救急救命士、久野さんへのインタビュー記事です。
1日のスケジュールや職場の雰囲気、仕事のやりがいなどについてお聞きしました。
ー仕事内容について教えてください。
久野:入署して4年目を迎え現在は、専任救急隊の担当に配属され救急救命士として日々市民の命を守るため奮闘しています。
救急現場に出動するだけでなく、一般市民に対して普通救命講習や救急活動訓練を行い、安心・安全の街づくりに貢献しています。
ーどのような時にやりがいを感じますか?
久野:心肺停止傷病者の自己心拍が再開した時や傷病者や家族から感謝の言葉を掛けられた時に、この仕事を選んでよかったと実感しています。
最近は、自分の疑った疾患が医師の診断と合致した時や医師とのやり取りが上手く出来た時など、何気ない小さな事にやりがいを感じています。
ー職場の雰囲気はいかがでしょうか?
久野:一言でいうと「互いに研鑽し合う関係」だと感じます。若手の隊員だけではなく、ベテランの隊員も分からない事、疑問に思ったことをよく話し合います。自分には無かった考え方聞くことができ、日々、勉強の毎日です。
ー1日の流れについて教えてください。
久野:以下が一般的な一日の流れです。ただ、仮眠中でも食事中でも出動指令が入ればすぐに出動します。
救急出動は多い日で10件以上、平均して6〜7件の救急出動があります。
【午前】
出勤8時30分→引き継ぎ→無線交信→仕業点検→救急活動訓練→出動対応→事務処理→昼食
【午後】
救急活動訓練→出動対応→事務処理→無線交信→仕業点検→夕食
【夕食後】
事務処理→救急活動訓練→仮眠時間22時~5時
【翌日】
起床5時→各自事務処理、訓練など→交代のため引き継ぎ→退勤8時30分

ー西尾市を選んだ理由を教えてください。
久野:きっかけは、水難、土砂災害、電車事故など数々の特殊事案に携わることができるのではないかと興味があり候補として選びました。
調べていくうちに女性職員が少ないと知り、女性職員としてのキャリアと功績を西尾消防で築き上げ、これから就職してくる女性職員を引っ張っていけるような存在になりたいと思うようになり、西尾市消防本部に決めました。
ーこれから西尾市を目指す方にメッセージをお願いします!
久野:自然豊かな地域だからこそ発生する自然災害、水難事故、土砂崩れなど特殊事案に対応するための訓練に日々やりがいを感じています。
潜水士、救命士、予防技術検定など様々な資格が取得できるのも魅力です。数ある職種の中で、市民の方々の近くで一番により添える仕事だと思っています。一緒に西尾市の平和と安全を守っていきませんか?
皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!!