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豊明市役所

 豊明市は、愛知県の中央よりやや西部に位置しており名古屋市南部に隣接しています。人口約6万9千人、面積23.22平方キロメートルで、昭和47年8月1日に愛知県で30番目の市として誕生しました。  名古屋市近郊といえども、緑豊かな自然環境と古い歴史に育まれながら、快適な居住環境を備えた名古屋都市圏の住宅都市として発展を続けています。  市内には、わずか十分の一とも云われる軍勢の織田信長が今川義元を奇襲で打ち破った戦いで有名な「桶狭間古戦場伝説地」、海抜72メートル地点にあり市内を一望できる名勝地「二村山」、今も残る鎌倉街道などの史跡、競馬ファンにはおなじみの「JRA中京競馬場」など、訪れる人を楽しませてくれる歴史や施設のある住みよいまちです。  全国有数の病院である藤田医科大学病院をはじめとした豊富な医療資源を活用した「豊明モデル」とも呼ばれる先進的な地域包括ケア事業やデマンド型交通「チョイソコとよあけ」の導入を行い、「だれ一人取り残さないまち」づくりによる地域共生社会の実現を目指しています。  近年は、子育て世代の定住促進のため、寺池地区及び間米南部地区の宅地開発を進め、また、市外からの企業誘致及び市内企業の流出防止を図るため、柿ノ木工業団地の開発も進めています。  また、子連れ出勤を全国の自治体で初めて導入するなど「とよあけ こども まんなかまちづくり」をスローガンに子育て支援施策にも力を入れています。  市民のために必要と思われることであれば、先進的な事業にも積極的に取り組む自治体で、誰もが住みよいまちづくりを担う一員として一緒に働いてみませんか?

大学職員から豊明市へ転職。子連れ出勤で見えた新しい働き方、豊明市役所での安心感

豊明市役所

2025/04/25

豊明市役所の事務職、根岸さんのインタビュー記事です。15年間の大学職員経験を経て、子育て中に豊明市の「子連れ出勤制度」に魅力を感じ転職を決意されました。

 

制度を活用したリアルな体験談や、市民と近い距離で働くやりがい、温かい職場の雰囲気などをお聞きしました。


ーまずは、これまでの経歴について教えてください。

 

根岸:豊明市役所に入庁する前は、15年間大学職員として働いていました。2つの大学で経験を積み、十数年に渡り国際交流部門で留学生の受け入れや日本人学生の海外派遣、留学先大学の開拓などに関わっていました。

 

ーもともと国際交流の仕事に興味があったのですか?

 

根岸:大学職員を目指して就職活動はしましたが、国際畑に行くことになったのは偶然でした。就職して2年目の時に外国人教員しかいない部署に異動して、英語が公用語の環境になったんです。

そこから独学で英語を勉強し、国際交流の仕事の面白さに気づき、その道に進むことになりました。

 

ー大学職員から豊明市役所へ転職されたきっかけは何だったのでしょうか?

根岸:一番のきっかけは、豊明市が導入した「子連れ出勤制度」を知ったことです。ちょうどコロナ禍で様々な働き方が模索されていた時期で、私自身も2人の子を育てながら大学で働いていました。

 

子育て中は急な対応が必要になることも多い中、従来の画一的な働き方しかないことに疑問を感じていたんです。大学の同僚とも「もう少し柔軟な選択肢があれば…」と話していた矢先に、豊明市の「子連れ出勤制度」のニュースを見て「これだ!」と。働く世代、特に子育て世代がまさに求めている制度だと感じ、強く共感しました。

 

ーニュースを見てすぐに転職を決意されたのですか?

 

根岸:いえ、最初は「もしご縁があれば働いてみるのも面白いかもしれない」くらいの気持ちでした。ただ、転職するからには市役所で自分がどう貢献できるかを真剣に考えましたね。

 

入庁するとなると40代。これまでの語学力や国際感覚が、豊明市でどのように活かせるだろうかと考えました。調べてみると、豊明市は愛知県内でも外国人人口が多い地域だと知り、力になれるかもしれないと思いました。


また、大学と市役所では仕事の内容が全く異なります。「何のために働くのか」を改めて考えた時、大学では学生をサポートすることにやりがいを感じていましたが、市役所では市民の方々の人生のステージを見守っていくことにやりがいを見出せるのではないかと考えました。そうした考えの変化を経て、応募を決意しました。


 

ー現在はどのようなお仕事をされているのですか?

