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さつま町役場

 さつま町は鹿児島県北西部に位置し、紫尾山をはじめとする山々に囲まれた人口約19,000人の町です。平成17年に宮之城町、鶴田町、薩摩町が合併し、さつま町が誕生しました。  町のほぼ中心を南九州一の大河である川内川が流れ、5月から6月にかけて数多くのホタルを目にすることができます。また、温泉や緑豊かな竹林など自然あふれる町です。東に鹿児島空港や九州縦貫自動車道横川IC、西に九州新幹線の川内駅、出水駅などがあり、交通アクセスに恵まれた位置にあります。  基幹産業は農林業で、特に「薩摩中央家畜市場」の子牛取引価格は全国トップクラスです。  現在、さつま町では、事業者、北さつま農協、町商工会、町観光特産品協会が垣根を越えて結束し、町独自の地域ブランドである「薩摩のさつま」を立ち上げた他、「希望輝く さつま町SDGs推進宣言」と「持続可能な未来づくりカーボンニュートラルさつま町宣言」を行い、町を挙げて持続可能な町づくりの実現に邁進しています。

住民対応だけが自治体の仕事というわけではない!~役場職員を支える役場職員の仕事~

さつま町役場

2024/08/27

自治体の仕事といえば住民のための仕事というイメージがあるかもしれませんが、そこで働く職員の環境を整えるのも大切な仕事の一つです。

今回は、鹿児島県さつま町で総合政策課情報戦略推進係に所属する吉元さんに、普段なかなか聞くことのできない「情報部門」の業務内容をお聞きしました。

ーまずは簡単に自己紹介をお願いします。

 

吉元:学生の時は鹿児島市内の学校に通い、高校は工業高校で情報技術科を専攻していました。その後公務員専門学校に1年間通い、二十歳でさつま町役場に入庁しました。現在は入庁して2年目となります。

 

ーなぜ公務員になりたいと思ったのでしょうか?

 

吉元:学生時代、将来の職業について調べていく中で、公務員は地域の生活を支えている職業だという事を知り、自分も公務員となり地域の生活を支える仕事を自分の職業にしたいと思うようになりました。高校1年生くらいのときには、漠然とではありますが公務員になろうと考えていました。

 

ーさつま町役場を選択した理由を教えてください。

 

吉元:地元鹿児島で働きたいと考えていたので、県内で就職することは決めていました。就職活動をする時期に、ちょうどさつま町役場の職員募集を知り、受験することにしました。さつま町のほか県庁職員の採用試験なども受けていました。 

そんな中でも、さつま町はとても採用試験の雰囲気が良かったですね。

面接官の方は終始笑顔で接していただき、面接自体もとても和やかな雰囲気で緊張がほぐれました。

 

ー現在の業務内容を教えてください。

 

吉元:現在は入庁後1課目で、総合政策課情報戦略推進係というところに所属しています。

業務の一つとして、役場職員のパソコン関係に関する障害時対応業務を担当しています。例えば「パソコンが動かない」「添付ファイルが開けない」といったトラブルを解決する業務を担当しています。

 

ー役場内でもパソコンに関する相談は多いのでしょうか?

 

吉元:日によって変わりますが大小様々な相談をいただきます。 

例えば、さつま町ではメール無害化システムという、外部から来たメールを添付ファイルを含め無害化、役場内の環境に影響を与えないような処理をしているのですが、この過程で添付ファイルが外れてしまったり、文字化けしてしまうといったことが発生する場合があります。こういった事案が発生すると、電話等で問い合わせをいただくため、私の方で事象を解決するような業務をしています。

 

また、思ったように画面が開かない、パソコンが固まって動かなくなってしまったなど、日常的に起こりうる様々な相談にも対応しています。

 

ー役場の中にもパソコンのヘルプセンターのような部署があるのですね。相談対応以外にも情報関係の業務があるのでしょうか?

 

吉元:役場全体の情報機器の管理や DX化といった部分にも携わっています。 

役場内のパソコンがどの係の誰に使用されているのかわかるように管理を行ったり、DX化という観点であればパソコン上で行う定型的な作業を自動化する「RPA」というツールの役場内での普及活動などにも携わっていました。

 

ー自治体でもDX化は進んでいるのですね。DX化の観点では、これまでにどのような成果があったのでしょうか?

