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藤井寺市役所

 藤井寺市は、面積が8.89km²と大阪で最も小さい市、全国で5番目に小さい市です。小規模な市だからこそ、市民との距離が近く職員間のコミュニケーションも取りやすいのが特徴です。約6万3千人の市民が安全・安心に暮らせるように、市民の生活を全力で支えるのが、市役所の仕事です。市民サービスのさらなる向上をめざすとともに、活気のあるまち、持続可能なまちづくりを進めています。

異業種から市役所へ!〜子育てしながら活躍できる、藤井寺市役所の働き方〜

藤井寺市役所

2024/07/30

前職では営業マンをサポートする業務に携わっていましたが、大学時代に教育学部で学んだ経験から、藤井寺市役所の職員に転職しました。現在は総務部総務課で、公文書管理と統計調査を担当し、数字で成果が見える面白さにやりがいを感じていると語ります。育休からの復帰後も、時短勤務や周囲のサポートを受けながら、ワークライフバランスを実現しています。

 

ー入庁前の経歴について教えてください。

 

大学卒業後、神戸の食品会社で3年間勤務しました。営業部の企画課に所属し、部の予算管理、社用車の管理、取引先の債権管理、信用保険の対応実績などの資料作成など、幅広く営業マンのサポート業務を行っていました。その後、2021年に藤井寺市へ入庁しました。

 

ーなぜ自治体の職員に興味を持たれたのですか?

 

転職を考える際、大学時代に教育学部で学んでいたこともあり、教師という選択肢もありました。しかし、教師では一つのクラスの子どもたちとしか関われないことや、一人一人に深く関わるのが難しいと感じるようになりました。

 

私自身が母子家庭で育ち、周囲との違いに悩むこともあった経験から、子どもたちの笑顔を増やしたいという思いが強くなりました。家庭環境などで悩む子どもたちは、必要な支援が行き届いていないのではと思いました。そして、支援するためには必要な人と支援を結びつける仕事が最適だと考え、それが市役所の仕事だと考えました。

 

ー藤井寺市を選ばれた理由は何ですか?

 

実は、最初は藤井寺市を受けることは全然頭になかったんです。地元の奈良県の自治体を中心に受験しており、藤井寺市にはあと一つくらい受けようという気持ちで応募しました。

 

ただ、選考過程で一番印象が良くて心に残ったのが藤井寺市でした。例えば、副市長や採用担当の方から温かい激励を受けたり、若手の職員が前面に出ており、若手が活躍できる環境であると感じたことが決め手となりました。

ーどのような業務を担当していますか?

 

総務部総務課に所属し、文書・統計担当として庁内の公文書の管理と、統計調査の関連業務を行っています。

 

統計調査では、国から委託された調査を実施します。今年度は全国家計構造調査や農林業センサスなどが予定されています。調査員の方々に説明会を行い、調査票の配布や回収、審査、大阪府への提出まで、一連の業務をサポートします。

 

調査票の審査は、会計年度任用職員の方にもお願いしていますが、私たち職員も一緒に確認作業を行います。訂正が必要な箇所があれば、回答してくださった方に都度電話などで連絡を取り、記入漏れがないかなどを確認した上で、最終的に大阪府に提出します。

 

公文書の管理では、決裁文書や廃棄文書の管理を行っています。また、今は電子決裁を導入したので、そのやり方を全庁的に示したり、問い合わせがあった際に対応しています。


 

ー統計調査業務と公文書の管理業務の割合はいかがでしょうか?

 

仕事の割合は、公文書管理と統計調査で半々くらいですが、夏以降、統計調査が本格化するため、今後はそちらに比重が移ると予想しています。

 

年間のサイクルとしては、4月頃に文書廃棄、5月頃に書庫整理、夏から秋にかけて統計調査、9月に予算事務、年末に統計調査の集計、年明けに年度末の事務処理を行います。特に統計調査や予算編成に係る事務期間は忙しくなります。

郵便発送の事務作業の様子

ー総務課には何人の職員がいらっしゃいますか。

 

総務課には課長と主幹がおり、担当としては文書統計担当と法規担当に分かれています。

文書統計担当は3名で、1人が係長、私含む2名が係員です。また、法規担当は3名で、1人が係長、2名が係員です。条例や規則等の改正や、議会対応が主な業務です。

 

ーお仕事で印象に残っていることはありますか?