 

根岸:入庁して1年半、長寿課の地域ケア推進係で働いています。主な仕事は、高齢者の皆さんができるだけ介護に頼らず、認知症にならずに、楽しく自分らしい暮らしを継続できるよう支援をすることです。

豊明市「第9期高齢者福祉計画・介護保険事業計画」の基本理念「ふつうに暮らせるしあわせ」実現のために、市民の皆さんと一緒に地域の課題を考え、解決策を企画・実行していくような仕事ですね。



ー1日のスケジュールはどのような感じですか?

 

根岸:日によって様々ですが、朝は子の登校時間に合わせて出勤時間を調整できる「部分休務制度」を利用することもあります。豊明市の子育て支援制度の一つで、とても助かっています。

 

出勤したら、まずはメールチェックから始めます。午前中は、高齢者の方が集まるサロンや、市が地域と協力して行っている「まちかど運動教室」などの現場に行くことが多いです。現場では、市民の皆さんと直接お話しながら、困りごとを聞いたり、世間話をしたり、時には一緒に体操をしたりもします。


午後は市役所に戻り、事務作業や会議への参加が中心です。認知症に関する会議や、医療・介護・福祉など様々な専門職が集まる「多職種合同ケアカンファレンス」(月2回開催)の司会進行や準備なども担当しています。



ー年間の仕事の流れについてもお聞きしていいですか?

 

根岸: 年度初め~初夏頃は、関わりのある地域サロンや各教室を訪問して皆さんの様子を伺います。

 

夏はお祭りに向けて地区の準備が活発になるので、「見に来てよ」と声をかけていただいて見学に行ったりします。

 

秋になると次の年度の準備が始まり、年末から年度末にかけては、次年度の講座や事業、例えば健康麻雀やまちかど運動教室、長寿の学び場などの企画や準備、契約事務が始まります。これらは市民の方々の意向を聞き取りながら進めていきます。こんな感じで1年が過ぎていく感じです。もちろん、これらの活動に付随する事務作業は年間を通して行っています。


ー市民の方との関わりが多いお仕事なのですね。

 

根岸:そうですね。市が主体となって進める事業もありますが、基本的には市民の皆さんが主体的に活動できるようサポートしていく形です。

 

市民の皆さんが自分たちで活動することで愛着も湧きますし、それが結果的に介護予防にも繋がっていく。市と市民が両輪となって進めていくことで、お互いに負担なくメリットが生まれるように心がけています。


 

ー現在の仕事のやりがいや面白さはどんなところに感じますか?

 

根岸:とにかく市民の方との距離が近いことです!直接「ありがとう」と言っていただける機会が本当に多くて。それが一番のやりがいで、面白さです。あとは、これまで知らなかった高齢者福祉の分野について、新しいことを学べるのも楽しいですね。


 

ー仕事で大変だと感じることや、工夫されていることはありますか?

 

根岸:一番は、対象者が大学生から高齢者に変わったことによるアプローチの違いですね。大学生にはデジタルでの情報伝達が効果的でしたが、高齢者の方にはアナログな紙媒体の方が分かりやすいことが多いです。また、伝える内容はできるだけシンプルに、かつ分かりやすく、という点を工夫しています。


また、会議などの日程が決まったら、どんなに早くてもまずはお知らせし、その後も1ヶ月前、そして直前の週か前日、と合計3回はリマインドするようにしています。これは、早めに予定が分かることで安心感を持っていただけるかなと思って実践している工夫です。


それから、市役所の仕事は法律に基づいているのが大学職員時代とは大きく異なり、大変だと感じる部分でもあります。特に介護保険法は深く関わるので、日々勉強中です。


あとは、子育て中なので基本的に残業はしない、というより「できない」んです。なので、常に業務整理を心がけ、どうすれば質を落とさずに効率的に仕事を進められるかを考えています。「ここで時間がかかったのはなぜか?」とその都度振り返り、改善策を見つけて次に活かすようにしています。


 

ー「子連れ出勤制度」について、実際に利用されてみていかがでしたか?

