官公庁・自治体で働くならパブリックコネクト

求人を探す
官公庁の方
ログイン

会員登録

波佐見町役場

 人口は約14,000人の小さな町で、長崎県のほぼ中央にあり、ハウステンボスがある佐世保市の隣、そして佐賀県の嬉野市と武雄市にも隣接しています。  長崎県で、唯一海に面していない町ですが、「海はないけど波に乗っている町、波佐見町」です。  波佐見町といえば、400年以上もの歴史がある「やきもの」です。「波佐見焼」は、東京ドームのテーブルウェアフェスティバルに単独ブースを出展するなど、知名度が上がってきており、ゴールデンウィークに開催している、一大イベント「波佐見陶器まつり」は毎年大盛況となっています。  波佐見焼を作る工程で発生する廃石膏型を、農業用の「土壌改良材」とするなど、長い間窯業(やきもの)の問題であった、この「廃石膏」を利活用して、「ピンチをチャンスに変える」発想のもと、地域内循環型の「SDGs」を進めています。  わが町のトップである町長は、趣味が「石垣積み」のユニークな趣味を持ち、Facebookでは「波佐見愛」あふれる内容が魅力です。職員時代、棚田まつりの発案やふるさと納税を大幅にアップさせた仕掛人であるなど、実行力があふれています。  また、波佐見町役場では、職員を大切に第一に考え、職員のチャレンジ(やる気)を後押ししています。考えて実行する挑戦を上司や同僚がバックアップするうえ、町長は挑んだ失敗について良い評価をしてくれます。  「できない理由より、できる方法を考えよ」が町長の座右の銘です。  令和6年1月4日から新庁舎で業務を開始していますので、新庁舎完成とともに波佐見町を発展させていきましょう。

一緒に町を盛り上げる人来たれ! ~公式インスタフォロワー2万人達成した情報発信とは~

波佐見町役場

2024/09/08

長崎県波佐見町の住⺠福祉課戸籍班で働く村川恵太さんに、これまでの経歴や仕事内容、やりがいについてお話を伺いました。

 

—はじめに、これまでの経歴を簡単にご紹介ください。

 

村川:私は波佐見町出身で、箱根駅伝を走るという夢があったため、高校から地元を離れ、卒業後は東京の大学に進学しました。その後は、山形県で2年間社会人経験を積み、地元に恩返ししたいと思い、平成30年度に波佐見町役場に入庁しました。

 

—地元の役場で働こうと思ったきっかけを教えてください。

 

村川:地元を離れてみて、波佐見町の良さや人の温かさに気づき、より地元愛が強くなりました。波佐見町は小さな町ですが、魅力のあるイベントがたくさんあります。そして、イベントを通じて「地元を盛り上げたい!」という熱い情熱を持っている方が多く、地域の方や関係団体が一緒になって盛り上げている姿を見て、私も町のために貢献したいと思い、波佐見町役場で働きたいと思うようになりました。

 

—波佐見町に入庁されてからの経歴もご紹介ください。

 

村川:平成30年に入庁し、商工観光課に4年間在籍後、住民福祉課に異動して3年目になります。

商工観光課では、町内外のイベント企画やSNSによる情報発信、観光施設の管理など主に観光に関する業務を担当していました。

住民福祉課では住民票など各証明書の交付、戸籍届出の受付などの窓口対応、窓口DXの業務をメインに行っています。

商工観光課は役場から出る仕事が多かったのですが、今の部署は役場から出ることがほぼないので、正反対の仕事をしていますね。

 

—商工観光課での業務を具体的に教えてください。

 

村川:情報発信を強化して観光誘客をしようということで令和2年度に「波佐見町の公式Instagramのフォロワーを1年間で1万人増やす」という目標を設定し、そこからInstagramの運用が私のメイン業務になりました。周りの方々の協力のおかげで、1年間で1万人、2年目には約2万人まで増やすことができました。

 

Instagramアカウント

—フォロワー2万人はすごいですね。最初は何人位だったのですか?

