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多治見市役所

1300年もの伝統ある美濃焼の歴史や技を受け継ぐ街、『多治見市』。 県内で4番目に大きな市でありながら、自然も豊かな“ちょうど良い街”として、 多くの方たちに愛されてきました。 そんな多治見市が目指しているのは、市民が主役となれる街。 市民が日々の生活に生きがいを感じ、自分の考えや思いを持って行動し、 まちづくりに気軽に参加できて、意見や考えをすぐ提案できるような街にしたい。 そんな想いから、子育て支援・教育の拡充、地域産業・経済の活性化、 保険・医療・福祉・防災・防犯の強化、市民活動や文化・スポーツの振興、 都市基盤の整備などに取り組んできました。 これからも、誰もが「いつまでも住み続けたい」と思えるような街づくりを進めていきます。

【保育士・幼稚園教諭】40代でパートタイムから正規職員へ。経験者採用試験に挑戦してみて―

多治見市役所

2025/12/11

令和6年度の「経験者採用」試験を経て入庁された、保育士・みさ先生のインタビュー記事です。

前年までは他の施設にて会計年度任用職員(パートタイム)として勤務されていましたが、周囲の後押しがきっかけで正規職員へ挑戦することに。

お子様の育児がある中でも、新たな一歩をスタートされたみさ先生の実体験を伺いました。

 

多治見市が実施している保育士・幼稚園教諭【経験者採用】試験では、経験2年以上、採用時50歳以下であれば受験が可能です。

「ブランクがあるけど大丈夫かな」「経験もそんなに多くないけれど・・・」という方にもぜひ読んでいただきたい記事となっています。

 

【目次】

 

 


 

「あと20年を会計年度職員として働くのか、正規職員として働くのか。」先輩からの一言が、挑戦のきっかけに

インフルエンザ流行防止のため、この日はマスクをして業務にあたっています。


ー昨年度まで、保育とは別の教育現場で会計年度職員として働かれていたと思いますが、今回、正規職員として保育士・幼稚園教諭になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

 

 みさ先生:私が勤めていたのは教育支援センターの「さわらび」というところでした。私は40代なんですが、年配の先生方から、「あと20年も働けるんだから、正規で再就職した方がいいよ」とアドバイスをいただいたんです。ちょうど多治見市の保育士・幼稚園教諭が募集中であることも教えてくださいました。「面接だけみたいだし、いいと思うよ」と。日程も調整していただけて受験しやすかったので、思い切って応募しました。

 

 

ーご自身でも、前から「正規雇用で働きたい」という思いがあったのですか。

 

 みさ先生:正直、それまで何も考えていなかったのですが、60歳前後の先生に「残りの20年を会計年度で働くのと、正規で働くのとは全然違うよ」と言われてハッとしました。その方はずっと会計年度で働かれていたのですが、「決断しておけばよかった」という後悔があったそうです。そのお話を聞いて、せっかくなら挑戦したいという気持ちになりました。

 

 

ー教育支援センターの前には、民間の保育園で働かれていたご経験がありますね。その時はどのようなお仕事をされていたのですか。

 

 みさ先生:園にいた頃はパートで、未満児クラスしか担当していませんでした。実際に働いたのは4年ほどで、高度なことを求められたらどうしようと心配でしたが、受験資格を見ると経験2年から応募できる内容だったので、そこは安心材料でした。

 

 

不安もあった中での面接。会場の雰囲気と面接官からの質問内容について

ー面接を受けてみてどうでしたか。不安なこともあったかと思いますが……

 

 みさ先生:そうですね。始まるまでは、何を聞かれるかがやはり心配でした。ブランクもあったので、受け入れてもらえるのかな、場違いではないのかなという思いも多少ありました。ですが、面接官の方とお会いしてみると皆さん優しい方ばかりで、丁寧に話を聞いてくださいました。

 

 

ー面接官からどんな質問がありましたか。

 

 みさ先生:合計3回面接があり、毎回「心身ともに健康ですか?」と聞かれた気がします。体調管理やメンタル管理について心配されるのだなと感じました。「人間関係はうまくやっていけますか?」という質問もありました。また、「不適切保育についてどう思うか?」「多治見市の公立保育園のイメージは?」など、少し難しい質問もありました。

 

 

 

初めてのことだらけのスタート。周りの方が1から支えてくれた

サポートに入ってくださる先生方。いつも明るく楽しくフォローしてくださります。

ー配属されて、最初はどんな流れでしたか。

 

 みさ先生:保育園ですので、配属初日である4月1日から子どもが来ます。私は年少さんの担任になりましたが、入園式までは担任発表がないので、希望保育で子どもが少ない間は時々保育に入り、入っていない間は入園準備。毎日ドキドキして、わからないことは周りの先生に何でも聞いていました。

 

 

ー保育計画やお便りの作成はどのように進めていくのですか。

 

 みさ先生:隣のクラスの先生が同じく年少さんの担任だったので、助けていただいてます。週案や月案を作る際も、最初はわからないので、その先生がやってくださって教えてもらいながら、だんだん自分でも。お便りの作成も、最初は隣の先生がやってくださって、徐々に自分も作れるようになっていったという感じです。今でも、新しい行事やお仕事がある度に色々相談させていただいてます。

