅力

南あわじ市役所

2025/08/06

南あわじ市役所で働く野田さんのインタビュー記事です。東京で生まれ育ち、大学進学を機に関西へ。趣味のツーリングで偶然訪れた南あわじ市の人々の温かさと、穏やかな風土に惹かれ、移住・入庁を決意しました。入庁3年目を迎えた今、仕事のやりがいや職場の雰囲気、そして生活のリアルな魅力について、ご自身の言葉で語っていただきました。


【東京育ち、南あわじ市を選んだ理由】

 

ー野田さんのご経歴と、南あわじ市役所に入庁された経緯を教えていただけますか。

 

野田:高校卒業まで東京で生活していました。大学進学の際、兵庫県出身の親からの勧めもあって兵庫県の大学へ進学し、祖父の芦屋市の家に住むことになりました。

 

大学時代はコロナ禍で、なかなか通うこともしませんでしたが、バイクが趣味でよく1人でツーリングには行っていました。そのときによく訪れていたのが淡路島、南あわじ市でした。
 

本当に南あわじ市の方々は親切でバイクを停める場所に困ってウロウロしていたら、その様子に気づいた方が「こっちに停めたらええよ」と教えてくれたり、「どこから来たん?」と声をかけジュースを奢ってくれたりしました。そういう人の温かさに触れて、すごく良い場所だなと感じたんです。
 

自分は都会、そして満員電車も苦手で・・・。そのような生活は合わないと思っていた所、淡路島には島内に電車がなく、不便かもしれませんが私にとってはストレスのない理想的な環境でした。それで、南あわじ市役所一本で、就職を決めました。

【市役所っぽくない?市民と行政をつなぐパイプ役】

ー入庁されて、現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか。
 

野田:現在3年目で、1年目から総務企画部の市民協働課に所属しています。市民と一緒にまちづくりを進めていく部署で、私の主な担当業務は「自治会の運営支援」です。

 

ー自治会の運営支援とは、具体的にどのようなことをするのですか?
 

野田:例えば、自治会が管理する集会所の改修や新築に対する補助金の交付業務などがあります。また、南あわじ市には旧小学校区を単位とした21の地区があり、それぞれの地区の自治会長さんで構成される「南あわじ市連合自治会」という組織があるのですが、その事務局も市民協働課が担っています。
 

行政から各自治会へ何かお願いごとをする際、例えば民生委員の推薦を依頼したり、選挙の投票立会人をお願いしたりする時も、まずは私たち市民協働課を通じて連合自治会の理事会に諮り、承認を得てから各地区へ依頼するという流れになります。
 

ー組織体制はどのようになっているのですか
 

野田:はい。私の所属する協働推進係は4人体制で、自治会支援のほかにも、21地区それぞれに設立されている「地域づくり協議会」という地域運営組織(RMO)の運営支援も行っています。
 

また、南あわじ市はもともと4つの町が合併して誕生した市で、庁舎が一つに統合された経緯があります。そのため、市役所から遠い地域にお住まいの方々の市民サービスが低下しないよう、各地区に「市民交流センター」を設置しています。

 

そこでは住民票などの証明書発行の取り次ぎや、申請書の預かりにくわえ「地域づくり協議会」の事務局も担っていただいており、職員の方のサポート等を通じて各地区活動の支援を行っています。
 

ー入庁当初、仕事で苦労されたことはありますか?

 

野田:移住してきたばかりだったので、とにかく地名が全く分からなかったことです。自治会の名前も地名に由来するものが多いので、どこの地区の話をされているのか、位置関係も分からず、最初は本当に苦労しました。

 

また、地区ごとに農業が盛んだったり、漁業が中心だったりという特色の知識もゼロからのスタートだったので、地区の代表者の方がお話しされている内容の意図を汲み取るのに時間がかかりました。半年くらいは、地図と資料をにらめっこしながら、必死で覚える毎日でしたね。

【170人が集うイベントを仕切る。大きな達成感とやりがい】

 

ーお仕事の面白い部分や、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

 

野田:私の担当では、年に一度、市内の全自治会長さんや関係者が一堂に会する大きなイベントがあるんです。三部構成で、自治会員への感謝状贈呈などの表彰式、行政から制度紹介などの講習会、そして懇親会といった内容で、総勢170名ほどが参加する大規模な会です。
 

その準備から運営までを事務局として取り仕切っていますが、やり取りたときには達成感を感じました。
 

ーまさに、縁の下の力持ちとしてイベントを成功に導く、やりがいの大きな仕事ですね。
 

野田:そうですね。今年度は特殊なパターンで、市長や幹部職員が各地区に直接出向いて、地区ごとのテーマで話し合う「地域との対話」という場を設けるなど、より住民の皆さんの声に寄り添った取り組みも行う予定です。そうした変化に対応しながら、より良い形を模索していく過程にも面白さを感じています。
 

【「仕事に行きやすい」。働きやすさの秘密】

 

ー職場の雰囲気はいかがですか?

