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香南市役所

 高知県のほぼ中央に位置する香南市は、高知龍馬空港からも近く、また、高知東部自動車道のICを3箇所、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の駅を5つ有する交通網に恵まれた地域です。  太平洋に面した美しい景観、山々の豊かな自然と豊かな水に恵まれ、「水・緑・風が輝く 豊かな暮らしと産業で 飛躍するまち”香南市”」を市の将来像に据え、様々な事業に取り組んでいます。

「やっぱりこの仕事、いいな」~住民に寄り添い、繋がる。香南市で保健師として働く魅力~

香南市役所

2025/06/18

高知県香南市役所で保健師として働く野村さんのインタビュー記事です。

県庁での勤務経験後、現在は香南市の保健師として活躍する野村さんに、地域住民と深く関わる日々の業務の中で感じるやりがいや、自身の経験がどのように活かされているのか、そして香南市ならではの働く魅力についてお話しいただきました。

 

香南市を選んだ理由や、保健師として働くことのやりがい、魅力が伝わる内容となっています。!保健師を目指す方、働く場所で悩んでいる方には是非見ていただきたい内容です。

 


ーまず、これまでのご経歴と、現在の所属について教えてください。

 

野村:私は高知県南国市出身で、大学進学を機に島根県の大学に進学しました。大学では看護学を学び、その中で保健師の資格も取得しました。大学卒業後は高知に戻り、助産師の資格を取得するため大学院に進みましたが、最終的には中退し保健師として働くことを選択しました。

 

大学院に通っていた際、ご縁があって高知県庁で会計年度任用職員の保健師として、働かせていただいた経験があります。その後、令和6年度に香南市役所に入庁しました。

 

現在、入庁してからちょうど1年が経とうとしています。健康対策課保健指導係で勤務をしています。

ー大学進学時、なぜ医療系の道へ進もうと思ったのでしょうか?

 

野村:高校生の時まで進路にはすごく悩んでいました。教員になることも考えていたのですが、身近に医師を目指す友人や、実際に看護師となった先輩がいたこともあり、その方たちの影響を受けて、「私も医療の世界で人の役に立ちたい」と思うようになり、看護学科に進むことを決めました。

 

先程、助産師の資格を取るために大学院に進んだというお話をしましたが、医療系の中でも助産師になりたいという気持ちが強かったです。

 

ただ、大学の授業で保健師の先生のお話を聞くうちに、保健師の業務の幅広さとそのやりがいに魅力を感じるようになりました。入学当初は保健師という職をあまり意識していませんでしたが、卒業するころには、保健師という選択もあるのかなと考えるようになっていました。

 

ー最終的に、助産師ではなく保健師の道へ進むことにしたのは、どういったきっかけがあったのですか?

 

野村:いくつか理由があります。一つは、保健師の地域に根ざし、住民の方と長く関われる、という働き方に魅力を感じたことです。

 

もう一つは、自分自身の適性を考えた時、医療機関という環境よりも、地域に出ていく保健師の働き方のほうが合っているのではないかと感じたからです。

 

実習期間中、コロナ禍だったということもあり、医療現場の緊張感に対し「自分はこの環境でずっと働けるのだろうか」と悩んだ時期がありました。地域の中で、自身にもゆとりを持った働き方の方が自分には合っていると思い、保健師の仕事に、より惹かれるようになりました。

 

また、学生時代友人や先生から「保健師に向いてるよ」と言われていたことがあります。当時は助産師への思いが強くて、なかなか素直に受け入れられなかったのですが、今振り返れば、自分の性格や、人と関わることが好きという点も、保健師向きだったのかもしれません。

 

ー「保健師向き」と言われていたのですね。ご自身では、どのようなところが保健師業務に活かせていると感じますか?

 

野村:あまり自覚はないのですが、周りからはよく「話しやすい」とか「癒し系」と言われます。学生時代、一人暮らしの友人の家に行って、ご飯を作ったり、話し込んだりすることがよくあり「お母さんみたい」なんて言われたこともあります。

 

人と話すこと自体が好きで、相手のことを知っていく過程が楽しいと感じるんです。保健師の仕事は、まさに住民の方のお話を聞くことから始まります。相手の話にじっくり耳を傾ける「傾聴」の姿勢は、私の性格的に自然とできる部分かなと思いますし、それが住民の方との信頼関係を築く上で役立っていると感じています。

 

また、実は私自身も学生時代に悩んだり、精神的にきつくなってしまうような経験をしたことがあるんです。そういった経験があるからこそ、相談を聞く際にも「こういうお気持ちなのかな」と想像し、気持ちに寄り添うということを意識できていると感じます。

ー数ある自治体の中から、香南市を選んだ理由を教えてください。

 

野村:いくつか理由はありますが、まず実家のある南国市の隣で、通いやすかったという点が大きかったですね。実家から通える範囲で就職したいと考えていました。

 

それと、子どもの頃から香南市には結構お世話になっていたんです。大きな動物園があったり、中学校の時は所属していた駅伝部 の大会で香南市の会場を使ったりしていたりと、振り返れば何かと香南市を訪れていました。受験前に改めて街を歩いてみても、穏やかでどこか懐かしい雰囲気もあり、「ここで働きたいな」と自然に思うようになりました。

 

ー現在担当されている保健師としての業務内容について、詳しく教えていただけますか?

