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香南市役所

 高知県のほぼ中央に位置する香南市は、高知龍馬空港からも近く、また、高知東部自動車道のICを3箇所、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の駅を5つ有する交通網に恵まれた地域です。  太平洋に面した美しい景観、山々の豊かな自然と豊かな水に恵まれ、「水・緑・風が輝く 豊かな暮らしと産業で 飛躍するまち”香南市”」を市の将来像に据え、様々な事業に取り組んでいます。

働く場所にこだわり過ぎる必要はない!~縁あって入った場所で頑張りたい~

香南市役所

2024/12/05

高知県香南市役所で働く野々村さんのインタビュー記事です。自治体で働くにあたり、どこの市役所で働くかを第一に考える人も多いかと思いますが、野々村さんは「土木技術職として、やりたいことができるかどうか」を大切にされていたそうです。

国や団体への派遣経験も持つ野々村さんに、自治体土木職として働くやりがいや現在のワークライフバランスについてお聞きしました!

ーまずは簡単に自己紹介をお願いいたします。

 

野々村:高知県土佐市の出身で、県内の工業高校土木科を卒業後、平成30年度に香南市役所に入庁しました。

入庁後は他団体や国への派遣を経て、現在は建設課で積算業務や道路の維持管理のほか、工事の施工管理など現場監督業務などに携わっています。

 

ー土木関係の道に進もうと思ったのには何かきっかけがあったのですか?

 

野々村:父が土木関係の現場で働いていた影響で、昔から土木には興味を持っていました。高校に入った当初は父の元で働くことも考えていたのですが、部活の先輩や先生方から話を聞くうちに、公務員という選択肢も考えるようになりました。3年間の高校生活を通して、自分のやりたいことも明確になったため、父にも相談した上で公務員を目指すことにしました。

 

ー進学という選択肢は考えなかったですか?

 

野々村:ずっと野球に打ち込んでいたこともあり、実は大学からも野球推薦の話を頂いていましたが、自分の中では高校卒業後は進学せず、就職するということを決めていました。

 

ー進学せずに働くということについて、何か不安はありましたか?

 

野々村:一般常識や礼儀、周囲への気遣いなどについては、野球をしてきた中で身に付けていたつもりでしたので、率先して行動できる自信がありました。誰とでもすぐに打ち解けて話せることや、自分の意見を伝えることができることが自身の強みだと思っていましたので、社会に出ることへの不安はあまりありませんでした。

 

ただ、土木職として働くということを考えると、自分には全く現場経験がなかったので、いきなり社会に出て通用するのかとさすがに少し心配でしたね。

 

ー地元を離れ、香南市を志望したのには何か理由があったのですか?

 

野々村:あまりポジティブには聞こえないかもしれませんが、土木職として働きたいという思いはどこであっても変わらないだろうと思っていたため、働く場所に関してはそこまで深い考えはもっていませんでした。

地元土佐市では土木技師の採用がなく県庁や市町村をいくつか受験しましたが、最終的に縁あって香南市に入庁することとなりました。

 

香南市を受験した理由としては、昔市内のゲームセンターによく行っていた記憶があり、何となく親しみを感じる自治体だったからです。

 

ー派遣の経験があるとのことでしたが、派遣先での業務についても教えていただけますか?

 

野々村:高知県建設技術公社と国土交通省四国地方整備局高知河川国道事務所にそれぞれ2年間ずつ派遣されていました。

 

建設技術公社では土木の積算や工事の施工管理をする上で、とても勉強になりましたし、現場を知る貴重な経験だったと思っています。積算や設計図、CADの操作など、派遣された2年間基礎からみっちり学ぶことができました。また、高知河川国道事務所派遣中は現場から離れてしまっていたのですが、ここでの経験のおかげで、現在もブランクを感じることなく仕事ができていると思っています。

 

建設技術公社の方とも交流する機会が多かったので、現場でわからないことがあれば今でも気軽に相談できるなど、人脈がとても広がりましたね。

 

高知河川国道事務所では、香南市の海岸に関する工事関係を担当するのだと思っていたのですが、実際に派遣されたのは河川管理の部署で、気候変動による被害想定の計算などが主な業務で、工事に関わるようなことはほぼありませんでした。

業務量も多く、その内容も全くの未経験の領域だったため、ここでの2年間は本当に辛かったです(笑)派遣先で出会った上司や同僚の協力のおかげでなんとか乗り切ることができました。

 

一方で、私が公務員として働くうえで得難い経験でもありましたね。国の職員と交流を深めることで、人脈も広がりましたし、大変だった分、この2年間は自分にとっての大きな財産になったと思っています。

 

ー大変だった分、得るものも大きかったのですね。現在はどのような業務をされているのですか?

