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石垣市役所

 石垣市は、沖縄本島へ411km、宮古群島へ170km、台湾へは277kmの位置にあります。19の島々からなる八重山諸島の政治、経済、教育、交通、運輸の中心地で、沖縄県内では沖縄本島、西表島に次ぐ3番目に広い島です。  県内で最高峰の於茂登岳(526m)を中心に、南に平野が広がり、湾岸、半島、岬、海浜など多様な自然をおりなしています。亜熱帯海洋性気候と島嶼群からなる自然特性を活用し、農業・畜産業・水産業・観光業を中心に人々の経済活動が営まれています。  年間149万人の観光客が訪れる石垣市は、日本列島最南端にあってアジアのみならず広く太平洋に開かれた枢要の位置にあり、これから新しい時代へ大きな可能性を秘めたまちです。

赤瓦の下で、働く。──石垣市役所・新庁舎オフィスツアー

石垣市役所

2026/06/29

「石垣島に移り住んで、働く」。

 

そう想像したとき、ふと頭をよぎるのは——
「島での仕事って、どんな環境なんだろう?」という、小さな不安かもしれません。

 

通勤は? 職場の雰囲気は? 毎日を過ごす場所は、心地いいだろうか。

その答えのひとつが、ここにあります。

 

2021年、石垣市役所は新しい庁舎へと生まれ変わりました。
赤瓦の屋根がいくつも連なる、まるで小さな集落のような建物です。

今日はこの新庁舎を、入口から、ぐるりとご案内します。

海の向こうから昇る朝日に、赤瓦の屋根が染まる。

朝日に染まる、「屋根の集落」へ出勤する

朝、出勤の道すがら、まず目に入るのは、低くやわらかに広がる赤瓦の屋根です。

 

大小いくつもの屋根が、重なり合いながら連なっていく。
これは、八重山の集落の風景を、そのまま写しとったかたちです。

 

高いビルではなく、まちに溶け込む「島の原風景」を受け継ぐ。
そんな思いから生まれたデザインで、設計を手がけたのは、世界的に知られる建築家・隈研吾さん。
屋根に葺かれた赤瓦は、なんと約12万枚にのぼります。

重なり合う赤瓦の屋根。ひとつの集落のように見えてくる。

設計のヒントになったのは、八重山に昔からある「集落」のかたち。
道がゆるやかにずれ、家と家のあいだを、人が行き交う。
そんな、人の気配が近い空間が、建物のなかにも息づいています。

 

はじめて訪れた人の多くが、「市役所に見えない」と口にします。
ホテルのような、それでいて、どこか懐かしい佇まいです。

 

そして、玄関で出迎えてくれるのが——

人をやさしく迎える、軒下の空間「アマハジ」。

大きくせり出した、この軒下の空間。
沖縄の伝統的な家屋に見られる「アマハジ(雨端)」と呼ばれるつくりです。

 

強い日ざしや雨をやわらげ、人をやさしく招き入れる。
車をつけてそのまま入れるので、雨の日も、お年寄りも、ベビーカーも安心です。

 

旧石垣市役所庁舎は、もともとは海のすぐ近くにありました。
建物の老朽化に加え、津波で浸水するおそれのある場所だったため、より安全な高台へと移したのです。

 

「ここで長く働く」。「家族で島に暮らす」。
そう考えたとき、この“安心”は、思いのほか大きな価値かもしれません。

一歩入れば、光と、風と、木の香り

扉をくぐると、視界がふっと開けます。

3階までつづく吹き抜け。天井いっぱいにリュウキュウマツ。

3階までつづく、大きな吹き抜け。
勾配のついた天井いっぱいに張られているのは、石垣島育ちの「リュウキュウマツ」です。

 

天窓から光が落ち、風が抜けていく。
木の香りに包まれた、明るくて、どこか懐かしい空間です。

 

見上げれば、木の梁が、空へ向かって伸びていく。
時間とともに光の差し方が変わるので、朝と夕方では、同じ場所でも表情がちがいます。

 

役所と聞いて思い浮かべる、あの少し無機質なイメージ。
ここには、ありません。

1階の中央ホール。木のぬくもりに包まれた、開放的な窓口フロア。

1階は、市民の方が訪れる窓口のフロア。
天井が高く、自然光がたっぷり入るので、一日を通してとても明るい。

 