 

村川:約1,000人からのスタートでした。「1年間でフォロワー1万人増やす」という目標設定は、正直ノリで決めてしまったのもありました。運用していくうちにフォロワーを増やす大変さに気づき、「このままでは1年間で1万人増やせない」と思い、試行錯誤しながら運用しました。

 

—具体的にはどのように進めていったのですか?

 

村川:当時の地方創生事業の中に含まれる、東大京大プロジェクトというものを主として進めました。このプロジェクトは、東京大学と京都大学の学生たちから観光客側や若い視点でアイデアをもらい、波佐見町の観光資源を一緒にブラッシュアップしていくというものです。

 

その一環でSNSの強化が始まり、学生が様々な分析をし、一緒に戦略を練りながら運用していきました。私は地元での取材など主に足を使う仕事を担当していました。毎日の投稿や細かい分析など他にもたくさんありますが、小さな積み重ねと学生たちの努力や苦労があり、1年間でフォロワー1万人を何とか達成することができました。

 

—東大京大プロジェクトはどういうきっかけで始まったのですか?

 

村川:以前、高校の職場体験で波佐見町に来た学生さんが当時アテンドしていた課長と数年後に出張先で再会したそうです。その方が京都大学の学生を率いて、「何かおもしろいことを一緒にしよう」という話から東京大学生にも広がっていき、一緒に事業をはじめていくことになったと聞きました。

メンバーは毎年入れ替わりもあり、東大生と京大生合わせて計5人程度で事業を行いました。

 

—記事にするネタはどのようにして集めたのでしょうか?

 

村川:学生からの依頼があったり、私が町のトレンドや地元の方々からの情報をいただいたりして集めていました。新しいお店がオープンするという情報が入ったら、オープンする前に取材に行ったり、話題になっているお店、期間限定スイーツ、イベント情報などトレンドの情報を見逃さないように常にアンテナを張って動いていました。

 

—フォロワーが増えると変わってくることがありますか?

 

村川:最初の頃は投稿しても反応や効果を感じませんでしたが、フォロワーが1万人になったぐらいから、取り上げた事業者さんに「投稿してくれたけん、お客さんいっぱい来たよ~!ありがとう!」と感謝の言葉をいただくことが多くなり、集客への効果につながっているように感じました。

根気のいる仕事でしたが、このような事業者さんからの感謝の言葉があったので、やりがいをもって頑張れたのかなと思います。

 

—取材の際は写真も撮られたのですか?

 

村川:事業者さんから素材をいただくこともありましたが、ほとんど私が撮影をしていました。カメラの知識が全くなかったので、苦労しました。

はさみ夏まつりの写真

—取材から投稿までを担当するのは大変だったのではないですか?

 

村川:大変でした。ただ、文章や画像の加工などは学生が作成していたので、私よりも学生の方が大変だったと思います。

私の役割としては主に取材と撮影、投稿内容の校正でした。校正に関しては波佐見町の「公式のアカウント」ということもあったので、テイストや文章には細心の注意を払いました。

 業務は情報発信以外もあったので大変でしたが、課長をはじめ、周りの方のサポートがあってできたことなので、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

—活動の中で印象的だった出来事を教えてください。

 

村川:波佐見町には「波佐見焼」というイチオシの特産品があります。Instagramをフォローしている方のほとんどが波佐見焼ファンなので波佐見焼に関する投稿をした時は反応が良かったです。また、県内にいると波佐見焼の人気度を肌で感じることができます。しかし、東京のイベントへ行った際に知名度の低さに衝撃を受け、もっとSNSや物産展などで強く情報発信しなければならないと感じました。

波佐見陶器まつりの様子

—陸上は今でも続けていらっしゃるのですか?

