多治見市へ移住し、民間企業から転職した浅野さんのインタビュー記事です。公務員の堅いイメージを変えるべく、経験とスキルを活かして常に明るく「変化」を創り出す、熱い職員のリアルストーリー。
【目次】
- 「イケてる公務員を増やしたい!」と飛び込んだ市役所の世界
- 自分が変化の中心にいる。「堅い」より「熱い」!が多治見の魅力
- 多治見市への移住者として感じること
- 求職者へのメッセージ。「まちを変える」仲間を待っています
「イケてるを増やしたい!」と飛び込んだ市役所の世界

―簡単に、入庁までの経歴を教えてください。
浅野: 地方銀行で6年間、地域の企業を相手に融資や経営相談、資産運用などを担当していました。
金融で地域を支える仕事でしたが、「もっと人やまちの笑顔をつくる現場に関わりたい」と思うようになり、多治見市役所に転職しました。
―転職することを決めたきっかけや理由はありますか。
浅野: 結婚を機に多治見で暮らすようになって、「このまちの人たちをもっと幸せにしたい」と思ったのが原点です。市役所って“お堅い”イメージがありますが、実際はアイデア次第でまちを変えられる場所です。
「イケてる公務員」がもっと増えたら、まちはもっと面白くなる! そう信じてこの世界に飛び込みました。
―多治見市役所に決める前に、転職先として他にも様々な選択肢があったと思いますが、一番大切にしていたことや、転職して叶えたかったことは何ですか。
浅野: やはり、「やりがい」です。市役所の仕事は全てお客様(市民の方々)に対して善意でサービスを提供できます。銀行の時は組織の成長を意識したものもあり、どこかお客様ファーストになりきれていないと、もどかしい気持ちがありました。
自分の仕事が“誰かの幸せ”につながっているか。結局はそこだと思っています。組織の枠を越えて、「人の幸せをデザインできる人」でありたいと思っています。
―転職してみて、前職と比べて働き方・環境などの面で違いを感じることはありますか。
浅野: 銀行は、「個」でスピードと数字の世界。市役所は、「チーム」でまちの未来を形にする世界。違いはあっても、どちらも「信頼で動く」点は同じです。
それに、市役所って実はみなさんが思ってる以上に進化しているんです!ペーパーレスや電子化も徐々に進めてますし、若手職員が主体的に動いて、自分の意見を気兼ねなく発言して活躍できます。 “お堅い”って思ってる人ほど、ギャップに驚くと思います。
自分が変化の中心にいる。「堅い」より「熱い」!が多治見の魅力

―それでは、入庁後~これまでに経験した業務と、現在のお仕事内容について教えてください。
浅野: 最初に配属された商工観光課では、主に、ビジネスプランコンテスト「タジコン」を担当し、これから出店、創業をする創業者・スタートアップに対して、まちのプレーヤーと一緒にサポートしてきました。
今は財政課で、電子契約の拡大や契約書のペーパーレス化を推進するなど、市の仕組みをよりスマートにする業務をしています。
―どちらの部署でもご活躍されていますが、前職での経験が活きていると感じる場面はありますか。
浅野: 銀行で培った「数字を見る目」と「信頼関係を築く力」は、どの業務でも活きています。
銀行の取引先との信頼をつくるのも、まちの方々との信頼をつくるのも、一緒に働く仲間との信頼をつくるのもみんな同じです。どれも“人を信じる力”がベースです。そうすればどの業務においてもきっと高いパフォーマンスになると思います!
―市役所で働くやりがいや魅力を教えてください。
浅野: まちの課題を“変えられる当事者”になれることです。民間時代は地域を広く外から応援していましたが、今は自分が変化の中心にいます。
それに、若手でも挑戦を応援してもらえる環境がここにはあります。
「堅い」より「熱い」。それが多治見市役所の魅力だと思います。まちに住む人もまちで働く人もみんなが「熱い」ですよ!
―今後挑戦してみたい・改善しようと思っている部分はありますか。
浅野: 私は多治見市が、学生や若者からも「選ばれる市」でありたいと思っています。働き手が少なくなっている中、業務は多様化しています。そのため、これまでの伝統は残しつつも、行政の当たり前を少しずつ時代と共にアップグレードし、生産性を上げる必要性があります。「役所が変わると、まちが変わる」。その実感を、もっと多くの人に届けられるよう、常に、創造への情熱を絶やさず、日々挑戦していきます!
多治見市への移住者として感じること

―現在ご家族で多治見市で生活されていると思いますが、多治見市で暮らす魅力を教えてください。
浅野: 私は人口1万人の小さな田舎まちから引っ越してきましたので、多治見市のまちの充実感を感じております。また、少し電車に乗れば、名古屋にも行けて、自然もあり、とにかくこの言葉につきます。「ちょうどいい」。この言葉の通り、居心地が良くてしょうがないです。この居心地の良さはまちの環境だけでは作り出せないです。何よりも「まちの人がまちを大事にしている」。その温かい空気が大好きで、どこかにお出かけして帰ってきても「やっと多治見に帰ってきた」とホッとする瞬間があって、私自身つくづく「多治見のこと好きだなー」って実感している毎日です。そんなまちに出逢えて幸せです。
―浅野さんは、多治見市で撮影したオリジナルドラマ『アツドラ』や多治見市の『移住定住プロモーション動画』にも出演されていますよね!
浅野: はい。色々な所に出演させていただきました。私自身の演技力の無さに魅力が薄れていたら困ってしまいますが(汗) 動画を見て1ミリでも多治見に心が動いた方は、一度でいいので多治見に来て、五感で感じてください!必ずまた来たくなると思えるはずです。この言葉は台本にないのでご安心ください(笑)
求職者へのメッセージ。「まちを変える」仲間を待っています

―最後に、現在市役所への就職を考えている方に向けて、メッセージをお願いします。
浅野: 市役所って、“安定”より“挑戦”の職場です。「まちを変える」って言うと大げさに聞こえますが、実は一人ひとりのアイデアや行動の積み重ねなんです。
公務員って堅いイメージ、ありますよね。でも今、多治見ではそのイメージを変えようとしている人たちがたくさんいます。私もその一人です。
“イケてる公務員”が増えれば、まちもですが働いている職員ももっと幸せになる。
そんな未来をみなさんと一緒につくりたいです!
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