「地域おこし協力隊」と聞いて、どんな仕事を想像しますか?「専門的な知識やスキルがないと難しそう…」そう思っている方も多いかもしれません。
今回は、芸術文化、鳥獣害被害対策、農業という異なる分野で活動する、新発田市の地域おこし協力隊員たちにインタビュー!それぞれの「好き」や「興味」を原動力に、地域の方々と深く繋がりながら活動する彼らの姿から、協力隊のリアルな仕事と、その先に見据える未来に迫ります。

動画の目次
00:25 【芸術文化】市民と創る、音楽のある居場所「音の間」
05:58 【鳥獣害被害対策】動物と人との共存を目指して。猟友会との奮闘
10:35 【農業】耕作放棄地を再生!地域に溶け込み、畑と向き合う日々
15:54 スキルがなくても地域おこし協力隊になれますか?
芸術文化の力で、人と地域をつなぐ
「音楽の中にある“障壁”がない状態で、コミュニティに届けたい」
音楽療法士の方と意気投合し、誰もが気軽に音楽を楽しめる居場所「音の間」を企画・運営しています。音楽という共通言語を通じて、子どもから大人まで、みんながゆるやかにつながれる。そんな新しい文化の拠点を、地域の方々と一緒に育てています。

動物が好きだからこそ、鳥獣被害と向き合う
「動物が好きだからこそ、ただの邪魔者になってほしくない」
人と動物がうまく共存できる世の中を目指し、猟友会の方々と共にイノシシやサルなどの鳥獣害被害対策に取り組んでいます。罠や銃の免許も着任後に取得。
日々の見回りや地域の草刈りに参加する中で信頼を築き、農家の方から「今年の新米だよ」とお米をいただけた時は、大きなやりがいを感じたと語ります。

人の温かさ。地域に新しい風を吹き込む農業挑戦
「米も野菜も水も美味しいし、近所の方々がいつも気にかけてくれる。人の温かさに救われています」
耕作放棄地の再生という課題に取り組むため、自らも畑を借りて試行錯誤の日々を送っています。農学部の知識を活かした独自の農法は、地域に「こんなのでいいんだ!」と良い意味での驚きと影響を与えているそう。
「“面白いことやろうぜ”って、いつも地域の方に巻き込んでもらってます(笑)」と語る彼女の存在そのものが、地域に新しい風を吹き込む「協力隊を入れる意義」になっているようです。



