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多治見市役所

1300年もの伝統ある美濃焼の歴史や技を受け継ぐ街、『多治見市』。 県内で4番目に大きな市でありながら、自然も豊かな“ちょうど良い街”として、 多くの方たちに愛されてきました。 そんな多治見市が目指しているのは、市民が主役となれる街。 市民が日々の生活に生きがいを感じ、自分の考えや思いを持って行動し、 まちづくりに気軽に参加できて、意見や考えをすぐ提案できるような街にしたい。 そんな想いから、子育て支援・教育の拡充、地域産業・経済の活性化、 保険・医療・福祉・防災・防犯の強化、市民活動や文化・スポーツの振興、 都市基盤の整備などに取り組んできました。 これからも、誰もが「いつまでも住み続けたい」と思えるような街づくりを進めていきます。

休日は家族と。製造業から清掃業務員の仕事へ―多治見市清掃業務員のリアル

多治見市役所

2026/08/06

「土日も家族と一緒に過ごせるようになりました。ここに来られて、本当に良かったと思います」

 

そう語るのは、多治見市役所三の倉センターでごみ収集業務を担当する、入庁2年目の嶋﨑さん。三重県出身で、お子さんが生まれたことをきっかけに多治見市役所へ転職。

 

今回は、製造業から公務員への転身のきっかけや、清掃業務員としての日々の仕事、家族との時間について、たっぷりとお話を伺いました。

 

 


製造業から一転。子どもと過ごす時間を求めて。

ーご経歴を教えてください。

 

嶋﨑:三重県出身で、県内で製造業の会社で勤めておりました。結婚して子どもができたことが、転職を考える一番のきっかけになりました。前職は夜勤もあれば残業もあり、休みも土日に限らない不定休、シフト制で勤務時間も不規則だったため、家にいられる時間が本当に少なかったんです。ちょうどそのタイミングで双子の子どもが生まれて、育児にとても手がかかるようになり、自分もしっかりと育児に参加できる時間を取りたいと思うようになりました。

 

ー転職先を探すうえで、どんな基準があったのですか。

 

嶋﨑:妻の実家が多治見市に近い所にあり、義理の父や母にも力を貸してもらえそうだったので、三重に限らずこの地域でも仕事を探していました。

あわせて、体を動かすことが好きだったのと、前職の製造業はものを作るだけで相手が見えづらい仕事だったので、できれば人と関わりながら体も動かせる仕事を探していました。

 

ー清掃業務員という仕事を選んだ理由を教えてください。

 

嶋﨑:妻が調べてきてくれたのがきっかけです。実家に近いというのはもちろんありましたが、仕事内容を調べていくなかで、自分に合っているかもしれないと思いました。体を動かすこと地域に貢献できる、さらに妻の友人のご主人が別の自治体で同じような収集業務をされていて、実際の仕事の様子を聞けたことも後押しになりました。

助手から運転手へ。1年で覚えた収集コース。

 

ー入庁してからの仕事内容を教えてください。

 

嶋﨑:半年間、4月から9月いっぱいまでは助手として運転手の隣に乗り、決められたエリアのごみを1か所ずつ集めて回っていました。先輩の動きを見ながら収集ルートや作業の手順を覚えていきました。

 

半年経った10月からは自分でごみ収集車(パッカー車)を運転するようになり、そこからさらに半年ほどかけてルートを覚えていきました。

 

ちなみに、収集車の運転には中型免許が必要で、この免許がないと運転できません。

 

私は前職の頃に自費で取りに行ったのですが、実は、多治見市役所でも入庁してから取得すれば補助が受けられるそうです。実際に今年入った職員の1人はその補助を受けて中型免許を取得しています。

 

ー1日のスケジュールを教えてください。

 

嶋﨑:朝は8時半から体操をして出発し、決められたエリアのごみを午前中で大体2往復集めます。11時半から12時頃に戻ってきて1時間の昼休憩を取り、午後はまた1往復から2往復、エリア内のごみを集めます。全て集め終わったら車をきれいに洗って、1日の作業が終わります。

 

