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多治見市役所

1300年もの伝統ある美濃焼の歴史や技を受け継ぐ街、『多治見市』。 県内で4番目に大きな市でありながら、自然も豊かな“ちょうど良い街”として、 多くの方たちに愛されてきました。 そんな多治見市が目指しているのは、市民が主役となれる街。 市民が日々の生活に生きがいを感じ、自分の考えや思いを持って行動し、 まちづくりに気軽に参加できて、意見や考えをすぐ提案できるような街にしたい。 そんな想いから、子育て支援・教育の拡充、地域産業・経済の活性化、 保険・医療・福祉・防災・防犯の強化、市民活動や文化・スポーツの振興、 都市基盤の整備などに取り組んできました。 これからも、誰もが「いつまでも住み続けたい」と思えるような街づくりを進めていきます。

高校卒業後、迷わず多治見市役所へ。市民課3年目職員が語る「人の役に立つ仕事」ということ

多治見市役所

2026/08/06

「誰かの困りごとを解決できる仕事って、いいなと思って」

 

そう語るのは、多治見市役所市民課で入庁3年目を迎える星住さん。県内の商業高等学校を卒業後、多治見市役所に入庁し、市民課の窓口グループでキャリアをスタートさせました。以来現在も市民課で勤務を続けています。

 

今回は、高校卒業後に公務員を目指す方に向けて、就職活動の経緯や市民課での仕事のやりがいについて、たっぷりとお話を伺いました。

 


中学の頃から決めていた「就職」。高2の終わりに出会った公務員講座

ーまずは入庁までの経歴を教えてください。

 

星住:商業高等学校を卒業後、多治見市役所に入庁しました。もともと中学生の頃から、高校を卒業したら就職しようと決めていました。商業高校を選んだのも、就職に有利なのではと思った点もあります。

 

ー公務員についても考えていたのですか?

 

星住:もともとその考えはなく、学校に、公務員試験対策の専門学校の先生が無料講座を開いてくださったことがきっかけです。せっかくならと参加してみたところ、人の役に立つ仕事だと知り、興味を持つようになりました。

 

ー実際の就職活動はどのように進めましたか。

 

星住:通っていた商業高校では、民間企業は1社しか受験できない仕組みでした。一方、公務員であればいくつも試験を受けられたため、警察事務や裁判所職員、そして多治見市役所と、公務員として複数の試験に挑戦しました。第一志望はずっと多治見市役所でした。

 

ー試験勉強はどのように取り組みましたか。

 

星住:本格的に勉強を始めたのは高校3年生に入ってからです。平日は専門学校の講座に通い、休みの日には名古屋で開かれていた高校生向けの無料講座にも足を運びました。

 

一番人の目につく職場。戸籍の裏側にある緊張感

ー現在の仕事内容について教えてください。

 

星住:市民課の窓口グループに所属し、窓口運用の管理や、会計年度職員の勤務管理、集計作業などを担当しています。

 

ー市民課はどのような部署だと感じていますか。

 

星住:市民の方が最初に訪れるのが市民課なので、一番人の目につく職場だと思います。窓口対応自体は主に会計年度職員の方が担っていますが、混雑時やトラブルが起きた際にはヘルプに入って対応しています。

ー入庁後にギャップに感じたことはありましたか。

 

星住:戸籍の届け出があってから、実際に戸籍ができあがるまでには、最低でも3日ほどかかります。入庁前は、届け出を受けたらそのまま作成するだけだと思っていました。実際には、間違いがあってはいけないため、何人もの目を通して審査し、最後に決裁するという工程を経ています。こうした裏側の作業があってこそ、市民のために正確な手続きができるのだと知りました。

 

ー仕事の大変さを感じる部分はどこですか。

 

星住:市民課は個人情報の塊のような部署です。住所や戸籍の情報は、保険や福祉などほかの制度にもつながっていきます。一番重要な情報を扱っているからこそ、ミスがあってはいけないという緊張感を持って仕事にあたっています。

電話も取ったことがない。支えられ、成長する毎日

ー入庁当初、苦労したことを教えてください。

 

