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東大和市役所

東大和市は都心から西方35㎞、都心へは45分程度の通勤圏に位置した武蔵野の一角にある豊かな自然と暮らしやすさを備えた都市です。約8万5千人が生活する住宅都市として発展を続けています。

【入庁3年目でシステム導入提案も!】デフリンピック出向で磨いた「考えを形にする力」。若手の挑戦を応援する、人間味あふれる東大和市役所

東大和市役所

2026/06/09

東京都東大和市役所で働く谷さんのインタビュー記事です。新卒で入庁し、介護保険課での窓口対応を経て、令和6年4月から「東京2025デフリンピック準備運営本部」へ派遣。

 

国際的スポーツ大会の会場責任者として、あえて困難な「有観客」開催を実現させた熱い想いや、若手の業務改善提案をすぐさま受け入れる東大和市ならではの風通しの良さ、そして人間味あふれる温かい職場環境について語っていただきました。

  

「人の役に立ちたい」。面接官の人柄に惹かれて選んだ東大和市役所

 

ーまずは簡単な自己紹介と、東大和市役所に入庁した経緯を教えてください。

 

谷: 令和3年度に新卒で入庁し、令和6年4月から東京都スポーツ文化事業団の「デフリンピック準備運営本部」へ派遣されています。 大学では法学を学んでおり、学部全体として公務員への就職に強い環境だったことと、私自身の中に「人の役に立つ仕事がしたい」という強い思いがあったため、自然と公務員を志望するようになりました。

 

ー東京都内の様々な自治体がある中で、東大和市役所を最終的な就職先に決めた理由は何だったのでしょうか?

 

谷: 私は日野市出身で、公務員志望として近隣の様々な自治体を受けさせていただきました。その中でも、東大和市役所は人事担当の方や面接官の方の「人柄」が最も魅力的だと感じたんです。「ここなら良い雰囲気で働けそうだ」と感じたのが、東大和市に決めた一番の理由です。

 

「公務員=簡単な仕事」は間違い。介護保険課で学んだ市民対応の奥深さ

 

ー入庁後、最初はどのような部署に配属されたのですか?

 

谷: 最初の3年間は「介護保険課」に配属されました。仕事内容としては、主に介護保険の給付業務です。自己負担分を除いた保険給付分を各事業者に支払う業務がメインで、それに付随して、低所得者対策などの制度に関する市民への説明や申請受付といった窓口対応も行っていました。

 

特に新卒で入ったばかりの頃は、「積極的に窓口に出て経験を積むように」と指導していただいていたので、多くの方と接していました。

 

ー実際に入庁して働いてみて、思い描いていた公務員の仕事とのギャップはありましたか?

 

谷: 想定していたよりも大変でした(笑)。正直にいって、もっと単調なイメージもありましたが、実際に窓口に立ってみると、介護保険という非常に複雑な制度を、高齢者の方に分かりやすく噛み砕いて説明する業務は非常に難しかったです。一人ひとりの市民と真摯に向き合う難しさと責任の重さを痛感しましたが、その分感謝していただいたときの嬉しさも大きかったので、良い意味でのギャップであったと感じています。

 

ーどのように乗り越えていったのですか?

 

谷: 職場には私と一対一でついてくれる「教育係の先輩」が同じ係にいたので、その存在が非常に大きかったです。どのケースも先輩に相談し、アドバイスをもらって次に活かしていました。また、係全体で事例共有もしておりましたので、そこでも対応力を磨いていくことができました。

 

裁量の大きさとプレッシャー。デフリンピック準備運営本部への派遣

 

ー入庁4年目となる令和6年度からは、派遣されているとのことですが、どのようなお仕事をされているのですか?

 

谷: 「東京都スポーツ文化事業団」の中にある、「デフリンピック準備運営本部」という組織に出向しています。デフリンピックは、4年に1度開催される聴覚障害者のための国際総合スポーツ競技大会です。

 

組織としては約200名規模、7割が都庁職員、2割が私のような区市町村からの派遣職員、1割が契約職員という構成です。 私はそこで「ボウリング競技」の競技と会場の担当をしており、会場責任者としてルール策定から当日の運営まで幅広く携わりました。

 

ー会場責任者として、具体的にどのようなご苦労がありましたか?

