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庄内町役場

 庄内町は、山形県の日本海側、日本有数の穀倉地帯である庄内平野に位置し、出羽三山の主峰「月山」、山形県の母なる川「最上川」に囲まれた人口2万人弱の町です。  古くから稲作が盛んで、コシヒカリや「つや姫」といった良食味米の祖先となる品種「亀ノ尾」が創選されたことから「日本一おいしい米の里」として、また、トルコギキョウなどの花卉栽培でも市場で高い評価をいただくなど農業を基幹産業としたまちづくりを行っています。

地元貢献の思いを胸に庄内町へUターンを決意〜金融系キャリアからの転向のきっかけとは〜

庄内町役場

2023/12/29

民間企業からUターン転職され、庄内町役場で働く山科さんにお話をお伺いしました。


ー自己紹介をお願いします。

 

山科:庄内町出身で、大学卒業後は金融系の企業にて6年間勤めました。最初の2年半は鶴岡市内にある支店に、その後は転勤で山形市内の支店におりました。

 

庄内町役場には令和2年4月に入庁し、現在は税務町⺠課資産税係に在籍しています。


ー大学在学時は、公務員ではなく民間企業を希望されていたと伺いました。

 

山科:入学当初は公務員を検討していたのですが、就活を考え始めた時期にさまざまな企業のお話を伺うなかで、金融系の方に興味を持ちまして。その中でもご縁があった企業に就職しました。半年間は窓口業務を、残りの5年半は法人・個人営業を担当していました。

 

ー転職をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

 

山科:そもそも金融系を受けた理由が、「地域を盛り上げて貢献したい」という気持ちからでした。当時、多少は実現できていると思ってはいたのですが、県外への転勤もある企業だったため、今後地元に本当に貢献できる機会はあまりないかもしれないと考え始めたことがきっかけです。

 

その時に、地元の庄内町役場で働くことができればその思いも達成できるのではないかと思ったのと、将来のことを考えた時に最終的には自分の地元に帰りたいと考えていたので、庄内町役場に応募することを決意しました。

ー民間企業から公務員への転職や採用試験について、不安や抵抗感はありませんでしたか。

 

山科:特になかったですね。公務員の仕事内容も多少イメージはできていたとは思いますし、入庁してからまだ異動を経験していないこともあって、今までギャップを感じたことも特段ありません。今後様々な部署を経験する中では、意外な業務を担当することもあるのかな、とは思っています。

 

試験対策については、当時前職の仕事をしながらで大変ではありましたが、覚悟を決めていたので乗り越えられました。念の為に他の自治体受験も見据えて、半年間ほど試験勉強をしました。

 

ー現在は、どのようなお仕事をされているのでしょうか。

 

山科:主に土地についての評価、あとは固定資産税の計算です。事務的な作業はもちろん、所属課が1階にあるので、住民のお客様への窓口対応も多々あります。

 

ー業務に慣れるまではどのような体制だったのでしょうか。

 

山科:入庁後は研修があり、そこで基本的なことを身につけました。土地の評価や計算方法などマニュアルどおりの業務もありますが、専門的な業務が多くわからないことが度々出てくるので、その都度教えてもらいながら学んでいきました。

 

あとは自分で調べながら進めることもありますし、今でも学んだことは自分なりに復習して、できるだけ多くの知識を蓄えていくように心がけています。

 

ー資産税係は何人体制なのでしょうか。

 

山科:正職員は私を含めて4名です。基本的にはこの人がこの案件、という体制ではなくて、全員がどんな業務にも対応できるような体制作りをしています。

 

例えば、お問い合わせがあって1人で完結できるものもあれば、場合によっては先輩や上司に確認や相談をしながら進めることもあります。

ー民間企業と公務員とで、仕事のやり方や周りとの関係性などの面で違いは感じましたか。

 

山科:多少は感じました。業務内容にもよりますが、公務員の場合は、民間企業と比較して仕事の結果・成果が目に見えづらい点が一番の違いかなと感じます。

 