 

根岸:これまで合計で3、4回利用しました。最近では小学校1年生になった息子を、その前には小学校2年生だった娘を連れてきました。


利用して一番ありがたかったのは、職員や市民の皆さんの受け入れ体制が本当に温かかったことです!上司や課長はもちろん制度利用に対して「いいよ」と言ってくれましたし、「仕事しにくいことがあったら遠慮なく言ってね」と声をかけてくれました。

 

周りの同僚も「手伝えることがあったらやるよ」「こっちの机の方が使いやすいんじゃない?」と環境を整えてくれたり。市民の皆さんも「子どもがいると明るくなるね」「また連れてきてよ、元気がもらえるから」と声をかけてくれました。


普段あまり話す機会のない職員の方も、「今日はお子さんと一緒なんですね」と声をかけてくださって、そこから新しいコミュニケーションが生まれたり、その後の仕事がスムーズに進んだりという嬉しい効果もありました!

ー子連れ出勤中、お子さんたちはどのように過ごしていましたか?

根岸:出勤前に「仕事だから騒いだり動き回ったりはできないよ」としっかり言い聞かせていたこともあってか、大人しく過ごしてくれました。私の席の隣に椅子を置いて、持ってきたドリルやお絵かきをしていましたね。


 

ーお子さんの反応はどうでしたか?

根岸:娘を連れて行った時に「放課(授業間の休み時間)がないんだね!」と言われたのが印象的でした(笑)。学校のように授業の合間に休憩がないことに驚いたようです。

 

母親が朝から夕方まで、休憩もあまり取らずに働き続けている姿を見て、「ママもパパも大変なんだな」と実感したみたいで、とても良い社会勉強になったようです!


 

ーお子さんにとっても良い経験になったのですね。

 

根岸:そう思います。普段、子たちが親の働く姿を丸一日見る機会はなかなかないですし、市役所の中に入る経験も珍しいですよね。「働くってこういうことなんだ」と、切り取りではなく連続した時間の中で感じられたことは、子どもたちにとって大きな学びになったのではないでしょうか。


 

ー入る前と後で、市役所に対する印象は変わりましたか?

 

根岸:子連れ出勤制度については、ニュースで見て感動したイメージ以上に温かい制度だと実感しています。実際に利用してみて「こういう風に働けたらありがたいな」と思っていたことが実現できていると感じます。


 

ー豊明市役所や、豊明市の雰囲気について、お聞かせください。

 

根岸:一言でいうと「温かい」ですね。アットホームで、どこか懐かしさを感じるような雰囲気があります。人の繋がりが密で、何か困ったことがあっても、部署に関わらず誰かしらが気にかけてくれて、安心感があります。

 

プライベートなことでも仕事のことでも、こちらが少しアクションを起こせば、「こうしたらいいよ」「この人に聞けばわかるかも」と、誰かが必ず答えに導こうとしてくれる、そんな場所です。

 

市民の方との関係もそうで、まるで親戚のように、良いことも改善すべきことも率直に伝えてくださいます。入庁してまだ日は浅いですが、きっと先輩方が築き上げてこられた信頼関係があってこそ、私のような新しい職員も温かく受け入れてもらえているのだと感じています。その信頼を壊さないように、しっかりと引き継いでいきたいです。


 

ー最後に、これから豊明市役所を目指す方へメッセージをお願いします。特に、転職を考えている方や子育て中の方に向けてお願いします。

 

根岸:市役所の仕事は、皆さんが想像している以上に幅広く、多様な経験ができる場所だと思います。特に豊明市は、子連れ出勤制度をはじめ、職員の多様な働き方を後押ししてくれる温かい雰囲気と制度があります。

 

私のように、これまでのキャリアとは違う分野に挑戦したいと考えている方や、子育てと仕事の両立に不安を感じている方にも、ぜひ一歩踏み出してほしいです。責任感を持って、そして何より楽しみながら仕事に取り組める方と一緒に働けることを楽しみにしています!


 

ーありがとうございました。


 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年4月取材)


 

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