 

野村:私は保健指導係に所属していて、主に妊娠期から子育て期にあるお母さんやご家族、お子さんの支援を担当しています。具体的には、パパママ教室やマタニティ教室の運営、乳幼児健診の準備や当日の運営、健診後のフォローアップなどです。


香南市では、保健師一人ひとりに担当地区があり、その地区の住民の方からの相談対応や家庭訪問も行います。1年目の私には「プリセプター」という教育係の先輩がついてくれていて、先輩の担当地区の副担当を私が、私の担当地区の副担当を先輩が務め、お互いにサポートし合いながら業務を進めています。これは若手にとって非常に心強い体制だと感じています。


また、母子保健だけでなく、精神保健に関する業務や、成人のがん検診や特定健診後の保健指導などにも携わっており、業務内容は本当に幅広いです。乳幼児健診などは係に関係なく、課の全員で協力して行っています。他にも、地域の方のご自宅に訪問したり、必要に応じて病院受診に同行させていただいたりと、外に出る機会も多いですね。

ー実際に保健師として働いてみて、特に印象に残っていることや、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

 

野村:入庁してすぐの頃は、覚悟していた以上に業務量の多さと幅広さに驚いていました。「これも自分でやらなきゃいけないんだ!」って感じでしたね(笑)


ただ、そんな中でも一番やりがいを感じるのは、やはり住民の方と直接関わっている瞬間です。家庭訪問などでご自宅に伺い、生活の場でじっくりお話を聞かせてもらうと、その方の日常や思いに深く触れることができ、「これが保健師の仕事なんだな」と実感することができます。

 

失敗したり、うまく対応できずに落ち込んだりすることもありますが、住民の方との関わりの中で、ふとした瞬間に「この仕事、やっぱりいいな」「楽しいな」と感じられることがたくさんあるんです。大変なことがあっても、「また頑張ろう」と思える原動力になっていますね。

ー入庁前にイメージしていた保健師の仕事と、実際に働いてみて感じたギャップはありましたか?

 

野村:仕事内容そのものについては、大学の授業や県庁での経験もあったので、大きなギャップはありませんでした。

 

ただ、実際に市町村の保健師として働いてみて、想像以上に業務の幅が広く、そして深い、と感じましたね。

 

また、保健師の仕事は自由度が高いとも感じました。地域や住民の方の状況に合わせて、どんな支援が必要か、どうアプローチしていくかを自分で考え、判断していく場面が多いです。もちろん最初は先輩に相談しつつではありますが、主体的に動くことが求められますね。

 

ギャップというよりは、実際に働いてみて保健師の仕事の奥深さを再認識した、という感じでしょうか。

ー香南市役所の職場の雰囲気や働きやすさについて、1年間働いた率直な感想を教えてください!

 

野村:職場の人間関係には本当に恵まれていると感じています。先輩方はいつも気にかけてくださいますし、忙しい時でも質問すれば嫌な顔一つせず丁寧に教えていただけます。

 

仕事面に関しても、どなたも住民の方のためにより良い支援をしようという向上心が高く、その姿を見ていると私も頑張らなきゃと思いますね。新人の私にとっては、本当にありがたい環境です。

庁舎が綺麗なのも嬉しいポイントですね。 受験で初めて訪れた時も「わあ、綺麗!」って思いましたし、毎日働く場所が快適だと気分も上がりますよね。清潔感があって、業務スペースも綺麗に整っているので、とても働きやすいです。お昼休憩をゆっくり過ごすことのできる食堂もあるので、オンオフの切り替えもしやすいですね。

 

ー最後に、これから保健師を目指す方や、香南市役所に関心のある方へメッセージをお願いします。

 

野村:香南市は、地域の方々が温かく、街の雰囲気もとても穏やかです。そして、市役所の職場環境も、先輩方が本当に優しく、新人をしっかりサポートしてくれる体制が整っています。

 

保健師の仕事は、業務量も多く大変だと感じることもありますが、それ以上に住民の方の生活に深く寄り添い、その方の人生に関わることのできる、とてもやりがいのある仕事です。大変なこともありますが、住民の方との関わりの中で「楽しい」「やっててよかった」と感じる瞬間がたくさんあります。

 

これから就職活動をされる方は、色々な不安があるかと思います。私も入庁前は「うまくやっていけるかな」と心配でしたが、周りの方々に支えられて、保健師という仕事を楽しむことができています。

 

香南市は、保健師として成長していきたいという思いをしっかり受け止め、応援してくれる場所だと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!

 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年3月取材)

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