目次
自己紹介
業務内容
診療報酬の最大限化~病院の仲間が行ったことを最大限評価されうるように~
診療材料の最小限化~病院のお金を無駄にしないために~
職場の環境や人間関係について
県立病院を選んだ理由
プライベートについて
最後に皆様へ~新しい職員へ期待すること~
自己紹介
初めまして!新潟県病院局業務課のKです。
今回は病院を経営面で支えている事務職「病院経営」をご紹介させていただきます。
病院経営って聞くと皆さんはどんな印象でしょうか。私は学生の時に見ていたドラマの印象から「病院経営って院長や事務長、教授が悪い顔して、巨額な富を得るために患者に不利益なことを押し付ける」といったマイナスイメージがありました。
ところがある日、病院が赤字というニュースを見て、このままでは患者さんに適正な医療の提供ができなくなる、医療従事者の頑張りが報われないのではないか、と感じました。そのため、病院で働きながら自分にできることで病院や職員、患者さんを支えたいと思い、入庁しました。
業務内容
「病院経営」は医療職の皆さんと連携して医療の質を高めながら、安定した経営が行えるように業務を行っています。
今回は私の担当する業務である「診療報酬」と「診療材料」について、それから職場環境などをお話しいたします。
診療報酬の最大限化~病院の仲間が行ったことを最大限評価されうるように~
※診療報酬…国が医療行為に対して設定した点数。1点=10円。
1 保険診療とは
保険診療においては、法令遵守の上で適切な診療を行い、診療報酬算定表に応じて請求を行っていく必要があります。現場の業務内容に対して適切な診療=適切な請求が行われているかを確認し、適切な診療報酬の算定に向けて医師や看護師向けに勉強会を開き、現場をサポートしています。こうした取り組みにより病院全体が最大限診療報酬で評価されるように取り組んでいます。

2 医療の質の向上 = 新たな加算の取得
診療報酬の中には院内の体制が整っていると”点数”が高くなるものがあります。よりよい医療の提供を行うのには院内に何が足りていないか、地域からどのような役割を求められているか、診療データを分析し病院幹部へ説明して体制づくりを行います。こうした取り組みにより、事務職も「医療を支える一員」として、現場と一緒に病院づくりに関わり、医療の質の向上に貢献しています。

県立病院の医事業務担当者が集まり会議、情報共有を行っている様子
診療材料の最小限化~病院のお金を無駄にしないために~
※診療材料…メスや注射器、ペースメーカーなどの器具・材料のこと。
1 診療材料の価格について
院内で使用している診療材料が他の病院より高く仕入れていないか検討して、メーカーやディーラーへ直接交渉し、材料の切替えを行います。納入価が高価だと病院の経営を圧迫してしまうので、医療の質を落とさず現場に寄り添いながら検討していきます。

病院で行われる診療材料委員会の様子で、病院、患者さんのことを考えて真剣に行っています

2 県立病院のネットワークを活用
新潟県立病院は10病院(直営のみ)あり、これらの病院間の情報共有ツールを活用して不要になったものを譲り合うシステムや、組織全体でスケールメリットを活かした購入(同じものを多く買うことで単価を安くする仕組み)を行っています。

職場の環境や人間関係について
「病院経営」職は県立病院、病院局内を異動することになり、最初は3年ほど1つの病院で病院経営に係る職務につきます。「病院経営」職は平成31年度から新採用が始まったため、先輩方は計16名で決して多くはありませんが、公私ともに様々な交流が行われています。

病院局採用者の若手で議論している様子
入庁されたらOJT方式で先輩方から業務を指導していただきますが、それ以外にも病院局主催の研修や学術大会への出張、資格取得補助(令和6年度は医療経営士の受験費補助)など人材育成にも力を入れているので、現場たたき上げ職人、、ではなく様々な知識を吸収する機会を与えられながらプロフェッショナルに成長できると思います。
また遠方にいる先輩や同僚と簡単にコミュニケーションが取れる「Teams」が各自のパソコンにインストールされているので、仕事の分からないことや、悩みなどを話しやすい環境になっています。
県立病院を選んだ理由
私が新潟県立病院を選んだ理由は、多種多様な経験から成長するスペシャリストになりたかったからです。今の医療は1つの施設で医療提供が完結する体制ではなく、地域で補完するネットワーク体制であり、それを表すように新潟県内には様々な機能・規模の病院があります。その中で県立病院は
■上越から下越まで様々なエリアに存在
■500床規模の三次救急を受ける病院から、地域を守る小さい病院など様々
■地域に求められる医療を提供
といった特徴があり、様々な地域・機能の病院を経験することで幅広い視点
と確かな実践力を身につけ、自分が目指す理想像に近づけると感じました。
プライベートについて
休日は土、日、祝日とさらに、夏季休暇が5日、有給休暇は20日あります。有給休暇は1時間単位で取得することができ、夏季休暇は5日間取得するよう上司から声を掛けられるなど、休みは取得しやすい環境になっています。
私の場合は趣味のバイク旅行やライブ遠征を楽しむため、週末に出かけたあとは月曜日に有給休暇を取ってリフレッシュしています。

今年の夏は軽井沢に行ってきました!
最後に皆様へ~新しい職員へ期待すること~
現在、多くの医療機関が医療と経営の両立という難しさに直面しています。さらに”人口減少”、“医療DX”という大きな変革の波が押し寄せ県立病院は変化の渦中にあります。
これから入庁される皆さんに私たちが期待しているのは専門知識だけではなく、
■カルテ(診療録)やDPCデータ、レセプトデータを用いて分析する力
■時代や技術の変化に柔軟に対応して、その波をチャンスに変える力
■多職種(医師、看護師、薬剤師、リハビリ、栄養士、事務等)の考えを理解し、コミュニケーションを取る力
などが皆さんに期待されて、今後の県立病院を支える重要な能力になると私は考えています。
もちろんこうした力を入庁してすぐに発揮するのは難しいので、一緒に成長していきながら、大学時代に医療分野を専攻された方はもとより、異なるバックグラウンドを持つ方とも、目の前の課題をクリアしながら、10年後や、それより先の将来に県立病院が進むべきビジョンを共に模索していければと考えています。

県立病院、病院局で皆さんをお待ちしております!!