木目の窓口がずらりと並び、待合の椅子も、やわらかな木のもの。
「役所の窓口」というより、ホテルのロビーのような落ち着きがあります。

天井の高い「市民広場」。催しにも使われる、まちの新しい広場。

吹き抜けの下に広がるのは、「市民広場」と呼ばれる空間。
ふだんは待合や休憩に、ときにはイベントや催しの会場にもなります。

 

役所が、ただ手続きをする場所ではなく、人が集まる“まちの広場”になる。
そんな新しい市役所のかたちが、ここにあります。

ここで、毎日、働く

では、職員が実際に働くフロアへ。

朝、フロアに上がると、天窓からの光が、デスクのあたりまで届いています。
窓の外には、青い空と、八重山の緑。
そんな景色のなかで、一日がはじまります。

2階の廊下。吹き抜け越しに、下のフロアまで見渡せる。

各階のオフィスは、吹き抜けをぐるりと囲むように配置されています。
ガラス越しに下の階まで見通せて、どこにいても光が届く。

 

以前の庁舎は手ぜまで、部署もあちこちに分かれていました。
新しい庁舎では、風通しがよく、となりの課ともすぐに連携できる。
一日中こもりがちなオフィスではなく、いつも光と気配のある場所で働けます。

 

自然の光が入り、木にかこまれた場所は、ふしぎと気持ちが軽くなります。
集中したいときも、だれかに相談したいときも、その時々で居場所を選べる。
「働きやすさ」は、こうした小さな積み重ねからできているのだと思います。

ちょっとした打ち合わせや休憩に使える、2階の広場。

廊下のところどころには、こんな“余白”の空間も。
木のテーブルと椅子が置かれ、立ち話や、ちょっとした打ち合わせ、ひと息つくのにちょうどいい。

用途に合わせて広く使える、フレキシブルな会議スペース。

会議室は、用途に合わせて広く使ったり、区切ったり。
研修にも、住民説明会にも対応できる、柔軟なつくりです。

そして3階には——

市議会の議場。天井には、吹き抜けと同じ木の意匠が。

石垣市の未来を話し合う、議場があります。
となりには、だれでも会議を見にこられる傍聴ロビーも。
ここにも、あの木の天井が。建物全体に、島の木が、やさしく息づいています。

お昼は、「市民食堂」で

働くうえで、やはり大事なのが「ごはん」と「休憩」です。

職員も市民も立ち寄れる、「いしがき市民食堂」。

庁舎のなかには、「いしがき市民食堂」があります。
職員はもちろん、市民の方も気軽に立ち寄れる食堂です。

 

お昼にわざわざ外へ出なくても、ここでゆっくり食べられる。
毎日のことだからこそ、うれしいポイントです。

 

窓口フロアには、小さなお子さん連れのためのキッズスペースや、広々とした授乳室も用意されています。
働く人にも、訪れる人にも、やさしい場所であろうとする——
そんな心づかいが、建物のあちこちに散りばめられています。

 

広い駐車場があるので、車での通勤もスムーズ。
段差の少ないバリアフリー設計で、雨の多い季節も、館内はいつも明るい。
毎日通う場所だからこそ、その快適さは、じわじわと効いてきます。

島の風が、毎日の隣にある

ここまで、石垣市役所・新庁舎をご案内してきました。

赤瓦の屋根、リュウキュウマツの天井、光と風が抜ける吹き抜け。


そのすべてが、「石垣島で働く」という毎日を、ちょっと特別なものにしてくれます。

仕事を終えて外に出れば、そこは石垣島。


青い海も、満天の星空も、八重山そばも、暮らしのすぐ隣にあります。

週末は、川平湾の青に見とれたり、日本で唯一の星空保護区で夜空を見上げたり。


平日のがんばりの、すぐとなりに、島の時間が流れています。

都会の便利さと引きかえに、何かをあきらめる——


そんな移住のイメージは、ここでは少し違うかもしれません。

島の風景を受け継いだ、この場所で。
あなたも、働いてみませんか。

 

記事に載せられなかったフォトギャラリー

市庁舎越しに街と海を眺める
美しい庁舎の造形を2階から眺める
トイレも大切。綺麗で清潔な職場環境

最後は石垣島らしい、写真をご覧ください。

エメラルドに見える展望台
サザンゲートブリッジ
サザンゲートブリッジから見るぷるぷるゼリーのような水面
平久保灯台からの眺め
川平湾
星空(日本で唯一の星空保護区)
八重山そば
マンゴー

皆様のご応募、ご来島、お待ちしております。

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