桑名市役所の政策創造課で勤務している寺本さん。
市職員としてのやりがい、職場の雰囲気、印象に残っている仕事の一幕など、ご自身の経験をもとにお話を伺いました!
※今回のインタビュー内容は、令和6年3月末時点のものです。
<プロフィール>
採用年度:令和4年度(2022年)
採用区分:事務職
所属課名:市長公室_政策創造課
過去に経験した部署:女性活躍・多文化共生推進室(現所属と兼務)
入庁前の状況:国・県・他自治体と併願、新規学卒者(新卒、第二新卒)
―現在の所属課(係)では、どのような業務を扱っているのでしょうか?
寺本:私が所属する政策創造課(企画調整係)では、市政の総合的企画および調整に関する業務や、広域行政に関する業務、また、地域政策の取りまとめに関する業務などを担っています。
―その中で、寺本さんの主な担当業務を教えてください。
寺本:県への要望書や桑名市総合計画関連の庁内とりまとめ、県知事と市長の対談開催の調整など、調整業務を主に担当しています。他には、企業版ふるさと納税に関する手続きなども行っています。市民の方と直接関わる機会は比較的少なく、庁内関係部署との内部調整的な業務や、外部の関係者と連携して進めていくような業務が多い印象です。
―関係各所との調整を主に行っているのですね。仕事のやりがいは、どういった場面で感じますか?
寺本:入庁1年目、多文化共生関係の業務を担当した時の話です。その業務では、イベントの企画から実施まで携わらせていただきました。
関係者の皆様と試行錯誤しながら準備を進めて迎えた当日。参加者アンケートの結果などから、参加者の皆さんがイベントに満足していただけたことや、主催者として目的としていたことを達成できたとわかり、とても嬉しかった記憶があります。市が目指す、国籍や文化に関係なく誰もが安心して暮らすことのできる社会の推進に、自分の仕事が微力ながらも役立ったのだと実感が得られたことで、やりがいを感じました。
―誰もが安心して暮らす社会、大切なキーワードですね。寺本さんは、はじめから桑名の文化に詳しかったのでしょうか?
寺本:実は、私はもともと桑名市出身ではないんです。地区名や大字、名産や名勝など、桑名市民なら誰でも知っているような知識が入庁時には不足していて、少し苦労したのを覚えています。当然のことですが、市役所の仕事は地域に密着した業務が基本となりますので、まちのことをよく知っている必要があります。生まれや育ちが桑名市ではない分、まちのことを知るために人一倍アンテナを張るよう心掛けました。
一方で、桑名市役所には、私のように市外出身の職員も多数勤務しています。今思えば、市外出身であることに引け目を感じることは全くありませんでした。
―市内外を問わず様々な出身の職員が働いているのですね。話は変わりますが、職場の雰囲気のことを少しお伺いしてもよろしいでしょうか?
寺本:一人ひとりが責任感を持ちながらも、困った時は相談し合える、協力的で温かい雰囲気の職場です。分からないことがあって質問する際は、どの先輩職員も嫌な顔ひとつせず丁寧に教えてくださいますし、一人で解決できない問題が発生した時には快く力を貸してくださる方ばかりです。また、世代や役職を問わずコミュニケーションが取りやすい雰囲気があるので、働きやすいと感じています。
―職場でコミュニケーションを取りやすいというのは、良いポイントですね。最後に、市職員に必要なことは何だと思いますか?
寺本:社会が変化するスピードが加速する中で、桑名市が将来も魅力あるまちであり続けるためには、自治体も時代と共に変化し続ける必要があると、入庁して2年間を通して学びました。そういった意味で職員は、過去の常識を疑い、新しいことにも柔軟に挑戦していくマインドを持つことが必要だと思います。また、市役所の仕事は市民の方をはじめ庁内外の多方面の人々と関わりながら進めていくケースがほとんどなので、円滑に仕事を進めるためのコミュニケーション能力が必須だと思います。
―変化に対応する能力、コミュニケーション能力は大切ですね。本日はありがとうございました!