市長公室 SDGs推進課で勤務しているS.Nさん。
ありのままをインタビューさせていただきました。
※今回のインタビュー内容は、2025年3月末時点のものです。
【プロフィール】
氏名:S.N
入庁:2024年
入庁区分:中途
所属:市長公室 SDGs推進課
職種:事務職
過去の所属:異動経験なし
前職:一般消費財メーカー 営業
— まずは自己紹介をお願いします。
2024年に中途で桑名市役所に入庁し、市長公室SDGs推進課に所属しています。
前職では一般消費財メーカーで営業職として働いていましたが、自治体の仕事に興味を持ち、キャリアチェンジを決意しました。
— なぜ公務員を目指したのですか?
前職では官公庁と関わる機会があり、行政・自治体の仕事に触れる中で「社会に与えるインパクトの大きさ」に魅力を感じました。営業の仕事では、企業の利益を追求することが最優先でしたが、自治体の仕事は住民の生活そのものを支えるという使命感があり、そこに強く惹かれ転職を決意しました。
— その中でも、なぜ桑名市役所を選んだのですか?
桑名は私の地元でもあり、愛着のあるまちです。せっかく自治体の仕事に挑戦するなら、より市民の顔が見える環境で働きたいと思いました。国や都道府県レベルの仕事も考えましたが、最終的に「地域の人々と直接向き合える市役所の仕事」が自分には合っていると感じました。
特に桑名市は、挑戦的な施策を次々と打ち出しており、そうした風土も決め手になりました。
— 改めて現在の仕事内容を教えてください。
SDGs推進課では、人口減少対策 を中心に、桑名市の魅力を高める施策を企画・立案し、実行まで担当しています。具体的には、移住支援や婚活支援事業を通じて、まちに関わる人を増やす取り組みを進めています。
市民が「住みたい」「住み続けたい」と思えるまちをつくるため、さまざまな政策を考えています。
— 仕事の中で「価値を発揮できた」と感じる瞬間はありますか?
まだ入庁して間もない頃の話です。
市長との会話の中で「オフィスカジュアルの導入」を提案し、半年後に実現したことは大きな達成感がありました。公務員の仕事は堅いイメージがありますが、自治体の働き方改革を進めることで、新しい価値観を取り入れることができると感じました。
「市役所の雰囲気をよりオープンにしたい」という想いが形になった瞬間であり、これからもまちの変革につながるアイデアを積極的に発信していきたいです。
— 桑名市役所の職場の雰囲気はどうですか?
公務員の職場と聞くと「ルールが厳しくて自由が少ない」というイメージを持っていましたが、実際は思った以上に柔軟で、意見を出しやすい環境という印象を持っています。
特に、ペーパーレス化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の導入が進んでおり、変化を恐れず挑戦していく風土があることに驚きました。
民間企業の経験を活かしながら、新しい視点を取り入れることができる職場だと感じています。
— 「未来の桑名をこうしたい!」というビジョンを教えてください。
桑名を「挑戦する自治体」にしていきたいと考えています。
やりたいことと、地域から求められることの調整を推進・活性化し、全国で1番先進的なことをする自治体になれたら理想です。
課題を抱えている他自治体に対して、桑名市がそのロールモデルになれるような新しい取り組みをどんどん進めていきたいです。
— 今後、挑戦したいことや成し遂げたいことは?
今の業務の中で、自分が企画した施策で持続可能な形で「人口が増える」ことを実現することです。
人が増えることで経済も活性化し、新しいアイデアが生まれます。
行政だからこそできる長期的な視点での施策を考え、まちの成長を後押ししていきたいです。
— 「こんな人なら桑名市役所で活躍できる!」という人物像は?
「つながりを大切にできる人」だと感じています。
行政の仕事は、市民や企業、他部署など、多様な人と協力しながら進めていく仕事 です。
そのため、枠組みを超えた関係性を築く力がある人は活躍しやすいと思います。
— 最後に、仕事をする上で大切にしていることを一言で表すと?
「関わるすべての人が満たされること」
公務員の仕事は、一人では何もできません。
だからこそ、協力し合い、つながりを大切にしながら、地域のために何ができるかを考えていきたいと思います。
―本日はありがとうございました!
民間企業の経験を活かしながら、新しい提案を実現していくエピソードが印象的でした。