 

野田:市民協働課の雰囲気はとても良いので、仕事に行くのが嫌だなと思うことはほとんどありません。大変な時期もありますが皆さんがサポートしてくださります。
 

入庁したての頃は、年齢の近い先輩が本当に細かなことまで一から丁寧に教えてくれましたし、係長をはじめ、周りの上司や同僚も皆さん親切で、何でも相談しやすい環境です。
 

ー人間関係が良好なのですね。働き方についてはいかがでしょう。
 

野田:休暇は非常に取りやすい雰囲気です。総務課から定期的に「休暇を取得してください」というアナウンスがありますし、市民協働課の課長も朝礼のたびに「月に1回は必ず有給を取りましょう」と声をかけてくれます。
 

先日の参議院選挙の際には、開票作業で深夜まで従事した職員もいたのですが、翌週の朝礼で「疲れも溜まっているだろうから、時間がある時に半日でも休んでくださいね」といったアナウンスがありました。どの職員も実際に、気軽に休んでいるので、自分のような若手も気兼ねなく休みを取ることができます。
 

ーそれは素晴らしい環境ですね。残業についてはどうですか?
 

野田:イベント前などの繁忙期にはもちろん残業することもありますが、基本的には定時から15分か30分以内には退庁できています。毎週水曜日は「ノー残業デー」に設定されていますし、遅くまで仕事をしているとむしろ帰りましょうと上司から声をかけていただきます。

 

そうした配慮があるので、とても働きやすいと感じています。


 

電車のない生活は、ストレスフリー。南あわじ市でのリアルな暮らし

 

ーでは、南あわじ市の暮らしはいかがですか?
 

野田:住みやすく不満はないです。買い物もすぐできますし、大きな買い物が必要な時は橋を渡ってすぐの徳島市にも行けて、何でも揃います。ECサイトも使えますし全く問題ないです。

 

ー移住前に期待されていた「電車のない生活」はいかがですか?

 

野田:最高ですね。ストレスフリーで快適そのものです。お酒を飲む方は代行やタクシーが必要になる場合もありますが、普段飲まないので私はそれもありません。

 

ー住んでみて気づいた、南あわじ市の良いところはありますか?

 

野田:気候がすごく過ごしやすいことですね。夏は海からの風が吹く日が多いので、東京に比べて涼しく感じます。冬は風が吹くと少し身に沁みますが、気温自体はそこまで低くならないので温暖です。

 

雪が積もったり、路面が凍結したりすることも、僕が来てからは一度もありません。夏は涼しく、冬は暖かい。この穏やかな気候は、暮らしてみて気づいた大きな魅力の一つです。
 

ー他の職員の方々との交流もあるのですか?
 

野田:地域のソフトバレーボールチームに入れてもらって、週に1回、体を動かしてリフレッシュしています。あとは、同期と出かけたり、入庁当初からお世話になっている先輩とご飯に行ったり。仕事の相談に乗ってもらうこともありますし、プライベートでも頼れる人が身近にいるのは、とても心強いです。

 

縁もゆかりもなかったからこそ、伝えたいこと

 

ー最後に、南あわじ市役所への入庁を考えている方へメッセージをお願いします。
 

野田:私はもともと、南あわじ市に何の縁もありませんでした。ただ、偶然訪れたこの街の人の温かさと、穏やかな風土に惹かれて、ここで働きたいと強く思いました。都会での生活が好きな方もいると思いますが、もしあなたが「田舎でのんびり暮らしたい」「自然豊かな環境で働きたい」と考えているなら、南あわじ市は本当に素晴らしい場所だと思います。

 

私のように、縁もゆかりもない場所から飛び込んできた人間でも、周りの方々が温かく受け入れてくれます。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度、南あわじ市を訪れてみてください。
 

ー本日はありがとうございました。
取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年7月取材)


 

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