平成27年に土木技師として採用された阿賀(あが)さんに、これまでの経験や宇美町でのお仕事についてお話しを伺いました。
Q1公務員になった経緯や宇美町に入庁しようと思ったきっかけは?
学生時代から「地図に残る仕事をしたい」と考えており、自ら設計したものがインフラ整備として役立つことから、大学卒業後、橋梁の設計コンサルタント会社に入社しました。設計の技術を学びインフラ整備を進めていましたが、この経験を地元宇美町に役立てたいと思い、宇美町の採用試験に応募しました。
Q2これまでに配属された部署や仕事内容は?
入庁後、下水道管の維持管理や工事業務を実施する上下水道課に5年従事しました。町内の下水道が整備されていない箇所に、下水道管を新設するための設計や工事に携わりました。
その後、農林振興課に異動し、4年従事しました。ため池の地震に対する健全度調査を行う耐震設計、町内にある荒廃した私有林を間伐するための調査・工事の発注業務を中心に、ため池や農業用水路、山林や治山に関する事業全般に携わりました。
その後、町の機構改革に合わせて農林振興課の工事業務を持って異動し、現在の都市整備課業務係に配属されています。
Q3現在のお仕事は?
主に山林の間伐やため池の改修工事を実施しています。これらの業務を進めるために、県とのやりとりや補助金の手続き、地権者との協議や説明会も担当しています。また、設計業務や工事の発注も行っています。
さらに、町民からの要望対応、橋梁の設計や長期修繕計画等の策定に携わっています。
Q4課の中での役割は?
インフラ事業とその維持管理作業を課全体で協力して行っており、その中で、主にコンサルタント業者や工事業者への発注を担当しています。また、実際の工事監督も行っています。
Q5仕事のルーティーンは?
通常は発注のための積算業務が主となるため、デスクワークが多いですが、道路や山林に関する要望があった場合は、現場に赴き対応しています。年間の事業スケジュールが決まっているため、自分で仕事の優先順位を決めた上で、期日に間に合うよう調整しながら現場と事務作業を進めています。
Q6職場の雰囲気、職員同士のコミュニケーションは?
都市整備課では、職員が協力して仕事を行い、毎日しっかりとコミュニケーションを取りながら作業に取り組んでいます。現場の緊急対応もあるため、こまめな連絡や話し合いが欠かせません。大変な現場作業や事務作業も、皆で共有しながら楽しく進めています。
また、職員互助会ではバレー大会や野球大会等を通じて、他課の職員だけでなく他市町の職員とも交流を図れます。
Q7宇美町の仕事の魅力は?
都市整備課では現場対応から発注業務まで、土木工事に関する一連の業務に携わることができます。担当工事を幅広く実施することで、自分の土木に対する所見や知識が一層深まるだけでなく、特定の技術に偏らない、応用力のある土木技師になれると思います。
Q8今後描くキャリアや展望は?
自分の役職に見劣りしないよう業務を遂行したいと考えています。土木技師だけでなく一般職も含め、町のために役職以上の仕事を職員全員が実施することができれば、町職員だけでなく町の活性化にも繋がります。
プライベートでは、音楽イベントを主催しており、宇美町にある野外音楽堂という場所で年1回の野外ライブを開催し、主催である私も趣味のドラムを活かしてライブに参加しています。

町の活性化のために5年前に始めた事業で、今年で5回目の開催も無事終わり、職員として仕事以外でも宇美町の知名度向上に貢献できていると思います。
今後も、町の活性化と自分の趣味を活かした事業を展開し、町内だけでなく町外の方にも宇美町の良さを認知してもらいたいと考えています。
Q.どういう人と一緒に働きたいか?メッセージと合わせて
土木技師として働く上で、現場での経験は非常に重要だと思います。その中で、「先輩職員の技術継承」といえば話が大きくなりますが、コンサルタントやゼネコンなどの一般企業を経験して入庁した土木技師が私含め数多くいるため、そうした先輩から技術を学んでほしいです。
現場作業や積算等やることが多いですが、まずは元気でやる気のある人と一緒に仕事をしたいと思います。「一緒に宇美町を良くしたい!」という気持ちを持っている方に、どんどん応募してほしいと思います。