 

谷: 会場面においては大きく二つありました。他会場と違いボウリングの会場だけが民間施設であること、ボウリング場が本来「観客を入れる施設ではない」ことです。このため、観客を入れるにあたって、消防や保健所等との調整が必要となりました。

 

正直なところ「無観客」で開催する判断をした方が、運営側としてははるかに楽だったと思います。 実は、オリンピックなどはIOCが会場のルールを厳格に決めていますが、デフリンピックは開催国や開催地に非常に大きな裁量が与えられているんです。無観客にするかどうかも、私たちの判断に委ねられていました。

 

ーそれでも、あえて「有観客」の道を選んだ理由は何だったのでしょうか?

 

谷: やはり、私自身が「東大和市の職員」だからです。せっかく地元・東大和市で開催される世界規模の大会なのだから、東大和市民の方々に一人でも多く見てもらいたいという強い思いがありました。

 

そのため、コスト面や安全面の折り合いをつけながら、各所と粘り強く交渉を重ね、なんとか入場制限を設けつつも観客を入れて開催することができたんです。

 

ー実際の大会本番はいかがでしたか?

 

谷:2025年11月に練習日を含めて約2週間運営いたしました。予想以上に多くのお客様に来ていただいたため、消防法の制限で会場に入りきれない方が外に溢れてしまうほどでした。

 

全てが終わった瞬間の達成感は本当に忘れられません。多くの関係者から「色々あったけど、大成功だったね!ありがとう」と声をかけていただき、胸がいっぱいになりました。

 

ーこの2年間の出向経験で、ご自身の中で成長したと感じる部分はありますか?

 

谷: 「自分の考えを形にする力」が一番伸びたと思います。裁量が非常に大きかった分、自分で決断しなければならない場面が多くありました。様々な関係者に対して自分の考えを分かりやすく伝え、調整し、一つの大会として形にしていく経験は、公務員としての大きな財産になりました。

 

若手の提案が即採用!人間味あふれる「東大和市役所」の真の魅力

 

ー出向先という巨大な組織を経験したからこそ感じる、東大和市役所ならではの魅力はありますか?

 

谷: 「業務改善を前向きに受け入れてくれる風通しの良さ」は、東大和市役所の素晴らしい魅力だと思います。 実は介護保険課にいた入庁3年目の時に、法令などを検索する新しいシステムの導入を提案し、実際に導入が決まった経験があります。

 

 

若手の意見であっても、合理的な改善提案であればスピーディーに採用してくれる柔軟さは、東大和市で働く大きなメリットだと感じています。

 

ー職場の雰囲気や人間関係についてはどう感じますか?

 

谷:派遣も経験し、東大和市役所は非常に「人間味があって温かい」と感じました。教育係の先輩が親身になって助けてくれ、係全体でも情報を共有して一緒に課題に取り組もうとするスタンスが根付いています。

 

仕事の線引きをしすぎず、困っている人がいればお互いにカバーし合う「温かいチームワーク」があるのが東大和市の良さですね。

 

ー最後に、今後の目標について教えてください。

 

谷: もうすぐ派遣期間が終わり東大和市役所に戻ることになる(取材時2026年3月)のですが、この派遣で培った「考えを形にする力」や調整力を活かして、市の活性化に貢献していきたいと考えています。

 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年3月取材)

 

「無観客の方がはるかに楽だった。でも、地元市民に世界大会を見てもらいたかった」。デフリンピック派遣でのエピソードを語る谷さんの言葉からは、東大和市職員としての強い誇りと、市民への熱い想いがひしひしと伝わってきました。東大和市役所の職員の情熱が伝わるインタビューでした。

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東大和市は都心から西方35㎞、都心へは45分程度の通勤圏に位置した武蔵野の一角にある豊かな自然と暮らしやすさを備えた都市です。約8万5千人が生活する住宅都市として発展を続けています。

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