エリアは月曜・木曜、火曜・金曜という形で複数の収集コースに分かれていて、水曜日は可燃ごみとは別に、破砕ごみ(金属とプラスチックなどとの複合物)を集める日になっています。残業はほとんどなく、祝日はごみの収集がある日は出勤となりますが、土日はほとんど休みです。決まった時間に終われるのがありがたいですね。

 

 

ー体力面で大変なことはありますか。

 

嶋﨑:最初の頃は、ごみをつかんでは収集車の投入口へ投げ入れる動作の繰り返しで指がとても痛かったのを覚えています。1年ほど経って今は慣れてきましたが、天候にはどうしても影響されます。雨の日は長靴を履いたままクラッチを踏んで運転するのが大変ですし、夏は40度を超える中でも収集に出ます。

「ありがとう」の一言が力になる。優しかった職場の人たち。

 

ー実際に働いてみて、前職との違いを感じることはありますか。

 

嶋﨑:元々、人と関わりながら働きたいという思いがあったのですが、ごみ集積所でごみを集める仕事なので、人と接する機会はそれほど多くないだろうと思っていました。ですが実際には、出すのを遅れてしまったごみを持ってこられる市民の方も多く、思っていた以上に色々な方と接する機会があります。

 

そういう方の多くが『ありがとう』、『いつも助かります』と声をかけてくれるので、人のためになる仕事ができていると実感でき、やりがいにつながっています。

 

ー職場の雰囲気や、一緒に働く職員の印象を教えてください。

 

嶋﨑:最初の面接で平均年齢が55歳ぐらいと聞き、自分が一番下の年齢になると言われて、緊張しながら入庁したのを覚えています。ですが、みなさんとても優しく気さくに話してくれたので、緊張することもありませんでした。前職は2,000人規模の工場でしたが、今は30人ほどの職場なので、1人ひとりとの距離がとても近く感じます。堅くて怖いというイメージを勝手に持っていましたが、良い意味で裏切られました。すごく居心地の良い職場だと感じています。

 

あとは、運転が好きなので、自分で道を覚えて運転すること自体がとても楽しいです。エリアは決まっていますが、回る順番は自分たちで組み立てられるので、どうすれば安全で効率よく回れるかを考えながら作業できるのも、今の楽しみの一つになっています。

 

定時退勤が変えた、家族との週末。

 

ー家庭との両立はいかがですか。

 

嶋﨑:平日は毎日定時で帰らせてもらえるので、子どもの保育園のお迎えに毎日自分が行けるようになりました。土日も、以前は自分が仕事で妻と子どもだけという週が多かったのですが、今は必ず自分もいるので、『土日どこ行こう』『来週はどこに行く』と家族で話せるようになりました。転職で一番求めていた家族との時間が、本当に180度変わったと感じています。

 

ー最後に、多治見市で働くことを考えている方へメッセージをお願いします。

 

嶋﨑:1日中体を動かす仕事なので、体を動かすことが好きな方に向いていると思います。それと同時に、仕事の一つひとつが市民の皆さんのためになっていると実感できる仕事なので、誰かのために何かしたいという方にも、向いている仕事です。運転が好きで、自分で考えながら仕事を進めたいという方にも、楽しさを感じてもらえると思います。

ー本日はありがとうございました。

取材・文:パブリックコネクト編集部(2026年7月取材)

 

製造業での日々から一転、家族との時間を求めて選んだ今の仕事。「ありがとう」と声をかけられる瞬間や、自分でルートを組み立てて走る楽しさを語る表情からは、この1年で見つけた手応えが伝わってきました。

 

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1300年もの伝統ある美濃焼の歴史や技を受け継ぐ街、『多治見市』。 県内で4番目に大きな市でありながら、自然も豊かな“ちょうど良い街”として、 多くの方たちに愛されてきました。 そんな多治見市が目指しているのは、市民が主役となれる街。 市民が日々の生活に生きがいを感じ、自分の考えや思いを持って行動し、 まちづくりに気軽に参加できて、意見や考えをすぐ提案できるような街にしたい。 そんな想いから、子育て支援・教育の拡充、地域産業・経済の活性化、 保険・医療・福祉・防災・防犯の強化、市民活動や文化・スポーツの振興、 都市基盤の整備などに取り組んできました。 これからも、誰もが「いつまでも住み続けたい」と思えるような街づくりを進めていきます。

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