 

統計調査で調査員が訪問しても会えない場合、職員が訪問することもあります。その際、怒られることもありますが、根気強く説明を繰り返し、最終的に回答を得られたときは嬉しいです。特に、調査員の方に「市の職員の方が丁寧に対応してくれるので助かりました」と感謝の言葉をかけていただいたことも多くあり、やってよかったと思いました。

 

ーお仕事のやりがいや面白さを教えてください。

 

統計調査の結果が数字で目に見える形で現れるのが面白いです。特に、藤井寺市の回答率が他の市町村より高いときは、頑張ってよかったと感じますね。入庁1年目のときも、コロナ禍で調査が難航しましたが、何度も訪問することで回答率もどんどん上がり、それが嬉しかったです。自分で足を運ぶ大切さが分かりました。

 

訪問するときは、丁寧に説明することと、相手が分かるように伝えることを常に意識しています。また「今お時間大丈夫ですか?」と必ず一言添えるようにしています。そうすることで相手に配慮していることを伝えられると思います。
 

調査事務で地図を広げている様子

ー前職と市役所の仕事のギャップはありましたか?

 

色々ありました。前職の時は文章の書き方について特に意識していませんでした。しかし、入庁してからは文章の書き方に決まりがあり、そのとおりに書くことを教わりました。それで、今まで自分が書いていた文章は、実は文章として成り立っていなかったんだと気づきました。また、決裁の回し方も順番がきちんと決まっているのも驚きでした。

 

あと、一番は定時の概念が変わったことです。前職の時は定時を過ぎてからも仕事をする風潮があったのですが、今は残業するときはする、しない時は早く帰るという雰囲気で、メリハリがあり働きやすいです。

 

ー前職での経験が生かされている点を教えてください。

 

電話対応やパソコンスキルが活かされていると思います。電話対応は、全然苦じゃなかったです。電話を取る速さには自信があります(笑)また、Excelや簡単なマクロも前職で使用しており、今の業務にも活かせています。

 

ー育休から復帰をされたとのことですが、働きやすさはいかがでしょうか?

 

4月に育休から復帰したのですが、復帰前は「これから復帰したら大変になるな、どうしよう」と思っていました。でも、実際に復帰してみると案外やれてるなと感じました。働きやすさは、とてもあると思います。

 

課長も子育てと仕事の経験者ということもり、「今日は保育園の送り迎えスムーズにできた?」とか、「子どもの体調どう?」とか、よく気にかけてくれます。時短勤務をいただき、早く帰ることもあります。業務に集中して時間に気づいていないときも、職員の方が「時間だよ、帰らなくて大丈夫?」と声をかけてくれるので、すごく心強いですね。本当に優しい方ばかりです。

 

また、順番に休みを取得しようという雰囲気があり助かっています。子どもの急な発熱などを除けば、月に2回ほど年次休暇を取得しています。

 

―時短勤務は毎日じゃなくても取れるのですね。

 

はい、時短勤務は毎日じゃなくても取れます。事前申請が必要ですが、この日に早く帰りたいと事前に言っておけば大丈夫です。

ー今後の展望をお聞かせください。

 

今後は窓口対応の経験を積み、市民対応のスキルを磨きたいと考えています。また、業務知識を深め、市民や周りの職員から信頼される職員になりたいです。

 

ー藤井寺市を目指す方へメッセージをお願いします。

 

藤井寺市役所は、優しくて真面目な人が多く、色々なことを一から手厚く教えてもらえる環境だと思います。不安なこともあるかもしれませんが、周りの人が絶対フォローしてくれると思うので、安心して入ってください。子育て中の方でも働きやすい環境だと思います。

 

ーありがとうございました。

職員インタビュー

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 藤井寺市は、面積が8.89km²と大阪で最も小さい市、全国で5番目に小さい市です。小規模な市だからこそ、市民との距離が近く職員間のコミュニケーションも取りやすいのが特徴です。約6万3千人の市民が安全・安心に暮らせるように、市民の生活を全力で支えるのが、市役所の仕事です。市民サービスのさらなる向上をめざすとともに、活気のあるまち、持続可能なまちづくりを進めています。

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