星住:アルバイトの経験もないまま、いきなり就職という形でした。働く側として市民の方とどう接すればよいのか、電話の対応さえ分からない状態からのスタートで、市民との関わり方に一番苦労しました。

 

ー先輩からの指導について聞かせてください。

 

星住:3人のグループの中で、私と同じ仕事を担当していた先輩がマンツーマンで教えてくださいました。「何でも聞くのではなく、まずは自分で調べながら進めてみていい」と声をかけていただき、自分で考えて仕事を進める力が身についたと感じています。
 

また、普段からも仕事のやり方を1人だけから真似るのではなく、窓口対応が上手な方、仕事の進め方が上手な方など、分野ごとに良いと思う人を見つけて真似するようにしています。

 

今の自分があるのは、周りの先輩たちのおかげだと、心から感謝しています。

 

ー研修はどのようなものがありましたか。

 

星住:入庁後3日間は、パソコンシステムの使い方や市役所の考え方など、基礎的な内容を学ぶ期間でした。その後1か月ほどでビジネスマナーや接遇の研修があり、それ以降も公文書の作り方など、折に触れて研修が組まれています。

窓口のデジタル化で、市民の役に立ちたい

―今振り返って、成長したと感じる部分はありますか

 

星住:対応については自信がつきました。説明が分かりやすかったと感謝の言葉をいただくこともありますし、大変な場面にもサポートに入って、市民の方に納得していただけることも増えました。
 

ー今後挑戦してみたいことや目標を教えてください。

 

星住:商業高校でデジタル関連の内容を学んでいたこともあり、今後は窓口のデジタル化を進め、市民や職員双方にとっての利便性を高めていく仕事に携わりたいと考えています。

 

ー希望する部署に異動することもできるのですか。

 

星住:部署異動は希望を出せる制度がありますが、最終的な判断は人事が行います。今は、今の部署でできる改革に取り組みたいという思いです。

 

ーワークライフバランスや職場の雰囲気はいかがですか。

 

星住:土日祝はほとんど休みで、学生時代よりも休みが増えたと感じています。同期とは仲がよく、若手職員の集まりである青年部のイベントや、庁舎全体のバレーボール大会などのレクリエーションを通じて、交流を深めています。

 

ー市役所で働く魅力はどこにあると思いますか。

 

星住:一般企業が特定の顧客のために働くのに対し、市役所は市民全体の生活を支える仕事です。人の役に立ちたい、地元に貢献したいという自分の気持ちに合っていると感じています。人と関わるのが好きな方や地元が好きな方、また仕事とプライベートをしっかり分けたい方にも、市役所の仕事は向いていると思います。

ー最後に、同じ高校生で就職を考えている方へメッセージをお願いします。

 

星住:若いうちから社会人経験を積めることは、大きな強みになると思います。一足先に社会に出ることで、精神的にも一歩進んだ感覚があります。高校を卒業して市役所に入るという選択肢も、ぜひ考えてみてほしいです。

 

ー本日はありがとうございました。

 

オンライン越しに伺った星住さんの言葉には、地に足のついた実感がこもっていました。電話対応もままならなかった1年目から、感謝の声をかけられる今日まで、地道な積み重ねがあったことがよく伝わる取材でした。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年7月取材)

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1300年もの伝統ある美濃焼の歴史や技を受け継ぐ街、『多治見市』。 県内で4番目に大きな市でありながら、自然も豊かな“ちょうど良い街”として、 多くの方たちに愛されてきました。 そんな多治見市が目指しているのは、市民が主役となれる街。 市民が日々の生活に生きがいを感じ、自分の考えや思いを持って行動し、 まちづくりに気軽に参加できて、意見や考えをすぐ提案できるような街にしたい。 そんな想いから、子育て支援・教育の拡充、地域産業・経済の活性化、 保険・医療・福祉・防災・防犯の強化、市民活動や文化・スポーツの振興、 都市基盤の整備などに取り組んできました。 これからも、誰もが「いつまでも住み続けたい」と思えるような街づくりを進めていきます。

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