ー働く時間や有給の取得など、働き方についてはいかがでしょうか。

 

山科:勤務時間数はほとんど変わらないです。今は8時半から17時15分が勤務時間で、前職と比べたら開始時間は少し異なるものの、大きくは変わっていません。

 

残業は、年明けから税の通知を発送する5月ぐらいまでの繁忙期に発生することがあります。また、係の業務だけをすればいいわけではなくて、課全体が年明けから忙しくなるので、確定申告の業務を乗り切るために他の係を手伝うこともあります。

 

有給については、ありがたいことに取りやすい環境で、家庭の都合などで急に必要となった時に取得することもできます。

 

私の場合、今年の5月初めから約2ヶ月弱、育休も取得しました。実は、最初はそもそも取得できるかどうかもわからなかったのですが、育休制度や取得方法について総務の方に教えてもらいました。

 

ー山科さんお一人で担当されている業務は、育休中はどのように係内で調整されたのでしょうか。

 

山科:担当している仕事が残らないように、終わらせてから休みに入りました。

 

さらに育休の取り方についても事前に相談していて、取得期間中に所々出勤する日を設けてもらい、溜まった業務の中でも優先すべきものだけ対応してまた数日間育休に戻る、といった方法で取得しました。

 

連続した休暇を取得するとどうしても仕事が溜まっていってしまうので、その不安が軽減されたことはありがたかったですね。

 

ー公務員として働いてみて、メリットとデメリットに感じていることを教えてください。

 

山科:一番感じたメリットは、やはり有給が取りやすいことです。今後子どもが成長していく中で、お休みを取らざるを得ないときも出てくると思うのですが、有給を取得しやすい環境で仕事をさせてもらっている点においては、大きなメリットだと思います。

 

デメリットについては、私自身が今の係しか経験していないため他業務との比較ができないのですが、大きな達成感を感じられないときが多少あることですかね。

 

前職のような営業だったら、成果目標があって、そこに向かってやりきるので、はっきり目に見える形で結果がわかります。その点においては、現在の仕事をする中で違いを感じます。

 

ただ、今の仕事では結果は目に見えないものの、業務に付随して専門的な知識を取り入れられるところは面白いし、自分自身の力にもなっていると実感しています。税に関することはこの仕事を始める前までは何もわかっていなかったのですが、やはり業務の中で様々な知識を身につけることで勉強になります。

 

将来的には他部署への異動もあるので、他の仕事も経験できる点は公務員ならではの魅力だと感じますね。

ー庄内町で子育てをするにあたって、庄内町役場ならではの特徴的な取り組みはありますか。

 

山科:庄内町は、小学生に進学する時にランドセルを無料贈呈しているんです。ランドセルって結構お金がかかるものじゃないですか。子どもの頃はそれが当たり前だと思っていたのですが、他自治体にはない庄内町ならではの取り組みだと知り、子育て世代にとってとてもありがたい環境だなと思います。

 

また、子育てをしながら働いている私自身も、庄内町役場は仕事と子育てを両立できる体制が整っていると感じています。育休も周りの方に相談をしながら、仕事とのバランスを保ちつつ無事取得することができました。

 

転職は不安だと思いますが、庄内町役場では周りの方がサポートしてくれます。民間企業から転職をした私自身にとっても働きやすい場所だということを知っていただけると嬉しいです。

 

ーありがとうございました。

 

 

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 庄内町は、山形県の日本海側、日本有数の穀倉地帯である庄内平野に位置し、出羽三山の主峰「月山」、山形県の母なる川「最上川」に囲まれた人口2万人弱の町です。  古くから稲作が盛んで、コシヒカリや「つや姫」といった良食味米の祖先となる品種「亀ノ尾」が創選されたことから「日本一おいしい米の里」として、また、トルコギキョウなどの花卉栽培でも市場で高い評価をいただくなど農業を基幹産業としたまちづくりを行っています。

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