 

野々村:現在は建設課に配属されており、交通量が多い道路で、車がすれ違うのが難しい場所を拡幅するための地元との協議や、市道の舗装が剥がれたり陥没したりした場合の緊急対応、道路脇の草刈りなど、道路の維持管理を主に担当しています。

 

市民の方からの改善要望に対応するのも維持管理の一環です。例えば、「グレーチングの音が気になるので改善してほしい」といった要望に対しては、ボルトで固定するなどの対応をしています。

 

このほかにも、大雨が降った際に道路に土砂が流れ込んだり、路肩が崩れてしまったりした場合等、災害復旧のための積算や設計なども行っています。

 

ー土木職として、やりがいや魅力を感じる瞬間を教えてください。

 

野々村:積算設計や入札を経て工事が始まるのですが、自分が積算設計した工事が始まる瞬間というはすごくワクワクしますね。自分が担当する現場なんだと思うだけでもやりがいを感じるし、不便だったところが便利になることで地域に貢献できているという実感が湧くため、率直に嬉しいですよ。

 

ー入庁前と後でイメージが変わったことはありますか?

 

野々村:学校の先輩からも色々と話は聞いていたため、土木技師と言っても現場業務だけでなくデスクワークもそれなりにあるということは知っていました。

しかし、実際に働いてみると、電話対応や窓口対応など、自分の抱えている業務だけでなく、所属している課全体の仕事を知っておかないと対応できないようなことがものすごく多く、イメージしていたよりも随分大変だなと感じましたね。

 

ーワークライフバランスについてはいかがでしたか?

 

野々村:めちゃくちゃ楽しいし充実しています(笑)

 

ずっと野球をやってきたという話をしましたが、実は働き始めてから県内トップクラスの社会人野球のチームに所属していて、全国大会を決めるための厳しい予選があるので、週3回練習に参加しています。

 

仕事が忙しい時期にはもちろん仕事を優先しますが、普段は仕事から一歩離れたら野球小僧になります(笑)

野球に仕事を影響させたくないので、普段から人一倍仕事も頑張っています。今のチームに入ったからこそ、野球がさらに好きになり、野球があるからこそ仕事も頑張ろうと思えています。自分にとって、今のこの野球と仕事のバランスは最高だと思っています。

 

ー職場の雰囲気はどうですか?

 

野々村:課内はコミュニケーションがとりやすく、相談事も気軽にできる雰囲気です。周囲も気にかけてくれたり、自分の意見もしっかりと言わせてもらえるような環境です。

職場には後輩もいるのですが、厳しく教えるときとそうでないとき、しっかりとメリハリをつけて接することを日頃から意識しています。

 

周囲の人たちは、私の野球の試合結果を気にしてくれたり、遠征に行く際も「頑張ってきて」と送り出してくれるなど、私が野球に打ち込んでいるということにもとても理解していただけていると思っています。

 

ー最後に、求職者に向けてメッセージをお願いします!

 

野々村:自治体で働くとなると、「地元」とか「縁やゆかり」で働く場所を考えてしまうかもしれませんが、私は香南市出身ではありません。自分が決めた市役所で、自分がやりたい仕事をすれば良いと思っています。特に、香南市役所は地元の人だけが働いているわけではなく、私のように市外出身者や民間から転職してきた人も沢山いますので安心して挑戦してください。

 

私が香南市に合格したのも何かの「縁」で、縁があってこそ今ここで働いていると思っています。

働く前から場所にこだわりすぎるのではなく、縁あって働くこととなった場所で頑張ってみる、これもとても大切なことだと思っています!

 

ーどうもありがとうございました。

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 高知県のほぼ中央に位置する香南市は、高知龍馬空港からも近く、また、高知東部自動車道のICを3箇所、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の駅を5つ有する交通網に恵まれた地域です。  太平洋に面した美しい景観、山々の豊かな自然と豊かな水に恵まれ、「水・緑・風が輝く 豊かな暮らしと産業で 飛躍するまち”香南市”」を市の将来像に据え、様々な事業に取り組んでいます。

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