 

村川:趣味以上、本気未満ぐらいのレベルで続けています。年に1、2回はフルマラソンに出場しています。最近では2024年2月に開催された別府大分毎日マラソンに出場して、何とか2時間30分を切ることができました。年齢別の全日本マラソンランキングで40位ぐらいなので、良いのか悪いのかという感じのレベルですね。

 

同じ公務員でも、もっと上のレベルで戦っている方もいらっしゃるので、負けたくないという気持ちもあり、ほぼ毎朝5時に起きて、10キロ程度走ってから仕事に行っています。

 

—日中の仕事もあるのに毎日すごいですね。

 

村川: 仕事のウォーミングアップと思って、朝から体を動かしています。仕事のことやいろいろな考え事をしたりして走っているので、体にも仕事にもプラスになっていると思います。

また、レースの結果を新聞やテレビ、ネットなどで見ている方もいて、わざわざ窓口まで来て喝を入れられるので、練習しないと大喝を入れられてしまいます。

 

ー走るコースはいつも決まっているのですか?

 

村川:波佐見町でおすすめのコースがあります。「桜づつみロード」という全長約7キロの桜並木があり、歩道も整備されていて走りやすいです。春は桜が咲いているのでとても良い景色を見ながら走ることができます。

 

ー波佐見町のここがいいなと思うところを教えてください。

 

村川:波佐見町は長崎県で唯一海がなく、山々に囲まれた自然豊かな町なので、お米や野菜が美味しいです。おしゃれなカフェや飲食店もあり、自然豊かな景色と相まって、日常を忘れのんびりと過ごせる町だと思います。また、スーパーやドラッグストアなどもあるので生活する人にとっても暮らしやすいと思います。

 

鬼木棚田

ー最後に、こういう人と一緒に働きたいなというところを教えてください。

 

村川:町のために一緒になって何か盛り上げたいなど、熱い気持ちを持った人と働きたいです。

地元の人でなくても、都会から来る人でも良いです。都会の人であれば、地元の人とは違う視点で動いてくれると思うので、そういった人の意見にしっかりと耳を傾け、最終的に一緒の方向に向かって町を盛り上げていければと思います。

あとは、個人的にランナーを募集しています!一緒にマラソンの練習ができますので、ランナーであれば、私は嬉しいですね。ぜひ一緒に波佐見町を走り回りましょう。

 

ー本日は、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

職員インタビュー

この記事の官公庁・自治体

波佐見町役場

 人口は約14,000人の小さな町で、長崎県のほぼ中央にあり、ハウステンボスがある佐世保市の隣、そして佐賀県の嬉野市と武雄市にも隣接しています。  長崎県で、唯一海に面していない町ですが、「海はないけど波に乗っている町、波佐見町」です。  波佐見町といえば、400年以上もの歴史がある「やきもの」です。「波佐見焼」は、東京ドームのテーブルウェアフェスティバルに単独ブースを出展するなど、知名度が上がってきており、ゴールデンウィークに開催している、一大イベント「波佐見陶器まつり」は毎年大盛況となっています。  波佐見焼を作る工程で発生する廃石膏型を、農業用の「土壌改良材」とするなど、長い間窯業(やきもの)の問題であった、この「廃石膏」を利活用して、「ピンチをチャンスに変える」発想のもと、地域内循環型の「SDGs」を進めています。  わが町のトップである町長は、趣味が「石垣積み」のユニークな趣味を持ち、Facebookでは「波佐見愛」あふれる内容が魅力です。職員時代、棚田まつりの発案やふるさと納税を大幅にアップさせた仕掛人であるなど、実行力があふれています。  また、波佐見町役場では、職員を大切に第一に考え、職員のチャレンジ(やる気)を後押ししています。考えて実行する挑戦を上司や同僚がバックアップするうえ、町長は挑んだ失敗について良い評価をしてくれます。  「できない理由より、できる方法を考えよ」が町長の座右の銘です。  令和6年1月4日から新庁舎で業務を開始していますので、新庁舎完成とともに波佐見町を発展させていきましょう。

官公庁・自治体をフォローして、 「新着求人の通知」 を受け取りましょう!

この記事が気に入ったらお気に入り登録しましょう!

ヘルプ

お問い合わせ

ご利用者様向け利用規約

プライバシーポリシー

運営会社

© PUBLIC CONNECT Inc. All rights reserved.