 

 

ー初めてのことに寄り添ってくれるのは素敵ですね。他の先生方とも交流はありますか。

 

 みさ先生:よく加配の先生がお手伝いに入ってくださるので、そこでも助けていただいてますし、園長先生も優しくて、よく気にかけてくださいます。経験豊富な方が多いので、何でもすぐにフォローしてくださる環境なのが本当にありがたいです

 

 

ー優しい方が多いのですね。

 

 みさ先生:はい。最初はすべて手探りの状態で保育をしていくので、「自分のクラスだけうまくいっていなかったらどうしよう」と不安になったり、反省して落ち込むこともあったのですが、そのたびに周りの先生が「そんなの大丈夫。全然気にしないで!」と励ましてくださいました。

 

 

1日の流れ、多治見市の保育について

 

ー1日の保育の流れについて教えてください。

 

 みさ先生:普通番・早番・遅番というシフト制があって、私の勤めている園では月に2回ずつくらい早番と遅番が回ってきます。

普通番の時は、私たちは 8:20に申し送り(朝礼のようなもの)があり、8:30からクラスで子どもたちを迎えます。子どもたちは、9:00に「おやすみしらべ」と、体操をします。その後、朝の「いきいき運動遊び」(楽しみながらしっかり体を動かす遊び)をしたら、移動してお部屋で朝の会をします。主活動では、製作や集団遊びを行い、給食を食べたら(年少は11月からお昼寝がなくなったので)、午後は部屋で遊んで過ごし、おやつを食べて降園……という流れです。

 

 

ー実際に働いてみて、「これが多治見市の保育の特徴だな」と感じるものはありますか。

 

 みさ先生:「いきいき遊び」や「いきいき運動遊び」は多治見市の公立園独自の取り組みですが、何より先生方が子どもの気持ちをとても大事にしていると感じます。どんな時でも、ちゃんと子どもの話を聞く。皆さん穏やかで、対応がとても勉強になります。

 

 

ー昨今懸念されている、いわゆる「サービス残業」のような状況は生じていませんか。

 

 みさ先生:ありません。少し残った日には、その分しっかり時間外手当をいただいています。園長先生も、普段から皆が早く帰れるような雰囲気づくりや声掛けをしてくださっているので、本当によく見てくださっているなと感じます。

 

 

 

育児との両立・休日の過ごし方について

ー現在2人のお子様がいらっしゃると伺いましたが、早番遅番もある中で、ご家庭との両立はどのようにされていますか。

 

 みさ先生:今年は初年度だったので、いろいろ覚えたい気持ちがあって、子どもの学校行事は夫に頼むことが多かったです。早番は7:00からですが、家が近いのでそこまで苦に感じたことはありません。冬は寒いのが大変ですが(笑)。 遅番の日は19:00までで、子どもが心配なので、夫の母に来てもらっています。

 

 

ーご家族の協力があるのは安心ですね。一方で、ご自身がお休みを取りたいときはしっかり休める環境ですか。

 

 みさ先生:お休みはしっかりいただいています大事な日は極力休まないようにしていますが、休んでも大丈夫と言ってくださいます。急なお休みの時は、他の先生が代わりに入って対応してくださいます。事前に休む場合は、その日の予定を書いてお渡ししています。皆さんできる方ばかりなので、どんな状況でも臨機応変にぱぱっと決めて進めていかれて、本当に頼もしいです。

 

 

ー休日はどのようにリフレッシュしていますか。

 

 みさ先生:ロングスリーパーなので、休日はたくさん寝ています(笑)。子どもと出かけることも多いですね。

 

 

受験を考えている方へのメッセージ

 

ー最後に、受験を検討されている方へメッセージをお願いいたします。

 

 みさ先生:私なんかが…という気持ちはありますが、「なんとかなる」と思います!

働いていると、子どもたちが本当に可愛くて、毎日幸せだなと思えます。対応が難しい子もいますが、「先生大好き」と言ってくれたり、保護者の方に「ありがとうございます」と言ってもらえると、とても嬉しいんです。優しい先生方ばかりですし、幸せな職場だと思います。ぜひ受けてください!

 

 

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1300年もの伝統ある美濃焼の歴史や技を受け継ぐ街、『多治見市』。 県内で4番目に大きな市でありながら、自然も豊かな“ちょうど良い街”として、 多くの方たちに愛されてきました。 そんな多治見市が目指しているのは、市民が主役となれる街。 市民が日々の生活に生きがいを感じ、自分の考えや思いを持って行動し、 まちづくりに気軽に参加できて、意見や考えをすぐ提案できるような街にしたい。 そんな想いから、子育て支援・教育の拡充、地域産業・経済の活性化、 保険・医療・福祉・防災・防犯の強化、市民活動や文化・スポーツの振興、 都市基盤の整備などに取り組んできました。 これからも、誰もが「いつまでも住み続けたい」と思えるような街づくりを進めていきます。

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