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一関市役所

一関市は、東北地方の中央、仙台と盛岡の中間地点に位置し、 岩手県南・宮城県北の『中東北の拠点都市』として、経済・文化・教育の中心となっています。 市民一人ひとりの幸せを実現するため、 『見つけよう 育てよう 郷土の宝 いのち輝く一関』をまちの将来像に掲げ、 その実現に向けて市民、地域、企業、行政などによる協働のまちづくりに取り組んでいます。

採用試験で感じたままの温かい職場~一関市役所で働く、新人職員に聞いてみました!~

一関市役所

2025/03/04

岩手県一関市役所で働く佐藤さんのインタビュー記事です。

今回は入庁1年目ということで、志望動機や入庁前不安に感じていたこと、そして実際に働いてみて思うことなど、就職活動を行う上で気になることを質問してみました。

 


ーまずは簡単に自己紹介をお願いします

 

佐藤:出身は岩手県盛岡市で、就職を機にここ一関市に引っ越して来ました。大学は仙台の学校で、経済学を学んでいました。大学を卒業後、令和6年度に一関市役所に入庁したので、まだ1年目となります。

所属は国保年金課で、国民健康保険の保険証の発行や給付に関する業務をしています。

 

ー公務員になろうと思ったきっかけを教えてください

 

佐藤:中学生の頃から、母に「公務員に向いてるんじゃない?」とよく言われていたこともあり、なんとなくですが、公務員という職業についてずっと意識をしていました。

大学に入ってからは、地域に貢献できる仕事がしたいという思いが強くなり、授業で募集のあった地域の町内会活動などのボランティアに参加しました。そこで地域の方々と直接関わる中でやりがいを感じ、公務員を志望することに決めました。

 

ー「向いている」と言われていたのはどういった理由だったのですか?

 

佐藤:あまり深い意味はなかったと思うのですが、私がまじめな性格だったのと、安定した職業だからという理由だったのかもしれません (笑) 

ー民間への就職も考えていましたか?

 

佐藤:「人の生活に役立つ」という仕事はとても幅広く、インフラやガス系の民間企業で働くことも面白そうだなと考えていました。

ただ、民間企業、例えばガス会社に就職すると、どうしても仕事内容がガス関連に限定されてしまいます。

公務員の場合は、様々な業務を通して市民の方々の生活に関わり、貢献できる幅広さがあるという点に魅力を感じていました。また、私自身、地域の人と関わる仕事がしたいと思っていたので、公務員の立場から仕事を通じて地域に貢献していきたいと思い、最終的に公務員を選びました。

 

ー一関市役所を志望した理由を教えてください。

 

佐藤:私の母が一関市出身だったということもあり、幼い頃から縁のあるまちでした。おばあちゃんの家によく遊びに行き、周りの方々と交流する中で、人の繋がりが温かい素敵なまちだなと感じていました。

地元盛岡での就職ももちろん考えましたが、私の家は両親が転勤族だったため、幼い頃から県内を転々とするような生活をしており、新しい土地でいちから生活を始めることに抵抗がなく、むしろ知らない土地で挑戦することに魅力を感じていたため、一関市を受験してみようと思いました。

 

ー就職活動では、どのような対策をしていましたか

 

佐藤:公務員試験の対策としては、大学1年生の時から大学生協が主催する公務員試験対策講座を受講していました。就職活動全般としては、大学の就職キャリア支援や「ジョブカフェいわて」のサポートを活用しながら、面接対策や企業研究などに取り組んでいました。 

 

ー「ジョブカフェいわて」とは何でしょうか?

 

佐藤:「ジョブカフェいわて」とは、岩手県へのUターン・Iターン就職や、新卒者の就職支援などを行っている施設です。私は就職活動中にジョブカフェいわてのサポートを受け、民間企業のインターンシップに参加するなど、様々な経験を積むことができました。企業が公に募集していないインターンシップでも、間に入って調整してくれるなど、個人ではなかなかできないような支援をしていただけます。

 

就職活動中は、様々な人に相談したり、頼ったりすることがとても役立ったと思っています。ジョブカフェいわてや大学のキャリア支援の方、そして公務員試験対策講座の講師の方々など、多くの方からアドバイスやサポートをいただきました。自分一人で抱え込まずに、周りの人に頼ることで、より充実した就職活動ができたと感じています。

 

ー一関市の採用試験は、どのような雰囲気でしたか?

 

佐藤:試験会場に入った時はとても緊張していましたが、職員課の方が声をかけてくださり、励ましの言葉をいただいたことで緊張が和らぎました。

面接でも、面接官の方が優しく質問してくださったので、緊張しながらも自分の思いを素直に伝えることができました。面接後にも、他の職員の方から「お疲れ様でした」と声をかけていただくなど、とにかく温かい雰囲気の職場だと感じました。

 

ー入庁前、不安に思っていたことはありますか?