 

吉元:本庁と出先機関との連携をスムーズにする目的でリモート窓口用のパソコンを設置しました。具体的には、支所に来られた住民の方が手続きなどで支所だけでは対応できない場合に、本庁職員とテレビ電話で直接やり取りができるようにしました。

 

現在は、本来の目的である住民対応以外にも、職員同士の情報共有や連絡手段としても活用されています。

 

設置を行う際には職員の方々が使用しやすいように職員向けに説明書を作成したり、操作説明をさせてもらいに行ったりしました。この業務を通じてDX化にはただパソコンを設置しただけなど使用できる環境を整えるだけではなく使用される方に対して操作説明を行うなどの下準備が一番必要だと学ぶことが出来ました。

 

ー情報部門の仕事は、なかなか外から見えない業務かと思いますが、吉元さんはどういった点が魅力ややりがいに感じていますか?

 

吉元:そこは他の業務と同様に、住民の方からお礼の言葉をいただいた時などに一番やりがいを感じることができますね。

私の部署の場合、直接住民の方と関わる機会は少ないのですが、関わりがあった際「ありがとう」と言われると、とてもやりがいを感じます。 

例えば、庁舎内に設置されたタブレットの操作方法やテレビ電話の仕方が分からない方がおられました。その方々に対して操作説明を行うとお礼を何度も頂けました。その時にやりがいを感じることが出来ましたね。

 

普段外部と関わることが少ないからこそ、こういった機会にはより大きなやりがいを感じられるのかもしれませんね(笑)

 

ー入庁後初めての部署が情報管理部門とのことですが、情報管理に関する知識はどのようにして身に付けたのでしょうか?

 

吉元:分からない所があったら上司の方や先輩職員に質問したり、部署に所属されていた先輩職員の方々が作成していたマニュアルを見たりしながら作業を行う事で情報管理に関する知識を身に着けていきました。

 

ー入庁前後で公務員に対するイメージは変わりましたか?

 

吉元:役場職員の業務は自分が思っていた以上に住民の生活に根強く関わっているのだなと感じましたね。私は役場職員の仕事と言えば窓口業務が多いイメージがありましたが、今の私の部署もそうなのですが、窓口業務以外の業務をメインにしている部署も多く、一言で住民のためといっても、その業務の幅はとても広く、役場職員というのは本当に住民の生活を裏から支えている職業なんだなと感じました。

 

ー今後吉元さんがやってみたいことはありますか?

 

吉元:先に申し上げましたRPAツールを活用して、庁舎内の様々な業務を自動化してみたいですね。業務効率化という意味合いも含め、人の手で行っている業務に関しては縮小や省略といったことをどんどん検討してみたいです。

 

ー情報部門としてはとてもやりがいのある目標ですね。話が変わりますが、さつま町での暮らしはいかがですか?

 

吉元:さつま町は、住民同士の距離がほどよい近さで、温かい交流があると感じています。私は一人暮らしをしているのですが、隣の方から採れたての農作物をいただいたりと、人の温かさに触れる機会がたくさんあります。

 

また、自然豊かな環境も魅力の一つです。広大な自然が広がり、自然が好きな人にとっては最高の場所だと思います。 

休日は、町内にあるたくさんの温泉に行くこともあります。ゆったりと温泉に浸かりながら、日々の疲れを癒すことができます。

 

ー最後に、さつま町役場で働いてみていかがでしたか?

 

吉元:仕事もプライベートも充実していて、毎日をいきいきと過ごせているので、さつま町役場の職員となり本当に良かったと感じています。

 

今の仕事は裏方ではありますが、様々な部署や人たちと関わる機会があり、毎日がとても楽しいです!

 

ー本日はありがとうございました。

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 さつま町は鹿児島県北西部に位置し、紫尾山をはじめとする山々に囲まれた人口約19,000人の町です。平成17年に宮之城町、鶴田町、薩摩町が合併し、さつま町が誕生しました。  町のほぼ中心を南九州一の大河である川内川が流れ、5月から6月にかけて数多くのホタルを目にすることができます。また、温泉や緑豊かな竹林など自然あふれる町です。東に鹿児島空港や九州縦貫自動車道横川IC、西に九州新幹線の川内駅、出水駅などがあり、交通アクセスに恵まれた位置にあります。  基幹産業は農林業で、特に「薩摩中央家畜市場」の子牛取引価格は全国トップクラスです。  現在、さつま町では、事業者、北さつま農協、町商工会、町観光特産品協会が垣根を越えて結束し、町独自の地域ブランドである「薩摩のさつま」を立ち上げた他、「希望輝く さつま町SDGs推進宣言」と「持続可能な未来づくりカーボンニュートラルさつま町宣言」を行い、町を挙げて持続可能な町づくりの実現に邁進しています。

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