桜川市で働く二人の保健師にお話を伺いました。市民の健康を守る「健康推進課」と、子どもと家庭に寄り添う「児童福祉課」。それぞれの現場で働く二人が語る、仕事の大変さと、忘れられないやりがいとは。インタビューの様子を、どうぞご覧ください。
動画の目次
00:21 【健康推進課】業務内容を教えてください
00:48 【児童福祉課】業務内容を教えてください
01:40 保健師同士の交流はありますか?
01:55 仕事で大変だったことを教えてください
02:53 仕事のやりがいを教えてください
04:25 印象に残っていることを教えてください
【健康推進課】「結果が良くなったよ」の声が嬉しい
私の仕事は、がん検診の推進や健康教室の企画・運営が中心です。 地域の健康課題を見つけ、どうすれば市民の皆さんが健康になれるかを考え、計画を立てています。検診の結果が悪かった方には保健指導も行いますが、そこで関わった方が次の年に 「運動を始めたよ」「食事に気をつけたら、結果が良くなったよ」と報告してくれると、本当に嬉しいですね。 健康教室に参加した方からの「楽しかった」という一言も、大きなやりがいになっています。
【児童福祉課】一人で抱えず、チームで家庭を支える
児童福祉課では、虐待対応や家庭の困りごとの相談がメインになります。一つの家庭が抱える問題は、私たち保健師だけで解決できるものではありません。
学校や児童相談所、時には警察など、多くの関係機関と連携し、どうすればそのご家庭にとって一番良い支援ができるかを常に考えています。
たくさんの人が関わるからこその調整の難しさはありますが、皆で同じ方向を向いて、家庭を支えていく。それが私たちの大きな仕事です。
「私のやったことは、間違ってなかったんだ」と思えた瞬間
何年か前に相談に乗ったお母さんが、お子さんの検診で私のことを覚えていてくれて、「あの時すごく助かりました」と声をかけてくれたことがありました。
その一言で、私のやったことは間違ってなかったんだと、自信になりました。
最初は支援を拒んでいた方が、何度も訪問するうちに心を開いてくれることもあります。
そうやって「自分のことを認めてもらえた」と感じる瞬間が、この仕事を続けていく上で、何よりの力になっています。