 

佐藤:事務職ということで、パソコンスキルが求められることに不安を感じていました。大学ではあまりパソコンを使う機会がなかったので、この点については入庁前にもっとしっかり勉強しておけばよかったと思っています。

また、公務員である以前に、社会人になるにあたってビジネスマナーや言葉遣いについても不安がありましたね。

 

ー現在の業務内容について教えてください

 

佐藤:国保年金課では、国民健康保険の保険証発行や給付に関する業務を行っています。市民の方や関係機関、医療機関からの電話対応や問い合わせ対応、システムへの入力作業なども行います。国保年金課では、窓口業務は基本的に業者に委託しているので、私は主に申請書の不備チェックや関係機関への問い合わせなど、内部作業が中心です。 

 

 ー入庁後、印象に残っているような業務はありますか?

 

佐藤:入庁して2、3ヶ月経った頃、保険証の更新作業の主担当を任されました。1年に1回行われるこの作業は、8月から翌年7月までが有効期限となっている全ての保険証を再発行する必要があり、膨大な量の作業をこなさなければなりませんでした。

当時の私はパソコン操作にも慣れておらず、処理をするために必須となるExcelなどもあまり使いこなせていなかったのですが、先輩方に教えていただきながら、なんとか無事に終えることができました。とても大変でしたが、今となっては貴重な経験だったと思っています。

 

ー1年目で大きな仕事を任されたのですね。ちなみに、業務以外で1年目だからこその苦労みたいなものはありましたか?

 

佐藤:一番苦労したのは電話対応ですね。市民の方からの電話なので、相手の言いたいことを正確に理解し、適切な対応をする必要があるのですが、最初はうまくコミュニケーションが取れず、噛み合わないこともありました。

また、フロア全体が静かな時間帯に電話がかかってくると、自分の対応が周りの人にも聞こえてしまうのですが、そもそも電話対応に慣れていなかったということもあり、自分の対応がおかしくないか、不安だったり恥ずかしかったりしたのを覚えています(笑)

ー働く中で、やりがいを感じるのはどんなときですか?

 

佐藤:入庁して間もない頃、私が担当した給付業務で、振込が完了した方から「ありがとうございます」と電話をいただきました。自分が行った仕事が人の役に立っていることを実感することができ、とても嬉しかったです。公務員としてのやりがいを感じた瞬間でしたね。

 

ーイメージしていた「公務員」と、実際に働いてみてギャップはありましたか?

 

佐藤:公務員といえば定時で帰れるというイメージを持っていましたが、実際は仕事の量が多く、毎日定時というわけにはいきません。先程の保険証の更新作業もそうですが、時期によっては残業が続くこともあります。

もちろん、カレンダー通りお休みすることができますし、福利厚生が整っているという点ではイメージしていた安定した働き方ができていますが、思っていたよりもやることが多く忙しいというのが正直な感想ですね。

 

ー働く環境として、一関市役所はいかがですか?

 

佐藤:採用試験で感じたイメージのとおりで、一関市役所は人の温かさを感じられる職場です。上司や先輩、そして他部署の方々も気軽に相談に乗ってくださいます。業務中も上司が気にかけて声をかけてくださり、仕事の進捗状況などを共有することもあります。

周りの方のサポートのおかげで、一年目であっても安心して仕事に取り組むことができていると思っています。

ー公務員となって約1年間、率直な感想を教えてください!

 

佐藤:正直な感想でいいですか?(笑)配属された課の仕事は思った以上に多く、内容も複雑で大変だと感じています。やらなければいけないこと、覚えなければいけないことが本当に多いです。

しかし、この約1年間を通して、入庁当初はできなかったことができるようになったり、仕事の進め方が少しずつ分かるようになってきました。まだまだ経験は浅いものの、成長しているという実感は湧いています。来年は、今年よりもさらに成長し、周囲に、そして地域に貢献できるように頑張りたいですね。

 

ー学生さんにメッセージをお願いします。

 

佐藤:今は転職があたりまえになりつつある時代ですが、「新卒」で就職するチャンスは一度きりです。自分が納得できるまで、様々な企業や団体を見て、後悔のない就職活動をしてください。その選択肢の一つとして、ぜひ一関市役所も受けていただけたら嬉しいです。 

入庁1~4年目職員 ※佐藤さんは右から2番目

 

ー本日はありがとうございました。

 

取材・文:パブリックコネクト編集部(2025年1月取材)

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